2021年滝初め
袋田の滝



袋田の滝
2022年の1月2日の凍り具合。
白く見えるところがほぼ氷。



一番下のトンネルの中からの滝。
まだ、こーんな感じの薄い氷だ。



上から2段目の観瀑台より。
おや、見る人が見れば、
ハートがあると分かるかな。



ハートのある場所なんですけどね。



上の滝つぼ。
芸術的な凍り具合だ。



吊り橋手前から。



吊り橋より。
手前の川がガッチガチに凍っている。

2021/1/2  袋田の滝(120M) 茨城県大子町

2022年がやって来た。
この年のお正月は、前々から寒波が到来すると予報されていて、我が新潟県では大雪や暴風雪に注意しろというあまり嬉しくないお天気のはずだった。
確かに群馬県境や長野県境の山沿いはかなり厳しい積雪になったようだが、実は平野部は大騒ぎしていたわりに肩透かしの雪の状況。
除雪する必要もなく、交通障害もない。
ならば、どこかよい所に滝初めにでかけようじゃないか。
この芳しくない天気予報をもたらした寒波は全国的なもので、各地で最低気温を記録している。となると、1月のはじめでも氷瀑が期待できるのではないか。
年の初めの氷瀑ときたら、我が家では袋田の滝か華厳の滝と決まっている。
今年は例年より結氷の可能性の高い袋田の滝に行こう。
年末、連日の氷点下でかなり凍った袋田の滝だが、元日がちょっと気温が緩んだ。
大子町観光協会によると、元日で3割の凍結具合だそうだ。
2日の朝は多少冷え込んだので、もう少し凍っているかも。
我が家から袋田の滝に行くには、色々ルートがあるが、一番降雪の影響のない磐越自動車道をチョイス。(雪の降り方によっては、一番やっかいな道にもなるので注意が必要だけど)磐越自動車道から東北道に出て、矢吹インターからあぶくま高原道路に入る。玉川ICで国道118号に乗り換え、ひたすら南下。これが長い。
あとは大子町に入ればちゃんと案内があるので、国道461号に左折して袋田の滝に向かう。
勝手知ったる袋田の滝。無料の町営駐車場に入れるつもりで自動車を進めていたら、いつもより手前に町営駐車場の看板が。
あれ、と思っていたら、第二の文字があった。
第二駐車場ができたのか。
でも、第一のほうが数百メートル滝に近い。
一応行ってみたら、やっぱり満車だった。ので、戻って第二駐車場に入れる。
かなり広い駐車場で、第一の3倍くらいとめられそうだ。真新しいトイレもある。
第一よりほんのちょっとしか遠くないので、こちらがあると分かれば駐車できるかな、という心配もいらないだろう。
我々は早めの10時半頃の到着だったので、第二駐車場に流れて来た自動車はまだ数台だったが、滝を見て戻って来たら、かなりたくさんの自動車で駐車スペースが埋められていた。

    
  
この青い看板が目印の第二駐車場。トイレの向かって左側がかなり広く作られている。

つらつらと歩いて、滝のトンネル入り口に到着。なになに、大子来人という催しがやっているらしい。
そういえば、以前来た時には、トンネル内のイルミネーションが点灯されていずにちょっと残念だったっけ。それが見られるのかしらん。

    
  
入り口の花壇。ここが一番きれいだった夏のコーナー。

    
  
秋と冬。あれ、春を撮り忘れている。

見ることができましたよ、大子来人。
予想していたよりかなり綺麗だった。春夏秋冬をライトで表していて、トンネルの壁に映る光がゆれて、とても幻想的だ。
トンネル利用料そのままで、これが見られたら、お得だわよ。
さて、滝だ。
エレベーターに乗る前に見る滝は、圧巻の迫力で迫って来る。
が、けっこう水が多くほとばしっていて、凍り具合はそれほど進んでないように見えた。
まだまだ完全結氷には遠いねぇ。
エレベーターに乗り込み、案内通りに一番上の観瀑台に行く。
おや、思った以上に一番上の段は凍っているぞ。
氷が薄いので、下の流れこそ見えるが、一番下の段よりは水の流れが見える場所が少ないようだ。
全体に見ると、うーん、5割かなぁ。
元日が3割だったというから、昨日からの冷え込みで多少進んだということか。
恋人の聖地を歌っている袋田の滝、上段の真ん中あたりにハートマークがあると宣伝していて、これがまたそれに乗っかった恋人たちがこぞって探しているのである。
中には全然別の場所にハートがあると言っている恋人たちもいる。
ちゃんと案内読もうね。
くだんのハートは、凍り具合がイマイチなのか、まったくハートになっていなかった。
エレベーターを下り、吊り橋で滝の横顔を見る。
おやまあ、滝の下流の蓮氷が楽しみだったのに、完全にガッチガチに凍ってしまっていて、蓮どころではない。白く凍っているものだから、ミルクみたいに見える。
今年はホントにアイスクライムできるくらい凍るんじゃないか、と予感させる風景だ。

さて、いつもであれば、長い長い階段を上って、生瀬の滝にもご挨拶するのだが、今回はこちらの山に登って登山はじめをする計画だ。
滝は袋田の滝のみで我慢。
帰り道、ちょっと早めの昼食の奥久慈シャモの親子丼を橋のあたりのお土産やさんで食べた。
なーんだ、ここで食べるなら、ここに駐車できたのにね。でも、早めだったから、すいていてすぐに食べられた。
エネルギーも補給できた。
よーし、登山するぞ。今年は奥久慈男体山だぞ。(登山のレポはこちら)

    
  
見上げれば絶対に登りたくなくなる階段。お昼の奥久慈シャモ親子丼。

交通
  袋田の滝  新潟から行く場合、一番近いICは、常磐自動車道高萩ICになると思うが、上記の我々の利用したあぷくま高原道路を使う手もある。東京方面からであれば東北自動車道那珂ICが一番分かりやすいと思う。こちらからだと、国道118号を北上すればイヤでも案内があるので、迷いようがない。どっちみち、一般道をとても長く走ることになる。
滝は大人一人300円のトンネルを通って鑑瀑台に行く。エレベーター代もふくまれている。


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