2021年滝納め@
開運出世の滝、玉簾の滝、奈曽の白滝2019年滝納めそのA奈曽の白滝へ



開運出世の滝
ここ数年で一番雪の多い
開運出世の滝だ。


木々が真っ白になっていて、
とにかく綺麗だった。




玉簾の滝
雪景色の玉簾の滝。
意外にも水が茶色で、氷も多少汚れている。
上流で何か災害でもあったかしら。
ちょっと残念。


神社横から滝を見る。
水墨画だわ。


落ち口の木々。
すっかり落葉した木なのに、
表情豊かになる。


右岸の氷。


左岸の氷。


見事にクラゲが形成されている。



奈曽の白滝
ぼんやりとしているのは、
雪がモサモサ降っているためです。
水量は多かった。
音がとにかくすごい滝だ。


手前の流れを入れて。


滝見台からの距離はこんなもん。


落ち口。


滝つぼ。
滝見台からはよく見えないんだけどね。

2021/12/30  開運出世の滝(10M?) 玉簾の滝(30M)
                        山形県酒田市
             奈曽の白滝(26M)  秋田県にかほ市

今季最強寒波がクリスマスにやって来て、さらには年末年始も大雪の予報がでている。新潟県では滝を見るどころではない状況の2021年の年末だった。
しかし、近県で冬景色の中、見ごたえのある滝で滝納めをしたい、ということで、ここ数年の恒例になっている山形の玉簾の滝に行くことにした。
今年はとにかく年末疲労が濃いので、コロナウィルスが落ち着いていることもあって、温泉宿に泊まることに。
ギリギリ日帰りでも行ける秋田の奈曽の白滝と元滝湧水にも楽に行けるだろう。
そんなこんなで、午前7時過ぎに自宅を出発。
日本海東北道で山形県入りした。
天気予報の通り、朝は雪がさわさわと降る状態。
高速道路を下りるインターは海沿いなので、ほぼ積雪はなかったが、玉簾の滝方向に自動車を進め、山に近づくにつれ積雪が増えてきた。
轍がくっきりとついて、けっこう怖い状態だ。
いつもであれば、遠くに鳥海山が横たわる道路も、重く暗い雪雲がたれこめていて、景色はグレー一色である。
開運出世の滝の坂道に到着したら、軽自動車が坂を登り切れない様子でジタバタしていた。なんとか脱出できたらしい。彼らも滝を見るのかな。
と、思っていたら、神社前を通り過ぎた。いや、神社を通り過ぎて少し向こうで止まった。
我々は神社前の道路がやや広めに除雪してある場所に駐車。
ここで他の人と一緒に滝を見るのは珍しいな、と思いつつ下車して神社裏の滝へ。
神社の屋根からの落屑で川がわからは行けなかったので、反対側から滝に近づく。
ちゃんと反対側は足跡がついていて、積雪があっても滝に近づけた。
うーむ、水墨画の世界だなぁ。
真っ白に着雪した木々が滝の上を飾っている。

  
神社はちゃんと除雪してあった。

神社に立ち寄って、よく見てみたら、ガランガランと鳴らす綱に貼り紙があった。
「心の中で鳴らしてください」
つまり、触るなってこと。コロナ対策ですかね。
さんざん滝を見て、道路に戻ると、Uターンして滝前まであの軽自動車が来ていた。
どうも我々が見終わるのを待っていたらしい。
失礼しました。
さっさと乗り込んで、玉簾の滝に向かおう。

玉簾の滝の広い駐車場には1台きり自動車が止まっていた。
でも、道路も駐車場も綺麗に除雪されていて、初詣に来るだろう人たちを迎える準備はできている。
滝に向かう遊歩道もしっかり除雪してある。本当にありがたい。

    
  
除雪の跡もくっきりとした遊歩道。真っ白できれい。

でも、除雪機で綺麗に除雪してあるのは、神社まで。
神社脇から滝に至る滝前の広場は全く除雪してなくて、足跡を頼りに滝前に進む。
長靴なので埋まってはしまわないけど。
途中、我々は鳥居側の遊歩道を歩いたが、川がわの遊歩道から戻って来る一家が。あれが駐車場に止まっていた自動車の人たちだな。
さて、玉簾の滝。
半分…いや、五分の一くらいは凍っていたかな。
12月でここまで凍ることのほうが珍しいかも。
滝の両脇の岩盤には見事な氷のクラゲたちが出来上がっていて、ほぼ期待していなかった私はものすごく嬉しかった。
こんな立派でこんな美しい滝を我々2人だけで堪能して、駐車場に戻った。

    
  
神社裏は除雪されていない。足跡が頼り。

  滝つぼまでギリギリ近寄る。
  
  
帰りは川がわから。橋も雪帽子。

さて、次は2019年に意外に近いと判明した秋田県の奈曽の白滝に行く。
秋田に向かって北上するのだから、積雪が増えるのかと思っていたが、海岸沿いを走ることになるのでそれほどひどい積雪ではなかった。
奈曽の白滝は神社の境内を通って滝見台に行く。
なので、雪についてはそれほど心配していなかったのだが、まだ30日とあって境内は初詣前の除雪はされていなかった。
鳥居からいきなり足跡頼りで進まなくてはならなくなる。
いったん階段を上り、それから「おててこ舞い」の案内などがある場所から滝に向かって下るのだが、その途中で足跡の持ち主は滝に行くのを諦めたらしい。
踏み跡が無くなってしまった。
まあ、積雪は長靴が埋まるほどではない。
雪国新潟の人間はひるまずに階段を下る。
ただ、降雪がひどくなってきた。
滝見台に立つ頃には視界も悪くなるほどになっていて、以前霧で全く滝が見えなかった苦い思い出がよみがえる。
でも、雪程度で見えなくなる滝ではないですよ、奈曽の白滝。
大瀑布がゴウゴウと音をたてて流れ落ちているのが滝見台から見てとれた。
さすがに踏み跡のない積雪の状態で、そこから下の河原に下る危険は冒せなかったので、滝見台からの眺めで諦めることにする。
ここから来た道を戻ってもよかったが、神社を通って吊り橋を通って戻ることにした。

    
  
白滝の模様のマンホールも雪の中。神社の中は足跡のみ。

    
  
なんの踏み跡もない雪の道。獣の足跡だけがある。

  
これじゃ初詣もできないわ〜。

    
  
獣御用達の吊り橋。吊り橋の先はズボズボの積雪。

    
  
道路に復帰。戻る途中のお地蔵さんも冬支度。

この吊り橋がね。
除雪していない吊り橋って、けっこう怖いのよ。
野生動物の足跡しかない吊り橋に新しい足跡を刻みながら歩く。
どうも吊り橋の神社側よりも公園がわのほうが雪が多いらしく、長靴ギリギリで埋まりながら道に復帰。公園下の道路が除雪してあったのは有難かった。
駐車場に戻る頃にはすっかり雪まみれになってしまった。
さて、次は近くの元滝湧水に行こう。
2019年の時は時間がなくて行けなかったが、今年は大丈夫。久しぶりの訪問だ。
たしかそんなに歩かないで行けたと思うから楽勝だろう。
ナビに元滝湧水と入れて、自動車を出発させた。


           2021年滝納めA元滝湧水へ
交通
  玉簾の滝  山形自動車道酒田みなとIC下車。県道59号から国道345号に出て、さらに県道366号に入る。
道のあちこちに玉簾の滝、とか、湯の台温泉と出ているので、それにしたがって進めば迷わない。
冬季は滝の駐車場までは除雪はきちんとされているが、かなりの積雪のある場所なのでスタットレスタイヤは必要である。
また、滝への遊歩道も雪道になるので、長靴は必要だ。
  開運出世の滝  同じく県道366号で玉簾の滝方面に向かい、日向川を渡って少しすると案内標識が左がわにある。意外と小さいので注意が必要。それにしたがって左折すると、坂を登って左側に御瀧神社があり、滝はその裏側に落ちている。
  奈曽の滝  我々は玉簾の滝から向かったので、道筋が多少違う。最寄ICは山形自動車道酒田みなとIC。県道59号を利用して国道7号に出て日本海を左に見ながら北上するのが一番わかりやすいだろう。さらに秋田県象潟市街まで行って県道58号で西に向かい、案内に従って奈曽の白滝に行くのが一番迷わないルートだとは思うが、象潟市街の手前で西中野沢、本郷方面に向かう市道があるので、そちらに右折するとショートカットになる。
元滝湧水などがある鳥海ブルーラインは冬期は閉鎖されるので通り抜けられない。注意が必要だ。

2021年滝納めそのA 元滝湧水へ


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