称名滝2022



称名滝
前に来たのが2019年。
一年に10センチ後退するので、
落ち口は30センチ後ろになっているはず。



これ、二段目がギリギリ見える場所で撮影。
実は階段の途中です。



で、これが二段目。
ちょぴっとしか見えない。



ネームプレートを入れて。



水は本当にきれいだ。
青く透き通っている。



落ち口の後退よりも、むしろ、
この一番下の流れの跳ねている場所のほうが
削られて無くなりそうだと思うけど。



青空が見えたんだけど、
空の青さに合わせると、
滝が暗くなってしまう。
晴天で称名滝を見るのにいい時間帯は
いつなんだろうなぁ。




おまけ。
アルペンルートのバスから見た称名滝。
もはやどの段が下から見えているのか
よく分からない。



バスは止まってから、ゆっくりと走って
車窓より写真撮影させてくれるが、
下車はできない。



こんな感じで見えますよ。
もしバスに乗る機会があるなら、
左手が窓になる側に座るといいです。



そうめん滝
これもややおまけ。
バスで室堂に行く途中に見える滝。
ここでもバスは徐行して撮影させてくれる。
でも、帰りには説明も無かったなぁ。
下るときには見えづらい位置なのかもしれない。
斜面をさらさら流れる滝で、
あまりにも景色が雄大すぎて、落差が分からない。
2022/9/18 称名滝(落差350M)  富山県立山町

称名滝には直前まで来る予定はなかった。
この日本一の落差の滝に来たのは、実は゛ついで゛なのである。
立山アルペンルートの富山県とその隣県の県民のみに適応されるお得なチケットの存在を知り、ぜひとも利用したいと思った。
(期間限定商品です。我々が利用したのは、立山駅から大観峰までの往復運賃が10500円のところ5500円になり、さらにアルペンルート内で利用できるクーポン2000円、富山おみやげクーポンが2000円:どちらも当日限り有効 がつくというとてもつなくお得なもの)
当初、雄山登山をするのにいい時間のチケットがなくて、諦めていたのだが、台風が近づき、直前キャンセルがあったのか、3日前になりこれなら登山できそうだというチケットが取れた。
首尾よく9月17日に雄山登山をして、立山駅近くの宿に宿泊。
ここまで来て称名滝さまにご挨拶しないで帰るわけにはいかないだろう、ということで翌朝に訪問したのだった。
なにせ立山駅の近くの宿である。
のんびり朝食を食べてから出かけても、午前8時ほんのちょっと前に称名滝前に来てしまった。
道路に有料道路のゲートのようなものがあり、そこに午前8時から通れると書いてある。
え、まだ8時になってないけど。
と思っていたら、ゲートの料金所に見える場所にいる係の人がしぐさで通っていいと言ってくれた。
そのまま称名滝の駐車スペースへ。
称名滝の見学に時間制限があるとは知らなかった。
ともあれ、ほぼ一番だと思って駐車スペースに行ったら、なんと一番近い場所はすでに満車。
あれ、前日から駐車でもしてるのかしらん。
あとあと考えたら、この駐車場に駐車して立山連峰の大日岳や弥陀ヶ原に登山する人がいるのだから、登山したい人は申告かなにかして早く来れるんじゃないだろうか。
意外にも登山支度の人たちが多く、その中にまじりながら完全に観光スタイルで滝を目指す。
いつもながらけっこうな角度の坂だ。
途中、サイクリングの外国人がオハヨウゴザイマス〜っと言って我々を追い越したので、「大変ですね」と言ったら「タイヘンデス」と返って来た。
その外国人は下の写真のここより遊歩道のゲート前にある湧き水で水を汲んで、そのままターンして戻って行ってしまった。
見てみたら、自転車の絵にバツマークがつけられている。
滝、見たことがあるのかなぁ。歩いてでも見て行ってほしかったなぁ。

      
  
駐車スペースから歩き出す。駐車場手前のゲートは午後6時で閉まると書いてある。
  自転車の外国人が引き返してしまったゲート。

    
  
落石注意の工事現場。出口と入り口にちゃんと警備の人がいて、どちらも「おはようございます」と挨拶してくれた。そのためか、観光で来た人たちもすれ違うたびにおはようございます、と挨拶。気持ちいい道になった。

    
  
称名滝まで700メートルのプレートは健在。大日岳への登山口。

    
  
滝の下流の水門が見えた。すでにここで滝の水しぶき。
  滝見台に続く石段の隙間にダイモンジソウが咲いている。

台風のフェーン現象のために、この標高でもかなり暑い日で、坂を歩くだけでひいひい言ってしまう。昨日の登山の疲労もあるし。
それでも花を見ながらゆっくりと歩き、滝前に行く。
滝前の橋のたもとが一番滝しぶきがすごくて、カメラも濡れそうな感じだ。
思ったより滝の水量が多い。
一番下の段は見事に跳ね上がっていて、勢いがすごい。
滝見台になっている場所では朝食を食べている人などがいて、早朝でも滝を楽しむ人たちがけっこういた。
我々も一番上の段まで行って、ここだと滝つぼが見えないね、とか、途中の石段から見て、ここからしか二段目は見えないね、などと滝をじっくり見る。
それからまた、花を探しながらゆっくりと駐車スペースに戻った。

    
  
タイリンヤマハッカ、ノコンギク。

    
  
あ、今頃タニウツギが咲いている。サラシナショウマ。

    
  
イタドリかしらん。赤いつぶつぶ。

    
  
キタキチョウ。ススキの季節だ。

    
  
サラシナショウマ、もっふもふ。ホタルブクロ。

  
  
タチアザミかなぁ。

駐車スペースに行く途中に、わきにそれる道がある。
称名平展望園地に行く道だ。
たしかこっちに行くと遠望で滝が見えたんじゃないかしら。
この後の予定もなかったので、そっちに向かって歩いて行った。
公園のようなベンチのある広場があり、本当にかなり遠くに滝の一部がちらっと見えた。
来た道を戻らずにぐるっと回ると、バスの駐車場にある「称名平休憩所」という施設の裏に出ることができる。
ここが施錠されていると戻らざるを得なくなるが、ちょうど扉が開いていたので、建物の中を通ってバスの駐車場に出ることができた。

    
  
展望園地から見えた滝の図。と、遠い。でも、滝がかなり斜めに落ちているのが分かる。

  
  
ぐるっと回って、休憩所の裏に出る。

ここからすぐそばが我々の駐車した場所なので、問題なく戻ることができる。
かなりゆっくり歩いて花を撮影しつつだったが、1時間半もかからずに戻って来た。
あとは新潟に帰るだけである。
途中、道路標示に「岩室の滝」という案内があったので、立ち寄ってみようと自動車を走らせたが、直前の集落で道路が崩落したために岩室の滝には行けないというのが分かって、ちょっと時間のロスがあったが、午後も早くに帰宅。
フェーン現象でとてつもなく暑くなっている新潟で、家の掃除に励んで、すっかり日常に立ち戻った連休のなか日になった。

交通
  称名滝
北陸道立山ICを出ると、ちゃんと案内が出ているので、案内に従えば迷うことはない。
県道6号に出てひたすら立山を目指す。かなり走ると、右側にアルペンルートの入り口である立山駅があある。それを通り過ぎてさらに進む。
道が右に分けると、一般車通行止めの立山道路になるが、そっちには行かずに直進。終点が称名滝の駐車スペースである。
左右かなりの台数とめられる駐車場がある。駐車は無料。
滝はそこから徒歩で30分程度登った先にある。完全に舗装された道なので、サンダルでも大丈夫だ。
ただし、この歩道は、今は午前8時から午後5時までの時間しか通行できないので注意。



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