んがお工房の桜めぐり


2017年桜追い番外
惨敗の母娘旅

えーと、このページはオマケです。
ほぼ見栄えのする桜はありません。
でも、せっかく行ったんだから、一応ページに残しておこうと思いまして。
ざっと読み流してください。、



三春滝桜
ったって、つぼみ状態では人出もこんなもん。
出店はたくさん出ていて
にぎわっていた。


一輪、二輪は咲いていたのよ。


紅地蔵枝垂桜
真冬の姿ですな。


合戦場の桜
こちらもつぼみ固し。


石部桜
ほんのりピンクなのがわかるかな〜。






日中線枝垂桜並木
リベンジの4月29日です。
満開の上に青空。
よかったよかった。


ここには芝桜も咲くんだね。


綺麗に咲いていてくれました。

4月15日
昨年末に父を亡くして、半年以上になる介護生活からようやく母が解放された。伴侶を亡くした母を慰めるのと母の苦労をねぎらうのとで、姉とともに桜を見る旅行を計画し始めたのが2月。
いや、まあ、世間さまからすれば、夫や父を亡くして半年もたたないのに旅行とは不謹慎な、ということになるだろうが、そこは勘弁してもらいたい。
で、2月の段階では桜は早いんじゃないか、と思っていた。私の住むあたりの雪が少なかったというのがそもそもの判断基準だったのだが、実はこの年は山間部や北では例年にない豪雪だったのである。むちゃくちゃな判断ミスをしてしまっていた。
母に見せたい桜は何かといえば、桜フリークの私の第一位は実は喜多方市のしだれ桜並木なのだ。あれなら母も喜んでくれるんじゃないかな。
姉に伝えたところ、ではその桜を軸にツアーを探そうということになった。
さて、埼玉に住むこの姉、自動車酔いが激しい。
バスツアーも長距離は無理と言う。
本来、喜多方であれば、新潟からそんなに自動車に乗らなくても行くことができるし、新潟の旅行社からもたくさんのツアーがある。が、新幹線とバスの乗り継ぎなんて、胃が裏っかえってしまう。
では、電車のツアーはどうだろう。
今度は母だ。母は足が悪い。しかも、家で転んで腰を痛めてしまった。ほぼ歩けないと言ってもいい。つまり、ホームの登り下りのある駅は無理。
自動車酔いする姉と歩けない母。どーすりゃいいのよ。
結局一番わがままな姉が納得いくツアーを姉に予約させたら、大宮発の新幹線で郡山まで行くバスツアーになりましたとさ。
はっきり言って信じられない選択である。が、三春の滝桜もコースに入っていることから、姉にしてみれば、新潟からより大宮からのほうがずっと近いという判断になったらしかった。
ま、いい。文句言っても仕方ない。
日にちは4月15,16日。昨年の開花状況から考えると、三春の滝桜にちょうどいい感じだった。
が、しかし、昨年はものすごく桜の開花の早い年だったのだ。
つまり、今年は・・・。

足の悪い母を引っ張って新幹線で大宮入りして、姉と合流。新幹線に乗り込んで郡山に。そこからバスに乗って三春滝桜へ。
いや〜、道路もスカスカで予定通り滝桜に到着したけど、桜、まったく咲いてませんでした。なんとなーくピンクだったけどね。
続いて紅枝垂地蔵桜。いや、予想できますよ。もう蕾さえできていない枝だけの状態だった。母なんかもう、バスから降りたがらなかったし。
二本松市内に入って、ここはきれいに咲いているかな、という二本松城跡に。ところが大雨。もう、悲惨ですぅ。
泊まったホテルがものすごく大きなホテルで、お風呂もバイキングの食事も豪華でよかったのが救いだ。
高層階に部屋があったので、翌日の晴天の空のもとの磐梯山もきれいに見えた。

  
  
二本松城址の駐車場が一番咲いていたな〜。

  
  
ホテルの窓より。右端に見えるのが磐梯山。いい眺めだった。

  
  
大内宿。珍しい茅葺屋根の葺き替え作業中。

  
  
塔のへつり。母は歩くの拒否で見てません〜。

晴れてよかったね、と二日目の最初の行程は、私が母に見せたかった喜多方のしだれ桜並木。
はい、ここもつぼみ堅い状態。
石部桜。ちょっとつぼみがほころんだ状態。母、もう完全に歩くのを拒否。桜の木さえ見ていない。
鶴ヶ城はとてもよく晴れていて、つぼみの桜の下でお花見する人がたくさんいた。ここでおだんごなんかを食べて、ちょっと母のご機嫌も治る。
会津鉄道に乗って茅葺の駅舎で有名な湯野上温泉駅に行き、そこからバスで大内宿に行って、最後は塔のへつりで福島での行程は終了だ。母の疲労がここでピークになったので、あらかじめ私のダンナに塔のへつりまで迎えに来てくれと頼んでおいて、私と母は大宮まで戻らずに途中離脱した。ここからなら、新潟はだんぜん自家用車の方が近いし、母は自動車酔いしない。
姉と分かれて、母娘桜旅は終了したのだが、いや〜、ここまで見事に桜にフラれるとは思わなかった。
母と姉とは京都に桜を見に行ってここでもフラれたことがあるのだが、別の場所では満開の桜に出会えたツアーだったので、満足したものだ。今回ばかりは失敗だった。私の読みが完全に外れた。
とにかく、事前に予約しなくてはならないツアーは桜の満開に出会うのはほぼ宝くじのあたりを出すのと同じくらい難しいと痛感した。今度は姉がイヤがっても、乗用車のドライブにするぞ。そうすれば、その日に満開の場所を選ぶことができるもの。


と、いうことで
4月29日
喜多方のしだれ桜並木が満開の時を迎えた。わははは、二週間もあとじゃないの。
ちょうどゴールデンウィークである。
母をつれてリベンジのドライブに行った。
いや〜、きれいに咲いていてくれて、母もがんばって歩いてくれて、見せたかった桜を見せることができて、私としては大満足だった。

  
  
お昼は喜多方ラーメンを食しました。赤レンガさん。すごく美味しかった。

  
  
オプションで五泉市のチューリップ畑にも行ったけど、小雨になった。

それにつけても、今回の惨敗ツアー、桜めぐりには機動力と体力が絶対条件なのだとつくづく思った。
歩きたくない人と自動車酔いする人は満開の桜はよほどの運がないと見られませんぞぉ〜。

   


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