んがお工房の桜めぐり
2013年新潟の桜B
昨年探しに行ってみつけられなかった桜がある。 阿賀町の夫婦桜である。行けば分かると思っていたが、これがさっぱり分からなかったのである。 今年はあれこれ調べて、咲き具合まで役場に問い合わせて、かなり力を入れて見に行く準備をした。ぜったいに見てやるぞ、夫婦桜。 |
黒岩の夫婦桜 樹齢も品種も不明。 たぶん、エドヒガン桜じゃないかと思う。 田んぼを挟んで撮影すると、 背景が雪山になる。 2本並んでいるので、 角度によってはとてもふっくらとして見える。 県道から見上げる方向。 小路に入ってすぐにちゃんと「夫婦桜」と 看板が出ている。 ここから階段で桜の足元まで行ける。 自動車は道なりにぐるっと田んぼを回り込んで、 右の桜のとなりあたりまで行ける。 桜の咲く頃は、まだ奥阿賀の山は雪だ。 |
4月28日 GW前半のお天気はあまり芳しくなかった。 この日もなんとなく曇りがち。だんだん晴れてくるはずなのでとにかく出発する。 国道49号で阿賀町に入るが、途中で今までと違ったことになっていた。 新しくトンネルができていて、黒岩地区に行く道がわけがわからなくなっていたのだ。 トンネルをくぐってしまって行きすぎたことに気がついて戻る。 実はしっかりと案内版が出ていたのだが、新しいトンネルに気をとられて気がつかなかったのだ。 とにかく、黒岩地区に入ったが、桜は? 今回はすぐに分かった。 というのも、桜がしっかり咲いていたからである。 黒岩にはいってすぐ、道路より一段高い場所に2本桜が並んでいるのが目に入った。 以前はそれがわからずに道路のままに進んでウロウロしてついにみつけられなかったのだ。 ピンクの2本の木に向かって高い場所に登る細い道に自動車を入れる。 桜の木の下まで坂道が続いていて、そのまま田んぼをぐるっと一周回ってなにやら住宅地のような場所まで行けるようになっていた。 そこまで行けば十分に駐車できそうだった。 何軒か並んでいる住宅には公営住宅という表札がかかっていた。 住民に迷惑にならないような場所に自動車をとめて、桜を見る。 2本並んでいる桜の前にはちょうどいい大きさの田んぼが広がっていて、田んぼを挟んだ桜を見ることができたり、残雪のある山を背景にした桜を見ることができたりする。 ちょうどこれから田植えの準備らしく、田んぼにはまだ水を張っていなかったが、年によっては桜の開花と水を張る時期が重なるかもしれない。 桜の足元には小さな祠があり、農作業をしている人たちを見守っているような感じだった。 |
実は田んぼを挟んで桜を見ると、どうしてもグラウンドの夜間照明らしいものがバックに入ってしまう。それを避けるために、あっちにウロウロこっちにウロウロして、農作業の人からしたらけっこう邪魔だったかもしれない。 我々と似たような情報を得た人が数人、撮影に来ていて、黒岩の夫婦桜も桜スポットになった感じだった。 |