2012年滝納め 群馬県みどり市の滝たち
(小中大滝、柱戸の不動滝、般若の滝、塔の沢不動滝)



小中大滝
写真ではスケールが分かりづらいと思うが、
大迫力の滝だ。
ただし、見る時間は選んだほうがよさそう。
冬の午後は日陰になって、
木々のほうが目立ってしまう。
吊り橋を渡ってすぐ右手の観瀑台の
やや上から撮影。


大岩の上の観瀑台から撮影。
滝の上部がよく見える。



こちらは、吊り橋から見た滝つぼ。
上から下まで見通せる場所がついに無かった。




柱戸の不動滝
遊歩道の途中から見た、
この滝の一番美しい姿。
滝の上橋からもほぼ同じ感じで見えるが
やや遠い。



よく見ると、滝の上流にも
きれいな流れが見える。
遊歩道の先にある不動尊まで行ったら
その流れを見ることができたかもしれない。



不動尊がわまで歩いて行くと
滝の反対側の横顔が見られる。



こんなに落ち口から離れて
水が放射されている。




般若の滝
滝、というよりも岩盤がすごい。
この岩盤をパキっと割ってしまう
水の威力がすごい。



とりあえず大きさ比較。
滝の向かって右側に私がいる。
それほど大きな滝じゃありません。



見上げると、本当に細い隙間から
水がいきなり出て来る。



一応、滝壺もあるんですよ。
綺麗な水だった。




塔の沢不動滝
なんとも優美な分岐瀑。
落ち葉が紅葉だったらもっと絵になった。



大きさ比較。
というか、撮影位置。
滝つぼを隔てて左岸の岩の上から撮影。



滝の下流にも段差がある。


滝つぼ。
底のほうに白い岩があるらしく、
神秘的な色に見えた。



見えづらいだろうが、
遊歩道の杉林をぬけてすぐに見える滝。
手前の杉の木がものすごく邪魔。
この位置からだと、
上段がよく見える。
上段にもきれいな滝つぼがあり、
下段は、滝下に着いてから見るよりも
落差があるように見える。

2012/12/23 小中大滝(96M) 柱戸の不動滝(26M) 般若の滝(約10M) 塔の沢不動滝(約15M) 群馬県みどり市

2012年の冬はあっという間に来た。長い夏が終わって、秋が駆け抜けて行って、心の準備もないままに12月の初めにどわっと雪が積もった。さすがに根雪にはならなかったものの、準備のないままの積雪に慌てふためいて12月も走り去ろうとしていた。
その12月も終わろうとしている三連休、はたと気がつくと、今月は滝を見ていない。もとより、積雪してしまっては新潟県の滝はほとんどがアウトである。ええー、このままなんだかモヤモヤしたままで2012年の滝めぐりを終了してしまうのか?
それはイヤだなぁ、ということで、天気予報を調べて、近隣で天候のよさそうな関東の滝を見に行くことにした。
とはいえ、それほど遠くに行けるわけではない。せいぜい群馬かな〜。群馬で行っていない滝となると、どこだろう。
そうだ、小中大滝。
この滝は、以前行くつもりになって調べたら、林道が工事中で計画を中止しなくてはならなくなってしまい、それ以来行く機会のない滝だった。
小中大滝をメインにして、その周辺の滝に行こうじゃないか。
と、安易に決定。
だが、小中大滝のあるみどり市というのは、実は日光のほうが近いという、群馬県の中でも栃木寄りの市で、新潟から行くとなるとけっこう遠いのだ。
そんなことはもはやどうでもよくなって、12月23日の朝、だらだらと起きて午前8時半頃に自宅を出発。ナビの案内するまま、北関東自動車道伊勢崎インターを下りた。県道73号を北上し、国道122号に合流。さらに北上してみどり市を目指す。
途中で群馬県の地図を広げて、あれ、もしかしたらものすごく遠回りしてるのかしらん、と思ったが、高速道路代を無視すれば前橋市の市街地を迂回した最速ルートかもしれない。
もう少しで草木ダムという所で左折。初めての滝で道に困るかと思いきや、しっかりと道路の端々に大滝と矢印があったのでほとんど迷わなかった。
国道を外れてからも、1キロごとに手書きの小さな看板で大滝○キロと書かれている。これは安心だ。
最初左手に川を見ながら進むが、その川がやたら道より下のほうになる。けっこう美しい渓流らしいが道からあまりにも下なのでよく見えない。
やがて橋を渡り、川が右側になる。
ぽつんぽつんとあった家がまったくなくなって、いよいよ林道っぽくなってきた。こんな所で対向車が来たらイヤだなあと思うくらい細く、曲がった道になる。
短いが照明のないトンネルをぬけると、右手の川のレベルがいきなり道と同じくらいになって、公園のような場所が現れた。
ここが小中大滝だ。
駐車スペースがあり、そこから橋を渡るとあずまやがある。
ちょうど正午前だったので、さっさと昼食を済ませることにした。
    
駐車スペースから源太橋を渡ってあずまやへ。
あずまやと見えたのは、バーベキューができる場所だったらしく、炭火がおこせるような場所がある。それをテーブルがわりにして、昼食。気温は低かったが、日差しが暖かくて気持ちよかった。
さすがにクリスマスの三連休、人はまったくいないし、自動車の気配すらない。
ゆっくりお昼を食べて、ゆっくり小中大滝の展望台に行くことにする。
サラサラと流れる小川を渡る橋には「源太橋」という名前がつけられていて、伝承が書かれてある。
いわく「住民を苦しめていた源太という和尚が弘法大師に戒められて、お経を唱えながら亡くなってしまったので、弘法大師が亡くなった岩に袈裟をかけてあげたら白蛇となって大滝に棲みつき、住民を守ってあげている」
どこにでも出没するな、弘法大師。などと話しながら橋のすぐそばにある遊歩道を登って行く。
    
遊歩道をちょっと登ってトンネルになる。
斜面を少し登るとトンネルになり、そこからのぞく光景がちょっと異様だった。
先が無いじゃないか〜。
トンネルをぬけると、噂に聞く階段吊り橋のけさかけ橋が出現した。
ほぼジェットコースターの下りだな。
トンネルの出口での第一印象だ。
この日は暖かで凍結していなかったので大丈夫だったが、もし凍結していたらさぞ怖いことになっていただろう。
    
どひゃ〜、ジェットコースター。

    
右は観瀑スペースから振り返った吊り橋。
吊り橋ではあるが、思っていたほど揺れない。ストトトトンと下って行ける。
途中で階段ではなくなるのだが、そのあたりで右手に大滝が見えるようになる。
ああ、見事に日陰。
この時期大滝を見るとしたら、午前中も早いうちがいいらしい。正午過ぎの我々は滝は日陰、手前の木々に日光という最悪のコントラストになってしまった。
橋を渡るとすぐに滝見台のような張り出しがある。
そこまで行くと、あららららららら、木々の枝ばっかり見えて滝が隠されてしまっている。今でもこんな感じなんだから、葉っぱがある頃だと、この滝見スペースからは滝はほぼ見えないんじゃなかろうか。
人がいないのをいいことに、鎖の手すりから少し出て、さらに少し上まで登って滝を見てみるとなんとか見えた。
  
いけない大人の図。観瀑スペースはこの少し下になる。
どうもたくさんの人がそうしているらしく、踏み跡がしっかりついていた。
ただ、崖なので、危険であることに間違いはない。
そんな危険なマネはしなくても、吊り橋からまっすぐに進むほうに行くと一段上の滝見スペースに出ることができる。
大きな岩の上にてすりをつけて滝見台にしたもので、そこからなら遮るものもなく滝を見ることができるのだ。
    
左、わかりづらいかなぁ、岩の上に設けられた観瀑台。右、こんなふうにシマシマの入った岩だった。
ただし、全貌というわけにはいかない。
手前の木々が邪魔して、滝壺までは見えないのだ。
滝つぼを見たい場合は吊り橋の上から見るしかない。吊り橋の上からだと滝の上のほうが見えなかったりする。うーむ、ストレス。
どこかいいポジションがないものかと、吊り橋の滝とは反対側の斜面についていた仕事道みたいな道を進んでみたが、吊り橋ごしの滝はほとんど見えない。しかも途中で立ち入り禁止になっているし。
あとで吊り橋の上からその道のほうを見てみたら、どうも吊り橋ができる前の遊歩道のあとらしく、ハシゴなどの残骸が見て取れた。吊り橋ができる前はかなり高い場所まで登って急激に下ってこなければならなかったらしい。吊り橋できててよかったなぁ。
  
帰りの吊り橋。見上げると青空。
帰り道の吊り橋は階段を上ることになるのだが、昔の遊歩道に比べたらずっとマシだ。多少息をきらせながら駐車スペースに戻ると、あらまあ、物好きが。自動車が1台止まっていて、降りて来たご婦人が我々のナンバーを見てわざわざ新潟から、と、とても驚いていた。いや、どこから来ていようが、この季節にこの林道を通ってこの滝に来るだけで物好きですってば。
さて、この時点で実は我々は小中大滝の水源はどこなんだろう、と、実にトンチンカンな疑問を抱いていた。
よもや駐車スペースから渡った橋の下を流れていたサラサラした小川が林道のトンネルの向こう側でストーンと落っこちて滝になっているとは想像もしていなかったのである。
ところが、この物好きのお父さんのほうが「すごい音ですね〜」と言ってきたので、音なんかこの場所でしないじゃん、と思った。尾根をひとつ越えた向こう側に滝があるから、音はしないのだ。
が、疑問が生じた。音、したのかも。
つまり、林道のトンネルの向こう側である。
トンネルを超えると、川はストーンとかなり下の方を流れる。その落差こそ小中大滝の落差なのだ。
気をつけてみてみたら、林道から滝の落ち口も見えたし、行くときには気がつきもしなかった赤い階段吊り橋のけさかけ橋もよく見えた。
疑問がとけて、よかったよかった。


さて、次の滝は草木ダムのすぐそばにある不動滝である。
このあたりには不動滝がやたらたくさんあるので、地名などで区別しているらしいが、我々が次に向かうのは柱戸の不動滝だ。
地図にも載っているし、道の観光案内の矢印もしっかりしている。特に童謡ふるさと館というものすごくはっきりした目標物もあるので、迷うことなく行ける。
童謡ふるさと館を通り越して、さらに進むと小さいがしっかりと不動滝、と案内が出ている。
どこかな、見落とさないかな、と思っていると、滝の上橋という橋になり、渡ると右手に駐車スペースがあった。手書きの案内看板があって、遊歩道が伸びているのがわかる。
  
手書きの案内図。
遊歩道に入る前に、道案内のために滝の上橋の写真を撮ろうと橋まで行ってみたら、あらまあ、橋から見事に滝が見えるじゃないですか。ほぼ丸ごと見える。
遊歩道まで行く必要もないくらいきれいさっぱり見えている。
だけど、せっかく遊歩道が伸びていることだし、滝好きが滝の近くに行かずにどうしよう。ということで歩き出した。
ピッチがやたらに細かい階段でけっこう下る。階段の途中から滝が見えていて、滝に向かって下りて行く感じだ。
  
遊歩道の階段はピッチがものすごく細かい。
平らになって、少し歩くと、滝の前に滝見台が張り出していた。
先に着いたダンナが滝見台で写真を撮っているので大きさ比較として撮影しようとしたら、あっさりと滝見台から離れてしまった。
あれれ、と思って私も滝見台に行ってみて、その理由が分かった。
おもしろくない。
なんと、滝の真正面の滝見台であるために、滝の表情が見事に打ち消されているのだ。ただストンと落ちている直瀑でしかない。いや、まあ、直瀑は直瀑なりの魅力はもちろんあるのだが、橋から見た姿からすると、本当に面白くない滝になってしまっているのである。
落ち口から岩盤を離れて放物線を描いて落ちている水の勢い良さがまったく感じられない。
今までいろいろな滝見台に乗って滝を見てきたが、これほど失敗の滝見台はないだろうなぁと感じてしまった。
    
  
で、これがおもしろくない滝の正面の姿。滝見台は右写真のようになっている。
せっかくなので、滝見台から不動神社方面に向かって遊歩道を歩いてみた。
今度は橋から反対側の滝の横顔を見ることができた。ここまで来て、やっぱりこの柱戸の不動滝は横から見るのが一番綺麗なんだ、と痛感する。
あずまやまで歩いて行ったら滝の上流が見れただろうが、ダンナが先に自動車に戻っていたので、それはやめておいた。


次に向かうのは、塔の沢不動滝と般若の滝だ。
この2つの滝は袈裟丸山の登山口近くにある滝で、本当についでに見られればいいよね、くらいの気持ちの滝だった。
袈裟丸山の登山口、というよりは、史跡である「寝釈迦」に行く入り口といったほうがみどり市としては通りがいいようで、道案内も「寝釈迦」になっている。
我々は「寝釈迦」までは行かなかったが、市のHPによれば、巨大な横たわった磨崖仏らしい。
国道122号線で日光に向かって走った行く場合、草木ダムを通り過ぎて少しすると、左手に緑色の看板に「寝釈迦」と書かれているので、その通りに左折する。あとは道なり。時々「寝釈迦」と案内があるので、ものすごく細い林道でも心細くならない。
途中、左手に公衆トイレ右手に西区林業従業員休憩所という建物がある場所があり、黄色い看板で塔の沢不動滝遊歩道と書かれた案内看板のある場所がある。
    
左、公衆トイレ。使えました。右、案内図。
ここが塔ノ沢不動滝の入り口だが、我々は先に塔ノ沢登山口近くにある般若の滝に行くことにした。
塔の沢不動滝からほんの少し先に進むと道が二手に分かれているので、「寝釈迦」の案内どおりに右側の道を選ぶ。こっちのほうがちょっと細いので心細くなるが、とかく右。
やや走ると、曲がりくねった道の途中にけっこう目立つ看板が立っている。左に行けば般若の滝、先に進めば塔ノ沢登山口。
    
般若の滝の入り口の看板。
道の途中なので、駐車スペースが無い。さらに登って行くと、右手に広い場所があるのでそこに駐車できる。
さらに先に進めば左手に2か所広いスペース、さらにその先には塔ノ沢登山口の駐車スペースがある。登山のシーズンにはこれらがいっぱいになるのかもしれないが、今は1台もなかった。
実は塔ノ沢登山口の近くにももう一つ不動滝があるらしいのだが、あちこち探してみたがみつけることができなかった。
仕方がないので、確実にわかっている般若の滝に行く。一番近い駐車できる場所に自動車をとめて、看板の矢印どおりに進んだ。
いや、入り口ってば・・・。
滝は見えている。
しかし、別段道があるワケでもなく、自分で勝手に行きたまえよ。といった感じである。つまり、ここから滝に行ってもいいけど道はないよ、という入り口だ。
道からいきなり突き放されて、仕方がないので岩ゴロゴロ、流木バタバタの河原を滝目指して歩いた。ま、こういうのは結構慣れているので困らないけれども。
  
石ごろごろの小川を勝手に滝まで進め、ということらしい。
般若の滝は岩盤をパキっと割った場所から漏れて出ているようなユニークな滝だった。
滝そのものよりも岩盤と一緒になってはじめて成立するような滝だ。
ただ、流木がかなり落ち込んでいて、荒れた印象が強かった。


最後に訪れたのは塔の沢不動滝。
実は見た感じでいえば小中大滝よりもこの滝のほうが綺麗だった。
迫力や落差で言えば、もちろん小中大滝なのだが、分岐の加減がなんともいえず優美な滝なのだ。
般若の滝から林道を戻って行く途中に左側の上のほうに地味な鳥居が見えた。鳥居ってことは、なにかを祀っているのだから滝があるかもね、と言ってよく見ていたら、木々の間から幅広の滑滝のような白い流れが見えた。
あ、滝がある、と言っている間に塔の沢不動滝の案内看板の分岐に着いてしまったので、木々の間から垣間見えたのが塔ノ沢不動滝だったのだと分かった。
看板の前、というか林業従業員休憩所の前に自動車を止めて、遊歩道を歩きだす。
    
杉の落ち葉で敷き詰められた遊歩道。
最初杉の林の中をゆるやかに歩いて行く。やがて視界が開けた。滝が見える。
おお、思っていたよりもかなり落差のある立派な滝だぞ。
惜しいことに滝のちょうど真ん前に杉の木が1本あって、それが滝を覆い隠してしまっている。あの杉はいらない。林業関係者、なんとかしてください。
立派な滝にわくわくしながら遊歩道を進み、川と同じくらいに下って行くと、あれ、さっき見た感じと滝の表情が違うぞ。
なんか、落差が感じられず、幅が広くなって見える。
  
杉林が途切れると下り、河原に出る。
さらに近くになると、杉林を抜けたあたりで見た滝とはまったく別の滝みたいになってしまった。
上から見た感じと下から見た感じがこんなに違う滝も珍しいかも。
遊歩道は滝の右岸を進んでいるが、この滝を見るためには滝の左岸に行ったほうがいいだろう、というのが私とダンナの共通の見解だった。川を渡りやすそうな場所を選んで渡り、落ち葉なんだか岩なんだか土なんだかワケのわからない斜面を登って行く。
すると滝の左岸がわの正面に出ることができた。
綺麗な滝だなぁ。
近づいてしまったら、上段はまったく見えなくなってしまったのだが、それでも綺麗な滝という印象が強い。
落ち葉の積もった岩盤を白い流れがするすると落ちて行く。それが大きく2つに分かれているのだが、どちらも個性的な文様を描いているようだ。透き通った滝つぼの底にはどうやら白い岩があるようで、それがなお滝を神秘的に見せている。
よく見ると、遊歩道の先はたぶんあの鳥居のあたりに通じているのだろう。お地蔵さんがあるらしく、赤い布が見えた。
我々は滝が目的なので、遊歩道を先まで歩くことはせずに、滝を撮影し終えたら来た道を戻った。
もう一度杉の林のあたりで滝を振り返ってみたが、本当に大きな滝に見えるのだ。もしかしたら、鳥居のあたりからなら、上の段がよく見えたかもしれないが、戻ることはしなかった。

午後3時を回って、冬の日差しはかなり傾いてきていた。ここで今年の滝めぐりを終了しよう。思いのほか素晴らしい滝ばかりで、充実した滝納めができたぞ。これで2012年の滝めぐりもいい思い出ばかりになった。
関越道を新潟にむかって関越トンネルをくぐると、予想していたよりは少ない雪の量だった。が、地元に戻るにしたがって降雪量が増えて、しまいに吹雪になってしまった。ああ、冬の新潟に戻って来た。
あとわずかな2012年が無事に過ぎて、よい年を迎えられますように。
交通
  小中大滝  最寄ICは、北関東自動車道伊勢崎IC。ただし、新潟から向かうとしたら、関越自動車道の沼田や赤城から向かうルートもあるので、季節に応じて選ぶとよい。
伊勢崎ICを下りたら県道73号で北上し、国道122号に入る。さらに北上、日光方面に進む。道の駅「くろほね」を過ぎて、もうちょっとで草木ダム、という所で小中という信号になる。ここに大滝と観光案内もあるので、その矢印に従って左折。
あとは道の端々に小さいが大滝まであと○キロという道しるべがあるので、心配せずに進めば小中大滝に着く。
ただし、道はすれ違いが困難な細い箇所もあり曲がりくねっているので、運転には注意が必要。
駐車スペースから橋を渡り、遊歩道をやや登って、階段吊り橋を渡れば小中大滝だ。

  柱戸の不動滝  国道122号、草木ダムの手前神戸駅に向かう道が右にある。信号のすぐそばに「童謡ふるさと館」と大きな看板があるので間違わない。ここを右折して下って行く。童謡ふるさと館をすぎて、道なりに左にカーブした先に「滝の上」橋がある。これを渡ってすぐ右に駐車スペースがある。
駐車したら、橋の中ほどまで行って川を見れば、柱戸の不動滝がよく見える。滝見台方向に下らずに、遊歩道を不動尊側に歩いて行くと、滝を右から左までぐるりと見ることができる。

  塔の沢不動滝  国道122号、草木ダムを通り越し、左手を注意していると、緑色に白い文字で「寝釈迦」「袈裟丸山登山口」と書かれた看板がある。その通りに左折。あとは「寝釈迦」の案内の通りに林道を進んで行く。道はかなり細くなるので、注意すること。民家が見当たらなくなってしばらくすると、左側に公衆トイレ、右側に林業関係の建物のある場所に出る。本文中の写真の通りの案内看板もある。5分強で滝前に出るが、滝の左岸に渡るには飛び石で川を渡り、岩だか落ち葉だかわからない斜面をよじ登る必要がある。
遊歩道をそのまま進んで行けば、たぶん林道沿いの鳥居の場所まで出るだろう。

  般若の滝  塔の沢不動滝から少しだけ先に進み、「寝釈迦」の案内通りに二股の道を右に進む。細い道をしばらく走ると、本文中の写真の通りの入り口の看板がある。駐車スペースは看板の場所にはないが、少し登ると広い場所がある。さらに登ると袈裟丸山の塔の沢登山口だ。
道からすでに滝は見えるが、滝前までは岩ゴロゴロ流木バタバタの場所を選んで進まなければならない。



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