2007年初夏の北海道@そのA「飛竜」賀老の滝へ
   横滝、藻岩の滝 



横滝
午後6時を過ぎている西日なので、
やや赤っぽい写真になっている。
現地では、けっこう水量の多い滝に見えたが、
写真にすると少ないのが一目瞭然。


ちゃんとネームプレートもついていて、
滝を間違うこともない(笑)



大きさ比較。
あれ、10メートルもある滝に見えない。
写真のように、旧道が滝と海を隔てている。
この旧道には自動車は入れないように
なっている。


滝の上部の岩は、
何かしら獣の顔じみた形をしている。
見る人によっては、
人面に見えてしまったりして。



藻岩の滝
水が少ない〜。
そのおかげで、藻のこびりついた岩という
感じがよく出ています(笑)



大きさ比較。
赤丸の中にダンナが立っている。
滝が一枚岩をえぐって落ちているのが
よくわかる。
ついでに言えば、
滝のすぐ下流は護岸されていて、
コンクリートで固められている。



滝つぼはごくごく浅い。。


落ち口。
もうそろそろ日も落ちかけて、
日陰の滝は薄暗い。




海辺にたくさん咲いていた。

なんだ、このストライプの入った花は。

たぶん北海道では道端の雑草なんだろうなぁ。
2007/7/14  横滝(落差10m) 藻岩の滝(落差18m)

2007年の夏は北海道に行くというのは、ずいぶんと前から決まっていた。
と、いうのも、ダンナの父上の墓が北海道にある。もう4年も墓参りに行っていない。なにぶん北海道は遠すぎる。しかし、今年は母上も所用で墓参りに行けないことから、我々が行きましょうということになったのだった。
行くのであれば、航空料金が高めになるお盆の頃は避けたいものだ。さりとて、2連休くらいでは北海道に行ってもすぐに帰ってこなくてはならない。行くとしたら3連休になる7月14日から16日だ。
ところが、7月の3連休に北海道に行きたい人は新潟からでもたくさんいるらしく、航空券が思うように取れなかった。なんとか入手できたのは、行きが午後1時新潟発。帰りが午前10時半千歳発。わははは、午後出て、朝帰ってくるってか〜。
それじゃあ、あまりにも忙しすぎるので、秋にしようかと思ってもみたが、やはり3連休は同じ条件になってしまうだろう。だとすると、とんでもない時間でもチケットが取れただけマシと考えて、その限られた時間の中でプランを練ったほうがいいのではないか。
と、堅実なダンナが考えた。
さて、私はといえば、元来計画的な性格ではない。そのうえ、ダンナのヘルニアが発覚して、実は海の日の連休には北海道には行けないだろうと思っていた。たとえチケットを確保しておいても、きっと流れてしまうんだろうなぁと言う考えで、全く北海道の計画にはノータッチだった。おまけに、猫が慢性腎不全であまり食欲がない状態だった。そっちが心配で、北海道どころではなかった。
つまり、今回の北海道に関しては、1から10まで全てダンナが取り仕切った旅行なのである。私はただ横に乗っかっているだけの、ものすごく楽な旅行だった。

当日。新潟は朝からしょぼしょぼとした雨だった。午後出発ということで、ぜんぜんのんびりとしたものである。我々にとって幸いだったのは、台風が近づいていて、新潟の予報は雨。気温もそれほど上がらない。猫が留守番するのに心配のいらない気温が続くらしいということ。
それでも蒸し暑いなか空港に到着。台風流れの雲のなか、北海道行きの飛行機は問題なく出発した。気流が乱れているとかで、いつもより揺れる感じはしたが、遅れることもなく北海道に到着。7月14日の午後の千歳は寒かった。
あら、台風は北海道には影響しないはずなのに、どんよりと雲っているし、小雨まで降っているじゃないの。こら。台風から逃げて快晴の北海道に来たんじゃなかったの?
しかも、空港の外に出ると空気がひんやりしている。初夏のさわやかな空気、どころではない。これは、桜の咲いている辺りの気温なんじゃないのか。15度だそうだ。ああ、やっぱりここは北の地だ。
レンタカーの手続きをして、さあ、これからは自動車の旅である。
今回のレンタカーは日産のノート。キューブだったはずが、現地でどういうわけか変更されてしまった。だが、カーナビもETCもついているので上等である。
カーナビについては、実は我が家から「じゅごん」ちゃんも連れてきていた。普通のカーナビはブレーキをかけていないと操作できないのだが、ポータブルの「じゅごん」ちゃんは助手席で運転中に操作することができるので重宝する。ただ、目的地を入れると、2つのカーナビに指示されてしまうので、かなりうるさいことになるが。
 
今回の旅の友、日産ノートの「道子」ちゃん。

 
「じゅごん」ちゃん(左)と「道子」ちゃんの豪華デュアルカーナビ。って、意味あるんかい〜っ。

レンタカー店のすぐそばの道の駅で「じゅごん」ちゃんとかレーダーとかの取り付けをしていたら、時間は午後3時を回ってしまった。
今日はとにかく百選の滝の一つ「飛竜」賀老の滝の手前にある温泉旅館に宿泊の予約を入れているので、そこにたどり着かなくてはならない。旅館の電話番号をカーナビに入れたら、5時間以上かかると教えてくれた。わははは。夜もとっぷり暮れてしまう。
急ごう。
ナビの案内してくれる通りに進み、道央自動車道に乗る。苫小牧、登別、室蘭と噴火湾をなめるように高速道路を進んだ。
天候はどんよりとした雲が重い空なのだが、雨が落ちることはない。
北海道の高速道路は、全体的に速度が速く、対面通行の部分になってもものすごく遅い自動車がいてペースが鈍るということはなかった。
カーナビが予定している到着時間がどんどんと早くなる。こらこら、スピード出しすぎってことじゃないの。
交通状況や天候の様子を見て、今日の予定は宿に直行だけにするかどうか決めることにしていたのだが、かなりいいペースで進むことができたので、宿に着く前に滝に寄ることにした。
と言っても、宿への一番近いルートではなくやや遠回りになるルート上にある滝なので、それほど時間のロスもないはずである。
道央自動車道を本来であれば長万部で下りてちょっと北上する感じで日本海がわに出るのが目的地の島牧村には一番近いのだが、一つ先の国縫で下りて北海道の首根っこを横断する国道230号で日本海に出てから北上するいわゆる下回りで目的地に入ると、その230号の道路わきに横滝、藻岩の滝、白糸の滝と滝マークが3つ並んでいる。日没と争いながら見るのには一番手軽な滝である。
日本海に近づくにつれ、重かった雲がどんどんと晴れてきた。まるで今日一日快晴でしたと言わんばかりの青空になってしまった。
午後6時。太陽は海に向かって大きく傾いてはいるものの、まだまだ高い位置にあるうちに横滝に着くことができた。
国道299号を北上する形で進んで行くと、トンネルを出て振り返る形で横滝はある。下手をすると見落としかねない。
しかも、そのトンネルを出ると右側に10台以上駐車できるスペースが海とは反対側に設けられているのだが、その出入り口部分に車止めがつけられていて、入ることができなくなっている。
仕方がないので路上駐車という形になるが、その車止めのすぐそばの歩道に自動車をとめて、徒歩でやや戻る形で横滝に向かった。
ちょっと見ると海に向かって落ちているようにも見えるがトンネルができる前の旧道が滝と海を隔てている。
  
赤い矢印の先に横滝。トンネルは横滝トンネル。駐車した場所から道を海がわに渡って撮影。
水量はどうも悲しいくらい少ない時のようなのだが、予想していたよりは立派な滝だった。
滝の周りに咲く花も、どれもこれも北海道なら当たり前の雑草なのだろうが、私にはめずらしく見えてしまう。
夕日と潮風を浴びて、花も綺麗に見えた。

  
花は海側をむいていた。

次は藻岩の滝だ。地図によればこの少し先にあるはずである。
自動車に戻り、先に進むと、あらららら、あっという間に滝があった。本当に道路わきで、駐車スペースがあるんだか無いんだかさえ分からないうちに通り過ぎてしまった。すぐにトンネルになるので、なかなかUターンもできない。なんとか戻るが、結局横滝の時にとめたのと同じ場所に自動車を止めて歩いた。どうも横滝よりも近かったらしい。
藻岩の滝は、海とは反対側のちょっぴり奥まった場所にあるので、日陰になっている。下手をするとこの滝も見落としがちである。
こちらは、横滝よりも落差はあるのだが、水がさらに少なかった。
藻岩というくらいに岩盤に藻がくっついている感じだ。水量が少なくて緑色なので、どうも綺麗な感じがしない。
滝のすぐそばにゴミが散乱しているのもいただけなかった。
この後、白糸の滝を探したが、さっぱり分からなかった。どうやら白糸トンネルの上のほうにあるらしいのだが、国道からは一部しか見えないらしい。しかも、この日はどの滝も水量が少なかったので、もしかしたらよほどよく知っていなければ分からなかったのかもしれない。

さて、時間はすでに6時半を回っている。
ここから今日の宿「ちはせ川温泉旅館」まではまだ距離がある。しかも、山奥みたいだし。
白糸トンネルからさらに北上して、道の駅よってけ島牧の少し手前の道で海と別れをつげて山側に入って行く。
まだ明るさがあったので運転も難しくなかったが、急に細い林道になった感じだ。
うっそうとした原生林の間をしばらく走り、やや河原のような開けた場所に出たかな、という所に「ちはせ川温泉旅館」があった。
え、これが旅館か?というのが正直な印象である。どう見てもせいぜい海の家程度の簡単な平屋建てだ。
  
この写真で建物の全てですぅ。
玄関から入っても受付も無い。お風呂のお客さんらしい人がそこの部屋で片付けていますよ、と教えてくれて、ようやく予約している者だと告げることができた。
これがまた、夫婦漫才の片割れのぼーっとしているがよくしゃべる夫側、みたいなご主人が「遠かったでしょう」とねぎらってくれて、とにかく風呂に入れ、と言う。どうしても風呂に先に入って欲しいようだった。
旅館とはいえ、はっきり言って民宿である。風呂にでも入っていてもらわないと、夕食の準備ができないらしい。
茶色い掛け流しのいいお湯に入って、夕食の準備ができたところに行ってみると、あらびっくり、海の幸てんこ盛りの豪華な夕食だった。
  
ボケましたが、海の幸てんこ盛りの夕食。
まだ触覚が動いているウニが3つもついている。これで1人7900円とは、バカ安だ。建物が海の家みたいだって、この際どうでもいいじゃないか。しっかり完食しましたとさ。ただし、安いだけあって、部屋にはテレビも無い。今まで安宿にはいくつも泊まったが、テレビが無いのは初めてだった。これは、時間がつぶせない。
カーナビ「じゅごん」ちゃんはワンセグも使えるので試してみたが、電波も届いていませんでした〜。
仕方がないので、さっさと寝た。
これが北海道の夜なんだ、と実感した。
どうせ、明日は早いうちに出て「飛竜」賀老の滝に行かなくてはならないし。ある意味、本当にベストな宿だったかもしれない。(ちはせ川温泉旅館のお風呂のレポはこちら

     2007年初夏の北海道そのA「飛竜」賀老の滝につづく
交通
  横滝、藻岩の滝  最寄ICは恐らく、道央自動車道国縫(くんぬい)IC。そこから国道230号線で西に向かい、日本海側に出る。日本海沿いに走る国道229号線で北上。日本海を左に見ながらいくつかのトンネルを越え、横滝トンネルを出るとすぐ右側に駐車場がある。(ただし、ここは入り口がふさがれている)このあたりに駐車できる。ここに駐車して、今出てきた横滝トンネルの海側の脇に目を転じると横滝が落ちている。
藻岩の滝は、駐車した場所から徒歩で5分も歩かない場所、次のトンネルのすぐ手前の海とは反対側にある。
わりと交通量が多くスピードも出しているうえにトンネルとトンネルの間の場所なので、駐車する場所には気を使ったほうがよさそうだ。

2007年初夏の北海道そのA「飛竜」賀老の滝へ
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