んがお工房の桜めぐり


2026群馬年桜追いA

2026年の春は駆け足だ。
4月の最初の週の真ん中あたりで新潟の桜は満開を迎え、その週末の土曜日は強風のうえに雨。すっかり散ってしまった。
日曜日に満開の場所は近隣にはない。
ではどこに行けば満開の桜に出合えるのだ。
群馬だ。
いや、あの、長野でも福島でも山形でも、実は北や標高の高い場所、開花の遅い地域などいくらでもある。
しかし、実はこ前の週の日曜日に見事に蕾固い桜を見に行ってしまい、ぜひ開花した姿を見てみたいと思ったのである。
発知地方の桜たち。
待っていろよ、今年の春を捕まえてやる。
青空の満開の桜を捕らえてみせる。





お君桜
みなかみ花見山のたぶんオーナーさんの
御母堂の米寿記念に植えられた桜。
品種樹齢は不明。
まだ開花していなかった。



背の高い木なんだけどね。



みなかみ花見山
入り口から撮影した図。



しだれ桜だらけ。



ピンクに染まる。



右の端っこの白い山は谷川岳です。



若い枝垂れ桜がたくさん。



色とりどりのピンク色。



ほぼ満開。



メジロがいるののよ。
桜にうもれているのよ。



シジュウカラもいたよ。


4月12日
と、いう意気込みはあったが、実は日曜日の桜追いなので、遠い地域には行く元気がなかった、というのが事実である。
群馬県でも沼田市は新潟からほど近い群馬だ。
日曜にめぐるには距離的にちょうどいい。
さて、この日のドライブは、下調べの時にちょっとひっかかっていた場所に立ち寄ることから始まった。
みなかみ花見山である。
ここは、どうも個人の造園業者かお花好きの人が始めた場所らしく、大々的な観光名所とか公園とかではない。
けれど、Googleマップで桜の位置を検索していたら偶然ヒットした。
最近、1本桜もいいけれど、例えば福島県の日中線のしだれ桜並木や桜峠のようなたくさんの桜たちも魅力的だと思い始めた私、ヒンクに染まった山を見たくなったのである。
場所はとても分かりやすい。
なにせ、新潟から高速道路で行くと水上インターの手前ですでに見えているのだ。
水上インターを下りて国道291号を谷川岳方面に進み、諏訪峡大橋を渡る、と、すでに向かい側がみなかみ花見山である。
自動車は花見山のピンクを通り過ぎてすぐに左側に数台とめられる駐車スベースがあるが、この時期なら営業していないだろうと予想されるみなかみバンジーの駐車場にとめても咎められないと思う。

  
  駐車場から諏訪峡大橋方向を振り返る。向かいが花見山。

  
  諏訪峡大橋を背に左側が花見山の駐車スペース。

  
  向かいはみなかみバンジーの駐車スペース。この建物が目印。

本家の福島県の花見山に比べたらかなりこじんまりとしているが、知る人ぞ知る的なマイナー感が溢れていて、いい。
なにより、この時期は本当にピンクだ。
高速道路上からも見えるくらい、ピンク色の花を咲かせる樹木がたくさん植えられている。
まず、最初に鳥居がある。
その鳥居をくぐると、花見山を世話しているらしい人から声をかけられた。
初めてかと問われたので、初めてだと言うと、イラスト地図がかかれたポストカードを渡されて、展望台まで行ってみるといいと言われた。
坂が急だけど、道があるから、ぐるりと回れるとのこと。
地図を見ると、名前のある桜がある。
お君桜。
この桜はどれだと尋ねると、すぐそばのまだ開花前の細い樹木を指さした。
実は自分の母親の米寿の記念に植えた桜なのだという。
お君というのはそのお母上の名前なのだそうだ。
なんか、それ聞いただけでこの桜の山への愛情の深さを感じるんですけど。
さて、言われた通りに坂を登り出す。
これが、道というよりも作業のために踏んだだけのような道だった。
登山道よりももしかしたら心もとない感じである。
すぐに神社があった。
あまりに年貢が重いので村人のために直訴して処刑された人物を祀っている神社だそうた。

  
  佐倉惣五郎神社。

そこから先が言われた通りの急斜面。
しかし、足元に可愛らしいヒトリシズカやスミレの花が咲いていて楽しい。
けっこう頑張って登って、展望台に着いた。
おお、谷川岳が見える。
ああ、惜しい。標高が少し上がったせいで、まだこのあたりの桜は咲いていない。
もし桜が咲いていたら桜越しの雪の谷川岳が望めただろうに。
これはしかし、山好きにはたまらん光景だろうなぁ。

  
  展望台。ちょっと心もとない作り。

  
  これが展望台からの眺め。

  
  谷川岳をアップに。

展望台を下る。
あとは、しだれ桜や花桃のトンネルになる。
さらに下ると水路になっていて、ミズバショウも咲いている。
むちゃくちゃのどかである。
も、今日はこれで十分に花を見たな、という気分にさせられる。
力を込めて花見を楽しみたいのだ、という人にはどうかとは思うが、ふらふらっと立ち寄る分にはとてもいいスポットだ。
オススメしたい。

以下、この日に見た草花。

  
  ヤブレガサ。

  
  ヒトリシズカがたくさんで賑やか。。

  
  スミレの仲間。

    
  ラショウモンカズラ、ウグイスカグラ。

    
  カキドオシ、アカヤシオかな〜。

    
  ミズバショウも咲いている。顔出し看板に募金箱。つい募金しちゃった。





謙信のさかさ桜
群馬県指定天然記念物。
樹齢約450年のエドヒガンザクラ。
別のサイトではカスミザクラとの表記も。
見た感じ、カスミザクラではなさそうだ。


上杉謙信が越後からの初出兵の際に
この地の日枝神社に参拝し、
越後の春日山より持って来た桜の杖を
逆さに差して出陣の吉兆を占ったとか。
その後桜は成長し、花を咲かせた、と。
越後にもゆかりがあったのね。


幹。
空洞化している。
今残っているのはたぶん大きな枝部分だ。
主幹があった頃は巨木だったろうに。


足元には石像。
よく読めないが文化〇年七月吉日とある。


こちらは駐車場を背にした方向から撮影。
支柱で支えられている。

水上インターで高速を下りたので、ここから見られる桜をいくつかチョイスしてあった。
中でも、赤谷湖のほとりに咲いているという謙信のさかさ桜は、群馬県の指定天然記念物というから必見である。
ナビに赤谷湖と入れる。
すると、思っていたのと全然違うルートを案内されて、あれれ、という間に峠道に誘いこまれた。
我々はどこにいるんだ?
まあ、目的地はちゃんとしているので、とにかく案内はしてくれるだろう。
そして、思っていたのと反対方向から赤谷湖に着いてしまった。
え、ここ?
え、これが駐車場?
と、駐車場に自動車を入れる。
確か駐車場の傍らくらいに桜はあるはずだけど。
あった。
駐車場に入る道を挟んだ湖じゃない側に立っていましたよ、さかさ桜。
予め、それほど樹勢の豊かな木ではないと写真で知っていた。
けど、まあ、本当にがんばって咲いている感が強い古木である。
こんな山奥で、しかも湖のほとりでは、風雪もひどい環境だろう。
それでも400年以上生きて来た桜だ。
ぐるりと低い鎖で仕切られた緑のスペースに桜は立っている。
なので、鎖の周りをぐるりと一周できる。
どの方向から見るのがこの桜の一番いい見え方なのかな、と考えるのも楽しい。
赤谷湖にはけっこうドライブに来ている人も多かった。
春の暖かい日、桜に縁取られた湖は気持ちいいものだ。

  
  赤谷湖。ダム湖です。

  
  遊歩道が整備されているらしいが、この日は歩かなかった。

このあと、ごく近くにあるはずのお助け桜という桜を探した。
住所も分かっていたし、近くにある建物も分かっていたのだが、難点があった。
高低差である。
この建物の裏くらいにあるはずなんだけど、その建物の裏は崖で下に見える道路にはどうやって行ったらいいか分からない、ということである。
なんとか下に見える道路には行ったものの、桜らしい木が見当たらない。
かなりウロウロしたが、さっぱり分からなかった。
無念。
いい桜木らしいんだけどな。
この後の予定もあるので、ウロウロは途中で切り上げることにした。






清眞院王宮
如来堂跡の桜

樹齢品種不明の桜。
清眞院というのは、第四十七代淳仁天皇が
退位した時の名前で、この地に来られたとか。
身分の高い人の供養塔などが
あったそうだ。



実に見栄えのいい桜だ。
緑の田んぼや畑、山々の風景の中立っている。



これが供養塔なのかな。
古い石塔がいくつかあった。


次に向かうのは「たくみの里」にある桜だ。
これはもう迷うことはない。道の駅があるもの。
と、いうことで道の駅たくみの里に。
まだ少し早かったが、ここでお昼にしてしまおうということになった。
色々食べられるお店があったのだが、なぜか我々はカレーが食べられるカフェに引き寄せられ、カレーを食べましたよ。
カレーも美味しかったけど、私はりんごジュース、ダンナはコーヒー、こちらも美味でした。

  
  道の駅たくみの里。かなり混雑していた。

  
  カレー。サラダドリンク付き。美味。

さて、お腹も満たされて、たくみの里にあるはずの桜を探そう。
この桜のそばには宿泊施設があるらしく、そこの電話番号をナビに入れたが、なんと電話番号は道の駅の観光事務局の番号だったらしく、役立たず。
なにせ、たくみの里、デカいのよ。
かなり広いのよ。
場所がわからないと行けない。
道の駅の地図を見て、この何番の角を曲がるとトイレがあって、そこからさらに進んで、と桜のある場所を探る。
なんとか目的の目印になるトイレにたどり着くと、その向かい側に綺麗な桜の木があった。
あれじゃないかな。
道は狭く、駐車スペースが無い。
だが、トイレには3台ほど駐車できる場所があった。
ので、速攻で撮影するとして、そのトイレの駐車場をお借りした。

  
  たくみの里にはあちこちに藁アートがあるらしく、トイレのそばには馬がいた。

トイレにほど近い桜に近寄る。
むむ?
なんか違うなぁ。
目標にしているのは、一之宮地蔵尊の桜である。
つまりお地蔵さんがいないといけないのだが、この桜の周りにはお地蔵さんはいない。
とりあえず写真だけ撮影して、一之宮地蔵尊を探すことにした。





一之宮地蔵尊の桜
樹齢約200年のエドヒガン桜。
正午過ぎの順光がわからの撮影だと、
どうしても背後の電線が入ってしまう。


こちらがトイレがわから入って見える形。
こちらからだとふっくらとした桜に見える。


別角度から見た図。
主幹が支えられているのが分かる。


幹。
灯篭でよく分からないが、
すっかり空洞化している。


これは主幹を支えている支柱の下から
主幹を仰ぎ見た図。


一番太い幹から若い枝が垂直に伸びている。
桜はなんとも生命を未来に受け継ぐ力のある
樹木だとつくづく思う。


花。
ピンクが濃くてみっちりと咲いている。


満開の枝が地蔵堂まで下っている。

清眞院王宮如来堂跡からさらに先に自動車を進める。
しかし、それほど進めることもなく、左の田んぼの奥にピンクの塊をみつけた。
おお、あれだあれだ、間違いない。
細い道へと左折して桜に近づく。
この道が細い。どこにも駐車などできそうもない。
ちょうど小さな農耕車をおくらしいスペースがあったのだが、そこには先行者が駐車していた。
あ、桜のすぐ下に軽自動車なら置けそうだぞ。
思いっきり桜鑑賞の邪魔になりそうだが、他に駐車スペースが無いんだもの。
先行者の4人ほどのグループを蹴散らす形でそこに駐車してしまった。

  
  おきて破りの桜の根本駐車。

さすがに先行者は長くはいられずに自動車に戻って立ち去った。
これで独り占めである。いや、いじわるでしたんじゃないんだけど。
見ると、桜の下にちゃんと地蔵尊があった。
ついでに言えば、木の根元には道祖神もあった。

  
  地蔵尊。花に囲まれて、楽しそうに見える。

  
  こちらは道祖神。

  
  スギタニルリシジミらしいんだけど。




町組のエドヒガン
樹齢約300年の江戸彼岸桜。
このあたりは、牢屋の近くの墓地で、
無縁仏を供養するために
1695年に植えられたらしい。
段丘の上にも「上の桜」と呼ばれた
桜があり(滅失している)
それに対して「下の桜」とも呼ばれていた、
と、説明看板にあった。


花。大振りの花びら。


幹。
300年以上のわりには細いかも。


主幹は失われていると、看板にあった。
しかし、枝張りは見事。
代々の所有者がよく保存しているとのこと。
桜って、人とともにある樹木であると、
元気に花を咲かせている老木を見るたびに思う。
保存してくださる方々、
ありがとうございます。


こんな感じで高い場所で
塀の向こう側に立ってます。
説明看板も塀の上に出るように高くなっている。


さて、さんざん寄り道をしているが、いよいよ発知地方に向かうことにした。
いや、しかし、まだまだ寄り道はするぞ。
というのも、たくみの里から発知地方に行くには、月夜野市街を通り越して利根沼田望郷ラインに入るのが多分一番近い。
となると、先週探してみつけられなかった桜を今度こそみつけられるんじゃないか、というスケベ根性が発生した。
実はちゃんと目印を調べていたりするのである。
そのうちの一つは町組のエドヒガンだ。
先週は大雑把な住所しか分からなかったが、今回はスーパーの近くてある、というヒントを得ていた。
「サンモール」というスーパーの駐車場に自動車を入れて、歩いて探す。
このスーパーの一本別の小さな道らしいのだが。
最初、スーパーの向かい側をウロウロしたが、小径などはない。
ダンナが裏なんじゃないか、というので、駐車場を見たら、どうも裏からも出入りできるらしかった。
ので、裏側の本当に細い道に出てみた。
あったよ。
首を左にめぐらすと、ちょっとだけ散りかけたピンクの塊が塀の向こうに見えた。
あれに間違いなかった。

  
  スーパーの駐車場を出て左側、矢印に桜はある。
  左向かいの白い壁がスーパーの浦壁だ。。


  
  こんな感じで一段高い場所だ。塀の真ん中に階段がある。

スーパーの裏を通り、ちょっと高い位置にある塀の向こうの桜に近づく。
お墓だった。
が、桜のある場所にはお墓はなく、塀で仕切られている感じだった。
大きな町指定天然記念物の説明看板が立てられている。
300年以上たつ古木のわりに幹がまっすぐで比較的細い感じだ。
年月を感じさせるうねりというか風格というかが感じられない。
説明看板を読むと、主幹は失われているらしい。
そんなふうにも見えない。
立っている場所が塀に囲まれたちょっと高い位置にあるものだから、なんだか盆栽の木のように見えてしまう。
それにしても、こんな町中で、よく守られて咲いている。
もうちょっと派手に開花を祝ってもいいような場所なのにそれもない。
それがいい感じでさえある。
ごくごく普通に人の生活とともにある桜のような気がした。
みつけられてよかった。





小高諏訪神社の彼岸桜
樹齢約200年のヒガンザクラ。
神社の鳥居のとなりにすっくと立つ、
背の高い桜である。
上の写真では咲いていないように見えるが、
実は満開です。


花。
かなり高い位置なので、撮影は一苦労。


幹。
鳥居に寄りそうように立っている。
道路より二斜めになっているが、
主幹も健在だ。


これが花の咲いている部分の全体図。
民家と、道路にダンナが立っているので、
その背の高さが分かると思う。


満開だったのよ。
地上からは見えづらいけど。

利根沼田望郷ラインに乗るには、関越道をくぐって行く必要がある。
その関越道をくぐる手前にもう一本古い桜木があるらしい。
小高諏訪神社にあるというのだが、その小高諏訪神社にはどう行けばいいのだろう。
予めGoogleマップで調べてはいたが、道が細かいので頼りなかった。
が、すぐに分かった。
関越道の手前でちゃんと矢印案内があったのだ。
案内に従って小径に入り、神社の脇からぐるっと正面に向かう。
小さな神社だ。
それにしても、桜の花のピンク色が見当たらない。
もう散ってしまったのかしらん。
駐車場らしい場所はないので、道脇にとめて境内に入ってみる。
あれかなぁ。
本殿の裏手に桜のピンクが見えた。
いや、細いなぁ。
古木には見えないなぁ。

  
  

何か手がかりはないかと境内をウロウロする。
と、鳥居のそばに桜があった。
人の背の高さではそれと気が付かないかなりの上空にピンクの花を咲かせていた。
これだよ。間違いない。
鳥居の高さの4倍はあろうかと思われる高さの木だ。
我々は正面の鳥居を通り越して、路駐しやすい場所に自動車をとめて、脇から神社に入ったので、それと気がつかず、鳥居の裏側から桜を発見する羽目になったのである。
うわぁ、本当に背が高い。
神社前に道路があり、向かいに民家があるのだが、その道路に向かって枝が伸びていて、民家の位置がちょっとずれていたらその屋根を撫でそうな勢いである。
見あげる。
青空に豊かに花を咲かせている。
でも、見あげないと気が付かない。
これは桜にしてみれば損なのかも。
ほぼ満開なのだが、それと気がついてもらえない感じだ。
いや、それでも200年以上神社とともにあった桜である。
花の時期であろうが無かろうが、桜としてはここにずっと立っていることこそが本望なのだろう、と思った。




上発知の桜
樹齢不詳のシダレサクラ。
まだ八分くらいの咲き方なので、
ふっくらした感じはない。
お地蔵さんが分かるかな。
このお地蔵さんがあるので、
地蔵桜とも呼ばれているらしい。


こちらは、最初に桜が見えた方向、
つまり発知川がわからの図。
背景が杉林になるので、
枝のふんわり感が増す。


花。
咲きたての色をしている。


幹。
ごっつい。
樹齢は不詳ながら、
たぶん発知の桜なみの500年は
生きているんじゃないのかなぁ。


スイセンごしにどうぞ。


枝垂れ桜なので、
お地蔵さんの頭を
桜が撫でるなんてことも
あるかもしれない。

いよいよ先週からの宿題を片付ける時が来た。
月夜野インターから発知地区は利根沼田望郷ラインを使えば意外なほど近く行くことができる。
小高諏訪神社を出て20分かからずに上発知の桜に着くことができた。
しかし、花が咲いているとしたら、あの細い道には駐車できるスペースが限られているだろう。
民家と民家の間を通るとても細い道に入る前に数台の自動車が路駐している場所があった。
ここならとめる場所に困らずに自動車を置いておけると判断。
多少歩くが、迷惑にならない場所のほうがいいだろう。

  
  真ん中の道が県道266号。広そうに見えるが激細の道だ。
  赤い丸印の所に「星降る森5.7キロ」という立派な案内看板がある。
  そちらに向かう道がやや太いので、そこに路駐できる。
  赤い矢印方向が上発知の桜。一応自動車でも入れる道だ。


  
  上の左矢印の先の民家を抜けると見える図。
  黄色→が上発知の桜。。


  
  赤矢印のように右に坂を下って行く。

  
  で、道なりに小さな橋を渡る。
  細いが一応自動車も通れる。
  で、この手前に見える空地あたりにも数台駐車していた。


駐車したキャンプ場の看板のそばから徒歩で3分ほどで桜までたどりついた。
行ってみると、農道と言った感じの桜まわりの細い道に無理やり駐車している自動車も何台かいた。
見ていると、すれ違いに困っていたり、Uターンに困っていたりしたので、予め駐車の場所は考えたほうがよさそうである。
さて、桜。
さすがに一週間たっているので、綺麗に咲いていてくれた。
咲いてはいるが、満開ではないな。
八分咲きかな。
というか、桜の向きによって咲き方が違う感じがする。
多分日当たりによるのだろう。
それでも、晴天の青空のもと、ゆらゆらと揺れるしだれ桜の枝はとても優雅に見えた。
ギャラリーも多い。
この桜は根本まで行けるので、何人も桜の根本に行っている。
遠巻きに桜を撮影している人たちは、辛抱強く人がいなくなるのを待っているようだった。

  
  石段で桜のそばまで登れるが、この石段、崩れかかっている。

この桜は墓守の桜なので、桜のそばまで行くとお墓がある。
なので、それほどはしゃいで桜を愛でてはいられないので、人は登って近くで見て、すぐに下に下りる。
写真撮影したい人は、合間を縫って無人の桜を撮影できたりする。
ぐるりと桜の塚の周りを歩いてみたのだが、桜巡りの人が行き来するこの辺りを除いてはとてものどかな場所だ。
例えば道案内が無いとか、駐車スペースが無いとか、説明看板が無いとか、それは桜やお墓の持ち主にしてみれば関係のないことだよなぁとしみじみ思う。
咲き誇った姿を見せてもらえるだけでありがたい。
ただ、惜しむらくは、ヤドリギが桜に寄生していたので、それはなんとか面倒見てくれないかな、と思う。
世話をしてあげて、もう百年この姿を見せるのが長くなってくれれば、嬉しいのだけどな。

  
  実はすぐ近くの民家にも立派なしだれ桜があった。
  背後に見えるのは、上州武尊山とのこと。






 発知の彼岸桜
群馬県指定天然記念物。
樹齢約500年のエドヒガンザクラ。
こちらは日当たりもいい場所なので、
九分咲きくらいだった。


観音様なのかな。
楚々と立っていらっしゃる。
田んぼの真ん中の見通せる場所に立っている
櫻木なので、「苗代桜」とも言われ、
この桜の開花に合わせて
苗代を作り始めたとのこと。


木のてっぺんの部分に花がない。
蕾もほとんどついていない。
ちょっと心配な感じだ。


幹。
うーん古木の風格。


反対側からの図。
手前の枯れ草がちょっと邪魔


続いては、発知の桜である。
こちらの桜は比較的開けた場所にある桜なので、駐車する場所は心配していなかった。
ちょうどりんご園の並ぶ道沿いに桜に続く小径の入り口があるので、駐車できるスペースはあるのだ。

  
  上発知から沼田方向に下って来たので、この向きなのだが、赤矢印の方向に発知の桜はある。
   山崎りんご園さんの隣に駐車スペースがあるのでとめられる。
   沼田方向から来た場合、右に山崎りんご園、左にいずみりんご園があったら、ずくである。


  
  で、これが入り口の案内。つまり、山崎りんご園の向かい。
  この写真は沼田方向から見ているので、発知の桜は左。
  さすが県指定天然記念物。案内もしっかりしている。


  
  りんご園と田んぼの間の小路に入るとすぐに桜は見える。

歩いて1分もしない高台に桜は立っている。
こちらはしだれ桜ではないので、風にそよぐ枝はないが、それでも咲き誇った花々がふんわりとボリュームある姿に見せていた。
こちらにもたくさんの見物客が来ている。
桜は高い場所に立っていて、こちらもてっきり上発知のしだれ桜と同じく桜の根本まで行けると思っていたが、登る道には柵が設けられていて、登ることができなかった。
なんとか読める感じの古い立札に「土砂崩れの恐れがあり危険です。桜の木の養生のため登らないでください」と書かれてあった。
ならばいたしかたない。
近寄って幹の感じを確かめたかったが、遠くから見る以外にないだろう。
この桜もまた何かを守る桜だったのだろうか。
塚とも見える高台を半周くらいまわることができる。
ただ、りんご園がわとは反対側から見ると、たくさんの背の高い植物の枯れたのが桜と道の間にあって、桜を見通すことができない。
これ、なんとかしてくれないかなぁ、と思ってしまった。
県の天然記念物なんだもの、もうちょっと県がなんとかしてくれないかなぁ。
景観のみならず、実はあとでよく見てみたら、九分咲きに見えた桜の上の部分は花のつぼみがほとんどついていなかった。
つまり、そこは弱っている部分なのだと思う。
上発知の桜のようなヤドリギは見えなかったのだが、この木も何かしらの対策が必要なのだと思う。
もちろん、樹木の近くに立ち入らないようにとの対策はとられていたが、何かもうちょっとなんとかできないものかなぁ。
500年に渡って花を楽しませてもらった我々が何かを返さなくてはならない時が来ているのかもしれない。





 天照寺の枝垂桜
樹齢約200年の枝垂桜。
この方向から見ると、ちょっと細い木に見えるが。


こちら、保育園側から見るとふっくらと見える。
背景の雪山もバッチリ。


そして、お寺を入れるとこんな感じ。
日本の原風景そのもの。


これはりんご団地の道から見た図。
ふっくらと豊かに咲いている。
見栄えのいい桜木である。


雪山を背にした位置から見た図。


足元にはたくさんの石像。


花。

先週にこちらに来た時に道路わきから遠目に見て、さぞや立派なしだれ桜なのだろうと期待をしていたのが、天照寺のしだれ桜である。
先週もそうだったが、この時も発知の彼岸桜から沼田方向に走って行ったので、実はどうもこのお寺的には裏側から行ってしまったらしい。
ナビが案内する、この道、入って行っていいの?という感じの道を自動車で行ったら、お寺の山門にぶち当たってしまった。
山門は道を跨いでいる。
つまり、門をくぐらないと駐車できそうな場所には行けないのである。
いや、門の手前には民家はあった。
しかし、民家であって駐車スペースではない。
こちら側から山門をくぐらずに行くには、戻ってりんご団地の道沿いに路駐するか、もしくは池田中学校がわからぐるっと回って入るしか手がない。
が、我が家は軽自動車。
たぶん禁じ手なんじゃないかとは思うが、ミラーをたたんで山門を通り抜けましたとさ。ギリギリ行けましたよ。
山門を通り抜けると頑張れば3台くらいは駐車できる空地がある。多分、農耕車用の場所なので、ありがたくお借りする形だ。
なんとか自動車をとめて、さあ、桜だ。
見事、満開。
広々とした田んぼの風景。
遠くに横たわる雪山。
そして、古びたお寺の山門。
なんて素晴らしい絵画だろう。
この日の一番の桜になってしまった。
とにかく立地がよい。
お寺の赤い屋根もよい。
背景の雪山もよい。
あちこち歩き回って撮影してしまった。
畑にやって来ていた地元の方の邪魔になってしまったかもしれない。
申し訳ありませんでした。

  
  これ、りんご団地の道から見た図。
  池田中学校の隣に保育園があって、そこの小径から天照寺に行くことができる。


さて、時刻は午後3時を回っている。
明日からまた一週間の労働が待っているから、早めに帰らねば。
ひと時の桜追いでエネルギーを養って、また頑張れる気がする。
桜の神様ありがとう。


2026年桜のもくじ


 
週末温泉族  んがお工房の日本百名滝めぐり