大禅の滝 2025年2月9日の大禅。 正面から撮影。 ここからだと氷は落ち口までもう少しに見える。 でも、意外と遠いのよ。 右岸がわより。 青空に白い松かさが映える。 真横。 右岸側の石碑たち。 左岸側より。 下側がケープを巻いたように見える。 松かさいっぱい。 綺麗だね〜。 小禅の滝 ガチっと凍った姿が久しぶりだ。 直射日光で白く飛んでしまったけど。 流れているみたいだけど、 凍ってます。 こっちも、流れているみたいでしょ。 ほら、凍っているのよ。 カチカチでしょ。 箱瀬の滝 ちょうど滝が日陰になってしまって、 コントラストがメチャクチャです。 滝壺の端っこは凍っていたけど。。 |
2025/2/9 箱瀬の滝(10M) 大禅の滝(30M) 長野県北相木村 実は2025年の冬はかなりあったかめだった。 昨年の猛暑を引きずっているのやらなんなのやら、ちっとも気温が下らない冬だった。 というのに、2月も一週間が過ぎて、いきなり最強寒波がやって来た。 普段それほど積雪しない新潟市とその周辺にドカッと雪が降り、「顕著な大雪に関するる情報」というワケのわからない情報が気象庁から出された。 我が家もその一部で雪かきに疲弊していた。 だというのに、大禅がいい感じに凍っているという。 昨年あまりに悲惨な凍り具合だった大禅、結局見に行かなかった。 今年こそあの立派な松かさを見たいものだと思っていたのだ。 天気予報を見ると、翌週になると気温が上がり、氷がだれてしまう可能性がありそうだ。見に行くとしたら、今しかない。 県内の交通網はズタズタの状態。 高速道路は県境は閉鎖中。 だが、幸いなことに、長野県と新潟県の間を通る長野道は通行止めにはなっていない。 行くか。 日曜日、不要不急の外出の自粛が求められている中、不用かもしれないけど、不急ではあるのよ、と自宅を出発した。 案の定、長野県境では追い越し車線が積雪のため怖くて走れない状態。 前線50キロ規制が出ている中、安全運転で進む。 壁のように両側に積まれた雪を見ながら、長野県に入る。 長野県に入れば、いつもの年であればかなり積雪は減るのだが、今年に限ってはどっさり積もっていた。 小布施あたりまで真っ白な長野県を横切り、カラっと晴れた地域まで行く。 ほんの数十分で季節がコロっと変わったみたいだ。 午前11時過ぎに中部横断自動車道八千穂高原ICに到着。 どこかでお昼を手に入れる必要があったが、下りてすぐに道の駅八千穂高原があった。 一昨年に来た時にはなかった施設である。 じゃ、早いけどここで食べてしまおう。 モンベルのショップが併設されている施設で、農産物やお土産、レストランなどがある。我々はそこで早めの昼食。 さらには、格安の野菜などを買った。 こりゃいいや。 三滝に行くのにいい拠点ができた。 今日は覗かないが、モンベルで買い物までできるじゃないか。 さて、お腹も満たされたので、北相木村に向かおう。 北相木村に入り、いつもの通り箱瀬の滝にご挨拶する。 もう二度と蓮氷は見られなくなってしまっただろう大きな滝壺が少しだけ悲しい。 でも、土砂崩れは自然のすることだからなぁ。 滝ごと埋め尽くされてしまわなかっただけよしと思わないといけない。 土砂崩れのあともずっとそのまんま。 大きな看板から左折して、三滝への林道に入る。 いつもながら狭い林道で、途中で2台とすれ違ったがちょっと怖かった。 石やら枝やらもたくさん落ちていて、お世辞にも通りやすい道とは言えない。 ただ、積雪や凍結がない日だったのが幸いだった。 ほぼ積雪のない駐車場に到着。5台ほどの自動車が駐車中だったが、うち2台は我々が支度中に戻って来て、帰って行った。 さて、階段を登り始める。 よく晴れた日で、滝が凍っているほどの冷たい空気は感じられない。 小禅のほうで、遊歩道を整備している人がいた。毎年みかける人だろうか。 とても有難い。 まずは大禅に向かう。 遠くからでも凍っている姿が見てとれた。 木々の間の白いのが大禅の滝。 橋の下がわから。 ネームプレートとともに。 凍っているねぇ。でも、思ったよりも落ち口から凍っている部分までが遠いねぇ。 全体を見ると、完全に落ち口まで凍った場合に比べると三分の二くらいの凍り具合だ。 それでも、晴れた青空を受けて、水色に輝いていた。 先客が三脚をたてて橋の上で撮影中。 我々は邪魔にならないように右岸がわから滝を撮影しはじめた。 見ると、対岸の左岸がわに女性がいる。 これで駐車場の自動車との頭数が合った。 それにしても、このとてもよいお天気にこの綺麗に凍った滝を見ているのが、これっぽっちの人間だというのが、少し残念な気がする。 右岸から左岸に行って、撮影。 次は小禅に行こう。 小禅は一昨年に行った時には全く凍っていなかった。 今日もいいお天気なので、あの日当たりのいい場所の小さな滝は凍っていないんじゃないかな。 大禅の滝への階段よりも小禅への階段のほうが長くてキツい。 さっきまで遊歩道を整備していた人はもう戻ったらしい。 だれもいない階段をひいひい言って登る。 急な階段の先に小禅が見える。 そして、その先に、おお小禅がガッチリ凍っているぞ。 なんだか久しぶりだなぁ。 大禅と違って、流れのままガチっと凍ってしまったような、時が止まったような凍り方をしている。 太陽の光を直接受けて、真っ白に見えてしまうが、こんなに凍っているのを見るのは、本当に久しぶりな気がする。 小禅の滝は、見る角度が階段がわからしかないので、あちこち動くこともせずに写真撮影。 滝のネームプレートの当たりはたくさんの落ち葉が集まっていて、フカフカしていた。 ネームプレートからは滝はちょっとしか見えない。 長靴の半分を埋めてしまう落ち葉。 さて、ここのお楽しみはもう一つある。 ネームプレートの反対側の岩盤にある小さな洞窟に氷筍ができるのだ。 そちらを覗いてみたら、ああ、やっぱり無い。 たくさんの落ち葉が吹き込んでいて、小さな洞窟がさらに小さく見えるくらいだ。 だが、ダンナがもうちょっと奥を見てみよう、と落ち葉を踏み分けて行ってみたら、「あった、あった」と声を上げた。 暗くなった洞窟の片隅に小さな氷筍ができていた。 一つではなくいくつか出来ている。 わあ、こっちも久しぶりだ。 先週、群馬の仙人窟で見られなかったので、今回ここで見られたのは本当にうれしかった。 小さな氷筍がチラホラ。 こーんな感じで見られる。 これは、川の岩の下にあった割りばし大のつらら的氷筍。 さあ、氷筍も見られたことだし、明日は仕事だし。 今回は1か所だけの氷瀑訪問になったが、かなり満足だ。 あとは、まっすぐ新潟に戻ろう。 新潟、雪が増えてないといいけどな。 |
交通 三滝 上信越自動車道の佐久小諸JCTで中部横断自動車道に入り、2023年2月現在の終点である八千穂高原ICで降りる。案内にしたがって国道141号方向に進み、141号に出たら右折、小海駅に向かう馬流という信号まで走る。ここで左の橋を渡って駅方向に出てしまうと、駅前の込み入った場所に入り込むので、もう少し進んで小海大橋という交差点で左折、小海大橋を渡って、トンネルをぬけて、道なりに進んで行く。しばらく走ると北相木村に入る。そこで県道124号北相木村方面に進む。124号をしばらく進むと、箱瀬の滝がある橋などを通る。 その橋を渡り、少しすると(三滝何キロという看板が随所にある)、右手にでっかい看板で三滝と書かれた矢印がある。ところが看板に見合わず左折する道は細い。細いうえに民家と民家の真ん中にあるので、道であるかどうか分からなくなったりする。とにかくこの看板のすぐそばの道に入るのである。 この道は林道で、すれ違いに困難な箇所のある道をしばらく走る。 しばらく走ると50台ほど駐車できる広い駐車スペースに出る。トイレあり。ただし、男性用は凍っていて流れないらしい。 この駐車スペースから徒歩で10分も登らずに大禅に出る。小禅は、この遊歩道の途中から行くことができる。登るが分岐からはすぐである。 |