玉垂れの滝、唐沢の滝2014年初秋(池の平湿原) 





玉垂れの滝
湧水の滝らしく、苔の緑が綺麗だ。


苔から綺麗に流れおちる水。


大きさ比較その1。
滝の中ほどの高さに私が立っている。



大きさ比較その2。
左岸の向こう側にダンナがいるのが
わかるかしらん。
滝が小さく見えるなぁ。



大きさ比較その3。
写真の右上角にダンナが写っている。
滝つぼとの比較です。



で、これが上から二番目の写真の位置から
撮影した滝つぼ。



滝の上を見てみると、苔むした岩に
トリカブトらしい花が咲いていた。





唐沢の滝
上流の方の太陽の光が綺麗だ。
その分、滝が暗くなってしまった。


実は河原でカメラマンが撮影中だった。
2014/9/14  玉垂れの滝(7M)  群馬県嬬恋村
           唐沢の滝(15M)   長野県上田市

2014年9月、なんだか2年前の9月と同じ状況になっていた。
8月にひいた夏風邪が長引いて、どうにも体調が思わしくない。
ついでに言えば、夏の天候も思わしくなく、なんとなーく見たい花も見逃していた。
そうなると、我が家の場合、行く場所は一つである。長野県の湯の丸高原だ。ここなら池の平湿原に行けば高山の湿原の花が見られる。あわよくば、富士山だって拝めるのである。
富士山、いいなぁ、富士山。見たいなぁ。
首尾よく当日の長野の空は晴れて、秋の気持ちのいい空気になった。いや、残暑のほとんどなかったこの年の初秋に、珍しくちょっと暑いくらいの気温になって高原の涼しさは心地よかった。
この日は富士山が見たいという欲求があったので、池の平湿原の駐車場から登ることができる東篭の登山まで行くことにしていたので、まず目的地まで直行だ。
午前10時を少しまわってから駐車場に到着。午前11時少し前には山頂に到着していた。体力も気力も減少している風邪ひきなので、この先の西篭の登山には行かずに、早めの昼食にする。
しかし、期待していた富士山はなんとその方向のみ雲がもくもくと湧いていて、まったく見ることができなかった。残念だったらありゃしない。富士山、見たかったなぁ。新潟からは遠いもんなぁ。
それにつけても、この日の篭の登山は子供の日の特別デーみたいにたくさん子供がいた。しかも、未就学児ばかりだ。家族三代で登って来ているようなファミリーで山頂は賑わっていた。
昼食後、下山して山頂からまるで箱庭のように見えた池の平湿原を散策。
夏の花の終わりと秋の花をまとめてみることができた。
  
  
山頂から湯の丸山方面。青空が綺麗。
    
  なのに、反対側の池の平湿原方面は雲の中。  右はイワインチン。
    
  右、ヤマラッキョウ。
      
  今年もマツムシソウを見ることができた。
      
  キキョウはたくさん咲いていた。夏の高山蝶はそろそろ終わり。
    
  ヤナギランは秋になると葉っぱが赤くなるんだね。
さて、せっかくここまで来たのだから、近くの滝にも立ち寄ってみよう。
今回は軽くとはいえ登山したので、あちこち滝をめぐる時間がない。道路沿いの滝を2つ選んで立ち寄った。
まずは玉垂れの滝。2年前にも来ているのだが、実はきれいにどんな滝か忘れてしまっていた。
お昼を食べたあずまやはよく覚えていたんだけど。
東篭の登山の山頂でみかけた幼児のいる家族連れもこの滝に立ち寄っていた。湯の丸高原観光のコースなのかもね。
家族連れとすれ違いで滝前まで行くことになった。
あれれれ、滝に行く階段や木道、傾いたり抜けたりしているぞ。2年前はそんなことなかったと思うけど。滝の遊歩道って、なかなか整備されないもんなんだな。
    
  崩れかけた遊歩道の木道。ちょっと危ない。
家族連れが去ったので、滝前は貸切になり、存分に見ることができた。そうだった、この滝は湧水の滝だった。前と同じ場所まで登って撮影する。地味だけど、けっこう楽しめる滝だ。
その分、遊歩道の崩れ方がちょっと残念だった。事故のないように修復してくれるといいんだが。
玉垂れの滝を出て、菅平高原に向かう。
高原の少し手前の唐沢の滝は、ガッツリ写真撮影したいらしい人が三脚を構えていた。あまり邪魔するのも申し訳ないので、さっくりと見て終わる。午後の滝は、それほど遅い時間でもないのに日陰になって、寒いくらいに感じられた。この季節は、ツリフネソウが滝の風に揺れていた。
交通
  唐沢の滝  最寄ICは、上信越道長野須坂IC、もしくは、上田菅平IC。我々は新潟からだったので、長野須坂ICを利用して、菅平高原から国道406号を南下する形で行った。そっちから行くと見落としやすい。
上田菅平ICから国道144号で菅平高原を目指す。国道406号入り、右手に菅平ダムを通り越して、やや走ると、右側に看板が出ているのでわかりやすい。
自動車は路駐、もしくは看板の向かい側にある空地。
滝は道路からもすぐ見える。徒歩2分で滝前。
  玉垂れの滝  最寄ICは、上信越道上田菅平IC。
上田菅平ICから国道144号で菅平高原を目指す。菅平口という交差点で鳥居峠、嬬恋村方面に進む。嬬恋村に入り、田代交差点で県道94号に入り、湯の丸高原を目指す。
長野県に入る手前、左側に看板が出ているのですぐにわかる。



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