んがお工房の桜めぐり


2009年福島の桜めぐり

2009年4月12日(日) 
2009年の桜めぐりは続く。暖冬少雪のうえ寒の戻りまであって、桜の開花がさっぱり読めなくなって、4月第二週の桜はどこに行けばいいのか、もはやネットの開花情報だけが頼りになっていた。
そんなわけで2日前までは満開が望めそうな福島県白河市あたりの桜を見てみるつもりでいた。
だが、前日までネット情報をうろうろした所、かねてから見たかった桜が満開、との情報を得た。
それが秋山の駒ザクラである。
この桜はもう3年くらい前から見たい見たいと思っていたのだが、開花が他の桜とズレていたり鳥の被害にあったりしてなかなか行く機会がなかった。よし、満開とあれば、駒ザクラに会い行こう。
ついでに、昨年は満開に遅れてしまった二本松市内の桜も見ようじゃないか。
と、いうことで、磐越自動車道に飛び乗った。



茶園の桜
樹齢800年以上のエドヒガン。
民家の裏の斜面に立つ。
小高い場所なので、町を見下ろすようだ。



斜面の下から見上げる。
空いっぱいに花が広がる。
斜面の下はアパートの敷地なのだが、
このアパートの住民は
花の季節はずっと浮かれ気分だろう。



やや濃い目の小ぶりの花だ。


民家がわから見ると、斜面の上なので
いきなり枝から見える。
地面のすぐそばから
四方に広がっているように見えてしまう。



下のアパートの屋根と桜の位置関係。
これくらいの高さの場所に立ってます。

二本松市内の桜については、二本松観光協会のHPで詳しく案内している。
昨年、合戦場の桜等、二本松市でも旧岩代町の桜を中心に巡って(レポはこちら)素晴らしい桜が多いことに感動した。
だが、惜しいことに、二本松市内の桜はほとんど葉桜の状態で、また別の年に来てみなくちゃ、と思っていたのだ。
そんなこんなで、とりあえず二本松のインターを下りて、HPで紹介されていた桜のうち、唯一駅を挟んだ反対方向にある茶園の桜に行ってみることにした。
だが、市内の桜でこの桜だけどこかのお寺にあるという目印があるわけではない桜ので、果たして行きつけるかどうか、少し不安だった。
昨年の桜めぐりで手に入れていた二本松ガイドマップでおおまかな場所はわかるので、インターを下りて国道459号に乗る。JRの線路を越えてすぐに市役所に向かう交差点があるので、そこを左折。そのまままっすぐ走ると、今現在は工事中らしく、道は行き止まりになる。
ここで地図を見ていた私は右折したほうがいいと判断したのだが、正面にものすごく小さく「茶園の桜←」と案内看板があった。おお、左折なのか。
左に曲がると、古い込み入った住宅街になってしまった。
小さな公園があり、ここにもかなり樹齢のいった桜が何本もあって、満開状態だった。この中には茶園の桜は無いらしい。
とにかく道なりに進むと、辻々にさっきの小さな案内看板と同じものが立っていた。これは、本当に小さくて、せいぜい幅20センチ縦15センチくらいしかない小さな看板なので注意が必要だ。
その小さな看板に導かれると、下の写真のような商店があり、向かいに臨時駐車場があった。頑張れば6台くらいとめられそうな空き地である。
そこに自動車を入れると、やっぱり人に道を聞きながら到着したらしい県外ナンバーの自動車も入って来た。
  
高守商店さんの向かいに駐車場がある。
さて、桜はどこだ?実は、駐車スペースからは桜は全く見えない。
上の写真の商店に向かって右がわにものすごく細い坂道がある。徒歩でしか通れない。これを登って行く。そして、完全によそのお宅の裏庭に入る門、みたいな場所に出る。この門の向こうが茶園の桜なのである。
  
  

  上二枚が入り口の坂道の写真。下が民家の裏庭風の門。
どうやら、茶園の桜は、本当に個人の所有の桜を桜の開花の時期だけご好意で見せてくださっているらしい。
この日は桜の元に花見の宴を開くのだろう準備がなされていた。
さて、茶園の桜。
茶園というのはこのあたりの地域の名まえである。が、二本松城の城下であるこの地域だけに、昔本当に茶園だったのかもしれない。
で、坂を登って民家に入ったということで分かると思うが、駐車した場所より少し高台にある。
この桜の裏側は斜面になっていて、ガクンと一段下がっている。桜の足元と同じ高さに二階建てアパートの屋根があるくらいの位置である。
桜のある場所は民家の庭なのでとても狭いのだが、その斜面を下って下のアパートがわにも下りられるようになっていた。(おそらくこのアパートには駐車した場所の道が続いていると思うが)
そこから見上げると、桜の全体像がよく見えて、大きさがよくわかった。
満開という情報を聞いたのか、地元の方が子供づれやらエプロンをつけたままでなど、そぞろ散歩気分で桜見物に来ていた。
樹齢800年の桜、こうやって地元に溶け込んで町を見下ろし続けていたのだろう。
  






鏡石寺の枝垂桜
境内の裏手にまわり、
ごく近くから見上げて撮影。
二本松市指定天然記念物。
樹齢約400年だ。



こちらも裏手から撮影した全体像。
枝が上下に分かれて二重の重層になっている。
夜はどうやらライトアップするらしい。



一部空洞化している幹。
ハラリとかかった枝垂れた枝が
なんだか艶っぽい。

さて、あとは市内の桜である。市内の桜はお寺の桜が多く、どかこ公営の駐車場に駐車歩いて見るつもりだった。
が、意外と自動車の出が少ないのを見て、お寺まで自動車のまま行けるのじゃないかと思った。寺の名まえが分かっているので、ナビに案内してもらえる。
まずは、鏡石寺にセット。
寺の門が少し奥まった場所にあったので、ちょっとだけウロウロしたが、到着。寺には数台の駐車スペースがあるので、駐車には困らなかった。
  

桜はすぐにわかった。
お寺の境内と庫裏の建物が正面にあるのだが、その裏側にふうわりと枝をたらした枝垂桜が満開だった。
  

境内の裏側は、斜面を利用した墓地になっていて、誰でも入ることができるようだった。
桜見物の方もいたので我々もそれに習って裏側に回る。
どうやら夜はライトアップするらしく、桜の根元には大きなライトがあった。
数本の支柱に支えられた桜を見上げると、花が降るようである。
ちょうど寺の正面から見ると、背後の竹ともう一本の若い桜の木の濃いピンクと合わさって綺麗なのだが、裏側だとそれが無い。まあ、お寺の桜だから文句は言えない。さらに裏側だと見事に電線が桜を横切っている。惜しい。
お墓が斜面なので、斜面を登って桜を上から見ることもできる。
上から見ると、遠くにある桜と重なって、これまた綺麗だ。
  
ここでも小さな子供づれの近所の方が桜を見ていて、二本松の桜は地元の人に愛されているんだなぁとほのぼのした。





蓮華寺の枝垂桜
推定樹齢300年以上。
エドヒガンを母種としたシダレザクラだそうで、
とにかく幹の黒々した感じが印象的。
これは、お寺の駐車場の少し上から
撮影したもの。


こちらは鐘楼のある場所から撮影。
幹が根元からすぐに二手に分かれているのがわかる。
枝もあっちにこっちに張り出している。


山門を入ってすぐに振り返る。
枝垂れた枝が意外に長。



花はピンクが濃い。
一部葉も出ていたが、一部だけなので
枝の老朽部分かも。

つづいては、蓮華寺の桜だ。
蓮華寺はすぐに分かった。何せ山門が派手だ。
しかも、桜もすぐ横に見えている。
  


  
ここには観光の自動車が数台来ていて、山門に向かって右側の駐車スペースは満車状態だった。が、向かって左側に税務署の広い駐車場があり、事実上解放されている。我々はそちらに駐車して、桜に向かった。
蓮華寺の枝垂桜は、山門をくぐって右側の高台にある。
そちらには鐘楼があって、鐘楼に向かって登って行くと桜のすぐそばまで行くことができる。
ピンクの濃い桜で、下から見上げると枝垂れた花が斜面に立っているために自分の根元よりも下まで覆っているように見える。
だが、鐘楼まで行ってみると、意外にボリュームが無く、むしろあっちにウネウネ、こっちにウネウネした黒い幹と枝が目立った。
さらに、寺の駐車スペースがわに回って、空を背景に見ることもできる。こちらの姿が蓮華寺の枝垂桜の一番いい姿のなかもしれないが、惜しいことに桜の根元に塩ビ管が走っていて無粋だ。
  
あれ、なんとかしてくれたら、蓮華寺さん、お寺の屋根も入った綺麗な写真をカメラマンさんが撮影してくれると思いますよ。
ちなみに、上の写真の左下遠くにも枝垂桜が写っているが、こちらは幽遠な(幽霊みたいな)枝垂桜で、お墓を見守っていた。ある意味迫力あった。






本久寺の枝垂桜
推定樹齢300年のエドヒガンを母種とする
シダレザクラ。
とはいえ、上の蓮華寺の枝垂桜よりもピンクの色は
淡い感じで、全体的にふんわりしている。
初代二本松藩主丹羽光重公が植樹したと
伝えられている。


周りがお墓なので、なかなか撮影が
難しくもある。
イベント中でなければ、
もうちょっと撮影できたと思うが。
市内の桜で予定していたのは、あと1つ、本久寺の枝垂桜だけである。実は、他にも二本松市内には名のついた桜がいくつかあるのだが、今回は秋山の駒ザクラにも行くつもりだったので、欲張って回らなかったのだ。
本久寺には昨年も立ち寄っている。
が、完全に散り果てた姿でしか見たことが無い。散ってしまったあとの桜は、実にみすばらしい。なーんだ、こんなもんか、と思った記憶がある。
本久寺への小路に自動車を進めると、なんだか人通りが多い。あれ、そんなにすごい桜だったっけか、と思って行ってみたら、あらまあ、イベントが開催されているようだった。
境内にはテーブルと椅子が並べられ、だんごやら串焼きやら、地元の人の主催らしい出店まで出ている。
桜の前には司会者がいて、エレクトーンが奏でられ、これからミニコンサートが開催されるらしかった。
うーむ、牛串のニオイ漂うお花見になってしまった。
おかげで、桜の前には司会者の女性やら機材やら、なんだかゴチャゴチャ並んでいる。
  
それでもなんとか撮影できる隙間はあるので、がんばって写真撮影しているカメラマンもたくさんいる。
それにしても、本久寺の枝垂桜、こんなにぶわっとしたボリュームのある桜だったのか。やっぱり桜は咲いてなんぼのものだわねぇ。
満開の桜は、実に豊かにふんわりと翼を広げるように咲いていた。
この桜の下であれば、宴会開きたくなる気持ちもわかるなぁ。
でも、牛串は似合わないぞ、この桜には。せめて優雅に和菓子にしてください。
我々は宴会には加わらず、本久寺を後にした。

あとは、二本松市内を出て、秋山の駒ザクラに向かうだけである。
だが、二本松観光協会のHPで、その道すがら見ることがある桜があると情報を得ていた。
道すがらであれば、見ないわけにはいかないではないか。
その桜は、道の駅安達から見られるというので、昼食もそこで食べればいい。
と、道の駅安達をナビに入力。楽勝で着くと思っていた。





万燈桜
遠望ではあるが、
スックと立った姿は遠望が一番。
背景が青空ならなおよかったのだが。


道路を入れるとこんな感じで見えてます。
ところが、道の駅安達は、ちょっとクセモノだった。
というのも、我々は二本松市内から国道4号線で北上し、伊達市に入るつもりだったのだが、この国道4号線、上り車線と下り車線が分離している。道の駅安達は、我々の向かう方向とは反対車線にあったのである。
おそらく国道4号線を使わずに枝道で利用しようと思ったらすぐに行けたんだろうけど、我々はナビに案内をすっかり任せてしまった。
おかげで何キロも先に進み、Uターンできる道を案内され、また国道4号線に戻って同じ距離を戻るハメになった。ものすごく時間とガソリンを無駄にした気分だった。
道の駅安達はかなり広くて立派な施設で、デザインチックなトイレもあって快適である。
若い桜も何本か植えられていて、花見気分で昼食を食べることができた。(もちろん、カップラーメンとコンビニおにぎりです)
さて、お目当ての万燈桜は、この道の駅から広い国道4号線を挟んで向こう側にある。
先にも書いたとおり、国道4号線はバイパス化していて、ほぼ自動車専用道路なので、向こう側にあっても道を渡ることはできない。
つまり、遠望しかかなわないのである。
  
赤い矢印下のこんもりとしたのが万燈桜。我々の自動車はこれから道の駅に入るアプローチにさしかかったところ。つまり、二本松方面に向かって走っている。
まあ、行くつもりになれば、小さな道を回って行けば桜に近づくこともできるだろうが、この桜については、遠くから眺めるのがいいと思う。
すっくと立った姿が実にいいのである。
方向によっては背後に安達太良山脈が見られるそうだが、そこまで場所を探すつもりになれず、今回は道の駅の駐車場からだけに留めておいた。





秋山の駒ザクラ
推定樹齢500年以上のエドヒガン。
周囲は公園化していて、
ぐるりと桜を見てまわることができる。
ちなみに、あとでパンフレットで知ったのだが、
この写真の桜の頂点の向こう側に見える
木の右横のポコっとした岩、
亀の子岩と言うんだそうな。
亀が斜面を登っている、とのこと。


桜までは遊歩道になっていて、
菜の花やスイセンなども咲いている。
遠くから、近くから桜を眺められて、
なかなかいい時間を過ごせる。


手前の紫はカタクリです。
たくさん咲いていた。


こちらは桜の根元のカタクリ。


桜花のシャワーを浴びるカタクリ。
いよいよ、本日のメインである秋山の駒ザクラに向かう。
秋山の駒ザクラについては、川俣町のHPに詳しい。
また、桜回廊あぶくまのページで場所はだいたい把握していた。で地名でナビに入力して連れて行ってもらった、というのが正直なところである。
ということで、どうやってこの桜に到着したのか記憶にない。近くに行ったらちゃんと案内看板があったことは確かである。(←こらこら)
行ってみると、道路に自動車が並んでいて、駐車場はどうやら満車らしかった。さすがに満開である。桜見物の人も多いのだ。
  
ちょうど道路に駐車していた1台が出るところだったので、そこに駐車。
歩きはじめると、遠くにかなりの存在感を放つ桜木がすっくと立っていた。
遠目に見てもすごい。
  
畑と田んぼのはるか向こう側にあるのだが、緑の山を背景に、むしろ山よりも存在感がある。
途中、協力金を募っていたので、まあ保存用の整備費ということで、確か一人100円くらいだったっけ、それを箱に入れたらパンフレットをくれた。駒ザクラ愛護会、という会が桜を管理しているらしい。
桜の周りは綺麗に整備されていて、あちこちに宝くじのお金で整備されましたよ〜と看板が出ていた。だったら協力費いらないじゃん〜っ。
休憩所やあずまやなどがあり、ほぼ公園化している。
それはさておき、駒ザクラである。
とにかく綺麗だ。
やや濃い目のピンクがいい。
きっちり整備されたおかげで、桜の周りをぐるっと一周できる。
やや上から見ることもできるし、すぐ足元から見ることもできる。
桜を保護するために、桜の周りは木道がつけられている。群馬でほったらかしの桜が傷んでいるのを見たので、これはこれで素晴らしいことだと思った。
桜の足元にはちょうどカタクリの花も咲いている。すぐそばにカタクリが一面に咲いている場所もあり、雪国の春を感じさせる。よく見ると、このあたりにはキクザキイチゲやニリンソウも咲いていて、実にのどかだ。
色々な角度から桜を見ることができるので、かなりたくさん写真を撮ってしまった。
しかし、こうやって公園風に整備される前は、いったいどんな感じでこの桜は立っていたのだろう。周りは田んぼだったのかな、山の木々だったのかな。
今は大切に護られて、花の季節にはたくさんの人たちに見てもらえる。幸せな桜なのかもしれない。

  
   
桜の周りは、根を保護するために木道になっている。

  
   
足元には道祖神なのか石碑が並んでいる。

  
   
花は濃い目でこぶり。よく見ると、小手鞠のようにまとまって咲いている。





舘の腰の桜
大きく写っていますが、
そんなに大きな桜ではありません。
隣の竹の高さから比較しても樹高はそれほどでも無い。
この竹やぶのせいで国道からよく見えないのだ。



樹齢、品種のデーターは無し。
この写真だと国道のガードレールも見える。
実は国道からそんなに離れていないのだ。
ここまで来たついで、とばかりに桜回廊あぶくまで案内されていた舘の腰桜を探してみることにした。
どうやら国道349号沿いにあって、地図で見る限りでは見つけやすそうだったのである。
これまた、ナビに地名で入れて連れて行ってもらう。
桜はピンクだから行けば分かるだろうと、毎度のことながら甘い考えで向かった。
しかし、ホントに甘かった。まったくそれらしい桜が無いのである。目につく桜はあるのだ。しかし、HPで見ることができた写真とは異なる桜の木だ。
かなりウロウロした。
仕方がないので、伊達市月舘総合支所に入り、休日のため守衛さんらしい人しかいなかったが、その人に尋ねてみた。
が、その人も知らなかった。地元の人じゃないと分からないんじゃないか、という。
仕方がないので、もう一度ウロウロしてみて、あれかな?という桜に近づくことにした。
あれかな、というのは、実は家並みの裏側にあって、桜のテッペンしか見えない桜なのである。だが、資料の写真には、道路のガードレールや街灯が写っていて、家の裏にある桜のようには見えなかったので、除外して探していたのだ。
ところが、その桜、川べりにあった。
ガードレールに見えたのは、川べりの遊歩道のフェンスで、街灯はその道を照らす街灯だったのだ。つまり、国道沿いにある桜ではなく、国道から家並みを挟んだ川べりにある桜だったのである。
しかも、それほど見事な桜ではなかった。
なんでこの桜を桜回廊あぶくまで紹介したのやら、と思うくらいに普通の桜だった。場所は、国道349号から月舘の役場に入る交差点で役場側に行く。その道はすぐに川を渡る。この川に沿うつもりで役場がわにさらに曲がる。道はちょっと川からはずれるが、川に注目しつつ、できるだけ川から離れずに走れる道を走って行くと、確か保険センターが左手にあり、それを通り過ぎると橋で川を渡る。この橋から役場方向を見ると、左岸に桜の木が見えるはずだ。それが舘の腰の桜である。
だが、完全にこの桜じゃないでしょ〜。舘の腰にはもっと立派な桜があるでしょ〜という桜が実はある。桜探しに奔走した結果その桜を写真におさめずにいてしまったのが大失敗なのだが、県道269号と国道349号が合流するT字の、県道側にちょっと入った高台の墓場に墓守のものすごく立派な桜がある。
この桜のほうが地名的にも舘の腰だし、存在感がまず違う。こっちこそ舘の腰桜だと思うのだが、どうなんだろう。
ぐるぐる探しまわったわりにあまり立派じゃない桜だったので、ちょっと憤慨。いや、桜に罪は無いんですけどね。
やや、尻つぼみの桜めぐりの終了になった。
  
これがその存在感のある桜。家のさらに向こうにあってこの大きさ。近づいて撮影すりゃあよかったなぁ。




三日月滝


遠藤ケ滝
オマケ。福島まで行って、桜だけじゃマズいでしょう、わがサイトは滝のサイトなんだし、ということで、帰りに遠藤ケ滝に寄ってきました。
ミニサイズのカタクリとショウジョウバカマがあちこちに咲いていた。
ちょっと疲れたので、同じ大玉村にある国の天然記念物馬場桜さまにはご挨拶せずに帰宅。咲いている馬場桜さまにはおめもじしたことがないので、いつか行ってみたいんだけどね。




  
芹ケ沢桜


  

  
紅枝垂地蔵桜


  

  
三春滝桜
オマケの2

実はその翌週、会社の仲間と一緒にバスの日帰り旅行で三春滝桜と紅枝垂地蔵桜に行った。
どちらも満開、もしくはやや満開を過ぎたくらいの咲き具合だったが、いかんせん、ETC割引1000円の週末である。
大渋滞に巻き込まれ、インターを出るまでに2時間ストップ、インターから先ものろのろ運転という事態にハマってしまった。
おかげで車酔いしてしまい、桜どころではなくなって、ロクな写真を撮影できていない。
とりあえず、左にその日見ることができた写真を羅列してみた。
教訓としては、日中に行く時間帯をズラせない混雑する場所のバス旅行には、自動車に弱い人は参加してはいけない。

芹ケ沢桜
  渋滞でストップしている高速道路上よりよく見えた。
右側の写真でも分かるとおり、この桜にも見物客がけっこう来ている。

紅枝垂地蔵桜
  昨年まだほとんど開いていない状態だったので、今年はほぼ満開の姿を見ることができて満足。
この桜の手前にあるお土産の売店の周りには、花桃がたくさん咲いていて、むしろ枝垂桜よりも目だっていた。山野草の苗なども販売していて、けっこう安いのに驚いた。

三春滝桜
  大渋滞のおかげで、到着が午後4時過ぎ。そのために、桜の大半が日陰になってしまって、せっかくの青空の一日だったのに冴えない姿しか見ることができなかった。いっそもっと遅くなったら、年に3日しかしないというライトアップを拝めたかもしれないが、そんな時間までバスで渋滞にハマっていたら気を失ってしまったかもしれない。



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