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大樽の滝





大樽の滝
見事な縦長の分岐瀑。
途中の岩盤に当たって流れ落ちる水流が
とても美しい。


我々は上から下って滝に近づいたので、
最初にこんな感じで見える。


これは滝前の橋から撮影。


落ち口。


近づいてみる。


おや、何やら白い花が咲いている。


最後に分岐して滝つぼへ。


滝つぼは比較的大きい。


滝が小さく見えるだろうので、
大きさ比較。
これでも大きさがわからないな。


赤丸の中にダンナが立ってます。
橋より撮影。


遊歩道で見た植物


これ、ユキモチソウなのよ。
四国でまた見られると思ってたけど、
今年はもう終了していて、
やっと小さいやつを発見した。


ニガナ?


ガクウツギ。


キンポウゲ。


コナスビ?

2023/5/5  大樽の滝(34M) 高知県越知町

予定よりもよいペースで雪輪の滝を見終えた我々、ナビの示す通りに大樽の滝を目指して自動車を走らせた。
一度松野町の国道381号に復帰して、今度は国道320号に入って北上する形だ。
途中、道の駅「日吉夢産地」に立ち寄り、お昼にすることに。
おお、巨大な女の鬼の像があるぞ。赤ちゃん抱いているぞ。

    
  
道の駅で美鬼の母発見。カレーはマイルドでした。

どうやら行きに見た道の駅の鬼の像と夫婦らしい。
ここの食堂でインドカレーを食しました。マイルドで美味。辛さは選べるそうなので、スパイシーなカレーを望むなら、ちょっと辛めにしたほうがよさそう。
ここから国道197号に乗り、ひたすら土佐湾を目指して進む。
実は、ナビは国道440号、もしくは439号を通って、山側から越知町に入るように指示していたが、私が拒否した。
ここは海まで出てから海側から越知町に入ったほうが絶対に安全だ。
ここでも昨年のトラウマが頭をよぎったわけである。
新庄川沿いに国道197号を走り、須崎市街に入る少し手前で県道315号に入る。市街で県道388号に乗って、国道494号に乗り換えて越知町入りした。
さて、ここで一つ問題がある。
実は大樽の滝へ向かう林道が工事のために通行止めであることが3日くらい前に判明した。
町のホームページの最初のページでは3月末までの工事、となっていたが、よくよく調べたら5月でもまだ通行止めのままらしいのだ。
その林道は600メートルくらいなので、徒歩でも行けるだろう、と現地まで行ってみることにしていたのである。
もし、行けない場合は・・・

ナビはしっかり大樽の滝の駐車場に向かう林道の入り口まで案内してくれた。
が、やっぱり林道の入り口にはバリケードが立てられている。
しかも、ものすごく丁寧に徒歩でも行っちゃダメと書かれているじゃないか。
GW中なので、工事もされていないとは思うが。
ここまで書かれていたら、さすがに強行するワケにもいかないだろう。

  

  工事中につき通り抜けできません、の上にわざわざ「歩行者も」と付け足してある。


  
こちらの看板にも車両も歩行者も通行止め、とある。

こんなにあっさり諦めるのには実は理由がある。
他のルートがあるのである。
3日前に青くなって調べまくって、実はちょっと上を走る林道の途中から、下って滝前に行く遊歩道があるのを探し当てたのだ。
ただ、駐車場のない場所らしくて、近くにとめる場所がなかったら、かなり遠距離歩く羽目になるかもしれない。
とにかく、その林道に行って、遊歩道の入り口を見つけるしかない。
いったん県道18号まで戻って、越知町民総合運動場あたりから「山室」集落へ向かう林道である。
かなり細くうねうねとした道なので注意が必要だ。急こう配で登って行く。
大樽の滝は右手になるので、遊歩道の入り口がないか、よくよく目を凝らしながら進んだ。
あった、あったぞ。
カーブミラーのそばにちゃんと大樽の滝と看板が出ている。
でも、そのカーブミラーのあたりには駐車スペースはない。
ここに来るまでの道のりでも駐車できそうな場所はなかった。
もう少し先に進んでみる。
50メートル登ったかな、2つくらいカーブの先が広くなっていた。
なんとか駐車できそうだ。
ちゃんと自動車が通行する道であるので、迷惑にならないようにミラーをふさがないように、極力端っこにとめて、歩き出すことにした。

  
林道の脇にギリギリとめる。

  

   これが入り口。滝まで350m階段下るとある。カーブミラーのナンバーは、10番。


予想に反して、道はかなり整備されていた。
つづら折りになって滝に向かって下って行くのだが、両側に植栽されたらしい樹木。
その一つ一つに樹木の名前の入ったプレートがつけられている。
学習林のようだ。
道もかなりなだらかな坂で、その分なんども折り返さなくてはならない。
しかし、ちゃんと手入れされているらしく、草ぼうぼうだったりは全くなかった。
植物を撮影しつつ10分強で滝前に到着できた。

    
  
整備された遊歩道。右は滝前の橋。

滝前にはちょっと下り気味に傾斜している木の坂を歩いて行く。
濡れていると滑るので要注意。
これぞ万人がイメージする滝、といった感じの滝が大きな滝つぼに向かって落ちている。
直瀑というよりはむしろ縦長の分岐瀑だ。
岩盤に当たっては分かれる水流が美しい。
滝前には橋がかけられていて、別の角度からの滝を楽しむことができる。

    
  
滝の前に出る坂が滑るのよ。
  右は下流から滝前に来る道だが、踏み跡さえない。


  橋の上から下流のほうを覗いてみたら、ベンチなどがあり休憩できるようになっいたが、長いこと林道の工事で使われていないのだろう、すっかり緑に覆われていた。
下流がわから橋までの道もまったく踏まれていない様子だった。
コロナも落ち着いたことだし、百選の滝は集客効果も多少はあるだろうので、できるだけ早めに工事を完了させてほしいものである。
滝を堪能し、来た道をひいひい言いながら登り、駐車した場所に戻りついたのは、14時53分。
あとは、宿に行って疲れを癒そう。

しかし、宿に行くには多少時間がある。
途中、浅尾沈下橋の文字が見えた。
おお、あれはアニメ映画「龍とそばかすの姫」の舞台のモデルになった場所じゃないか。
少し時間があるから立ち寄ってみることに。
今回の四国弾丸ドライブの滝以外の唯一の観光である。

  
 
 浅野沈下橋。仁淀川にはいくつか沈下橋があり、観光用の駐車場があるのは、たぶんここだけ。

  
  
振り返ると、四国らしい山並みと民家の風景が広がる。

沈下橋って、もっと小川みたいな小さな規模の川を渡る橋かと思っていたのだが、仁淀川本流にかかるかなり長い橋だったのには、びっくりした。
観光客のみなさんもけっこういましたよ。
寄り道してから、本日の宿土佐和紙工芸村クラウドへ。
道の駅っぽい地元の野菜を売っているお店と併設されている施設で、和紙をすく体験などができるらしい。
が、我々は宿泊のみでしたよ。

  
  
本日の宿クラウドさん。ものすごく美味しいコース料理をいただきました。

  
  
部屋の窓から見えた風景。仁淀川沿いの宿です。

翌朝は、とてもおいしい朝食をいただき、朝8時過ぎにホテルを出発。
高知自動車道、高松自動車道と乗り継ぎ、午前10時に瀬戸大橋にたどり着いた。
あとは来た道をそのまま帰路に利用して、午後7時30分には自宅に到着した。
土佐では小雨、四国のど真ん中の高知自動車道ではけっこう激しめの雨になったのに、瀬戸大橋は快晴。本州に渡っても晴れたり雨になったりの目まぐるしいドライブになった。
長時間一人で運転したダンナに感謝である。
家では3日間放置されていた猫どものケアで大変だったが、飼い主だって大変だったんだからね。

    
  
気持ちよく晴れた瀬戸大橋。快適。

ともあれ、ようやく四国の百選の滝もあと残すところ1つになった。
弾丸ドライブもあと1回。
今年中に終わらせよう、と誓う我々だった。
  
交通
  大樽の滝  最寄りのICは、四国横断自動車道須崎東IC。国道56号、国道494号を経て越知町に入る。この道が仁淀川にぶつかる手前に支流の坂折川があるのだが、それに沿った形で県道18号が通っているので、そちらに左折。ほどなくバス停「大樽」がある。左側がちょっと広くなっていて、大樽の滝と看板が出ているので分かると思う。
ここから左折で林道に入る。1キロしないで滝の駐車スペース。
そこから徒歩で15分ほどで滝、らしい。
我々はこの林道が工事中だったため、別ルートで滝を目指した。
そのルートについては、本文を参考にしてほしい。
が、駐車場がないので、できれば工事終了を待ったほうが望ましい。

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