番外

 2015年〜レポ休止中のミニ報告のページ


暇をみつけては滝を訪ね、花を愛で、山によたよた登る我々「んがお工房」。このHPは、思い出のまとめとして作ったものが始まりだった。
ところが、2015年9月以降、さまざまな要因が重なって、主にレポートを担当している「んがおR」が全くPCに向かえなくなってしまった。
やむなく、レポ作成を一時休止することを選択。いつまでの休止か見通しのたたない状況にいる。
しかし、実はレポを作ることが楽しみでもある「んがおR」。せっかく行った場所の足跡だけでもHPに乗せたい。
と、いうことで、簡単ながらミニ報告のページを作りました。
気楽に読み流してください。
 

2015年9月〜12月
(9/15苗場山9/22本城滝10/12苗名滝11/21善根不動滝12/31浜滝)

2016年1月〜3月
(1/31ごりんの滝2/6乙女の滝、不動大滝3/5三滝、樽滝、セツブンソウ
3/13村岡城跡、3/21高岡城跡3/27能化山)


2016年4月〜6月
(4/3白玉の滝4/24坂戸山5/1戸倉山、今井不動滝、糸滝5/4苗名滝、夢見平遊歩道
5/8クマガイソウの里、思いの滝5/15ヒメサユリの小径5/21野反湖シラネアオイ群生地、大仙の滝
6/4猫魔ケ岳、幻の滝6/11南郷町ヒメサユリ群生地6/19鈴ケ滝)

2016年7月〜9月
(7/16幕滝、小野川不動滝7/18善根不動滝7/24本城の滝8/14志賀山、雷滝9/4惣滝9/18七つ滝)

2016年10月〜12月
(10/10銚子ケ滝、達沢不動滝12/25不動滝、矢作の滝)

2015年
9月15日 苗場山  大瀬の滝、蛇淵の滝
  草紅葉を見に苗場山に。長野県小赤沢コース。山頂はすっかりガスがかかり、見通しがない状態だった。

    
   一応草もみじだつたんだけど。時々霧が晴れて、池塘が見えたくらい。

  チングルマの葉っぱももみじ色。

  帰路、大瀬の滝にご挨拶。ダイモンジソウが滝を眺めていた。

    

  さらに、せっかくだからと蛇淵の滝にもご挨拶。ひさしぶりでした。

  
  
9月22日 本城滝
  9月の本城の滝。雪の深い年で、9月後半でも滝前に雪が残っていた。

    

    
  お目当ての花も見られて、いつ来てもこの滝は、奇跡の場所だと感じさせられる。

10月12日 苗名滝 
  少し早いかもと思いながら紅葉を求めて長野県の米子大瀑布を見に行くつもりが、交通規制がかかっていて行けなかった。
  シャトルバス利用なら1人1300円也で行けるが、ちょっと高すぎるし。
  ということで、行き先変更で笹ヶ峰と苗名滝に行くことに。
  これが、けっこう紅葉していて、なかなかよいドライブになった。

    

    

11月21日 善根不動滝 松雲荘
  この時期、自宅が大規模リフォームになり、仮住まいの私の実家で生活していた。
  さらに、実家の父が入院して、なにかとバタバタしていて、どこにも行けない状態に。
  いかん、滝が足らん。
  と、いうことで、近くて見ごたえのある善根不動滝へ。ついでに柏崎市の松雲荘で秋の終わりを拾った。

    

12月31日 浜滝
  父の退院、在宅介護の始まり、そして、我が家のリフォームが終了したので引っ越し。
  いろいろな忙しいことが続いたせいか、年末は謎の発熱で病院で検査。
  結局原因がわからないまま、年末年始の休暇になった。
  いかん、滝が足らん。
  しかし、近隣の滝は雪の中。あ、あるじゃないの、いい滝が海沿いに。
  ということで、浜滝さまに行ってきました。いい滝だわよね。
  下の写真、実は私が写っているのがわかるかな。

  
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2016年
1月31日 ごりんの滝
  この年、東日本大震災から5年という報道が1月に何度もなされて、それでも復興がままならない現状が伝えられた。
  我が家でも復興の一助になれば、と今年は福島イヤーだと宣言。積極的に福島を訪れるつもりだった。
  しかし、父の在宅介護のために、数日おきに実家に通うことになり、家事が週末にズレ込むことになった。
  そのため、なかなか外出がままならず、滝不足も近場で補うことに。さりとて、新潟の冬は積雪があり、山間部の滝には行けない。
  頼みの綱の浜滝には先月行ったし。あ、あるじゃないの、地元に滝が。
  普段から近くの湧水を利用させていただいているごりんの滝を訪問。ちょっとくらいの雪でも大丈夫だ。

    

2月6日 乙女の滝 不動大滝
  結局父は入退院の繰り返しになり、父の食事の補助のために毎日病院通い。
  ただ、土曜日は比較的解放されるので、県外の滝へ行く機会を持つことができた。
  それほど重篤ではない父も付き添う母も、私たち夫婦がドライブに行くことを勧めてくれたので、気が楽だった。
  この日は、前々年の年末に行った乙女の滝のリベンジへ。
  リベンジというのは、その時、カメラが壊れてまともな写真が撮れなかったのである。
  最奥の大猿の滝にはいかなかったので、時間があり、帰り際に不動大滝にも立ち寄った。
  しかし、遊歩道が工事中のうえ、途中から凍っていないのが丸わかりだったので、忠治の顔出し看板のところで引き返した。

  やっと一眼レフで撮影できた乙女の滝。

    
  忠治の顔の向こうに不動大滝。2月なのに全く凍っていない。
  

3月5日 三滝、樽滝、セツブンソウ
  父の介護の合間を縫って、短時間で行けるが収穫のある滝を訪問。
  福島イヤー宣言はどこ吹く風で、セツブンソウが見られる長野県へ。
  近くの三滝、樽滝に行ったが、3月初めなのに、氷は全くなし。あったかかったんだね。

  

      

    
  樽滝に至っては、水の流れがほとんどなくて、写真が岩だけみたいになった。

  
  セツブンソウは可憐でした。

3月13日  村岡城跡  3月21日  高岡城跡
  毎年恒例のユキワリソウです。やっぱり春が早かったなぁ。

      

    

    


3月27日 能化山
  2年行くことがかなわなかった能化山に今年は行くことができた。
  よく晴れた日で山頂から粟島もよく見えた。

    

    

  
  帰りに胎内のミズバショウ群生地にもちょっと立ち寄り。
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2016年
4月3日 白玉の滝
  4月は桜めぐりに費やすので、滝に行けなくなることが予想された。
  と、いうことで、またしても手近な滝をチョイス。
  でも、白玉の滝もきれいないい滝だ。

    

    

4月9日 福島の桜
  ようやく公言実行で福島に向かう。
  福島の桜の詳しいレポはこちら

4月17日 会津の桜
  ニ週連続で福島へ。
  会津の桜の詳しいレポはこちら
  2つの桜のレポは、2016年にUPした唯一のレポになりました。

4月24日 坂戸山
  恒例、坂戸山に登る。
  春の早いこの年、やっぱりもうカタクリは終盤だった。

    
  白いカタクリは探さないと全く見つけられない状態。でもちゃんと咲いてた。

  梨の木平。多少紫の絨毯っぽい。

5月1日 戸倉山
  こちらも、恒例。
  毎年の行事は、余計な計画をしなくてもいいので、忙しい時にはもってこいだ。

    

  

    
  帰りに今井不動滝を訪問。糸滝に八重桜がきれいにかぶさっていた。

5月4日 苗名滝、夢見平遊歩道
  GWということで、多少の歩きをしてみる。
  とはいえ、まだ山間部は雪も多いはず・・・。と、思っていたら、そんなにありませんでした。
  いつかは歩いてみたいと思っていた夢見平遊歩道にもほぼ雪はなかった。

    
  雪解けは豪快さんの苗名滝。

    
  焼山を背景に山桜が咲いている。乙見ダムを歩いて夢見平遊歩道へ。

    
  ミズバショウは当たり前にたくさん咲いていた。夢見平はあまりに見事な風景で、歩いてよかった〜を連発した。

    
  GWの期間に小噴火したらしい焼山から噴煙がたなびいているのもよく見えた。

5月8日 クマガイソウの里、思いの滝
  福島イヤー。先月の桜の時にパンフレットに書いてあったクマガイソウを見に行った。
  前々からヘンな花だな〜、見てみたいな〜、と思っていた花だ。
  実物を見たら、ホントにヘンな花だった。
  まだ咲き始めで、白っぽい色だが、だんだんと紫っぽい色になるそうな。
    

    
  遊歩道にはヤマシャクヤクやクリソソウの白いやつなんかもあって、楽しかった。

    
  帰り道、思いの滝に立ち寄り。女沼を見下ろすツツジ園にもよってみた。
  女沼周辺はこんなに静かできれいな場所があるのかと思うくらい、気持ちのいい場所だった。

5月15日 ヒメサユリの小道径
  桜も終了し、次の花といえばヒメサユリである。
  さすがに体力がガタ落ちしているので、登山は無理だが、城跡手前くらいまでならヒメサユリの小径も歩けるだろう。
  ちょっと早かったかんじだが、きれいな花と遠方の守門岳が見ることができた。
    

5月21日 野反湖シラネアオイ群生地
  山に登る体力も時間もないとあれば、植生でも構わないので花が見たい。
  前々から気になっていたシラネアオイの群生地に行ってみることに。
  野反湖畔の群生地はそりゃもうすごいことになっていた。どっち見てもシラネアオイまみれ。
  それほどの規模を想像していなかったので、とにかくびっくりだ。
  シラネアオイって、こんなに群生する植物だったのね。

    
  
     

  
  帰りに当然、大仙の滝にも立ち寄り。
  それにつけても、野反湖からこの滝までの下り道で必ず私は自動車酔いする。
  だから、この滝にはあんまりいい印象がない。

6月4日 猫魔ケ岳
  いいかげん山にも登らないと、ホントに足腰弱ってしまうぞ、ということで、軽登山をしようと計画。
  すでに初夏なので、新潟の低山は厳しい。今年は福島イヤーということにしているので、福島の山に行ってみよう。
  さんざん探して決定したのが会津磐梯山の向かいにちょこんとある猫魔岳。
  名前がいいじゃないの、猫魔岳。しかも、猫石なんていうのもあるらしいし。
  磐梯山の登山口から反対側に登っていく。この山を通過してニッコウキスゲで有名な雄国沼に行くルートでもある。
  これが、軟弱者のわれわれにはヒットのいい山だった。
  手軽に登れて、シャクナゲやツバメオモトを見れて、磐梯山の雄姿や雄国沼を見下ろすこともできる。
  
      

    

  
  上の三枚の写真が猫石。実は猫魔岳山頂から下って登ってやっと猫石。
  猫石まで行くと雄国沼が見えると思って歩いたが、実は山頂からも雄国沼は見えるし、猫石も見えるのよ。

    
  山頂の手前にあったシャクナゲ。向こう側に磐梯山。思わずわ〜っと声が出る風景だ。

  
  帰りに定番の幻の滝に。
  しかし、この日のお楽しみはさらにありました。下のピンク、な〜んだ。

    

  
  これ、ムシトリナデシコ。早出川を渡る橋から河原を見たらどピンクになっていて、不思議に思って立ち寄るとこうなっていた。
  自然に上流から種が流れてきて自生したらしい。この時だけなのか、毎年なのかよくわからないが、すごかった。

6月11日 南郷町ヒメサユリ群生地
  今年は山よりも体力使わずに短時間ですむ花に完全にシフトチェンジ。
  と、いうことで、福島イヤーにつき、この季節に見られる南郷町のヒメサユリの群生地に行ってきた。
  2か所ある群生地のどちらも行って、わが地元の高城の群生地との違いを確かめた。

    

    
  上が高清水自然公園上の群生地。広大な窪地に木道がつけられていて、群生しているヒメサユリが見られる。
  ただ、あまりに広いので、たくさん咲いていても密度が濃い感じがしない。
  下がスキー場の群生地。広い空地に咲いているが、ちょっと時期が遅くてかさかさした感じだった。

  

    
  でも、ちょうどお祭りの真っ最中で、スキー場までは無料のシャトルバスで行けて、おまけに抽選券もいただけた。
  クッキーが当たりました。さらに抽選券には温泉の割引券までついてましたとさ。

6月19日 鈴ケ滝
  毎年恒例、お花の季節の鈴ケ滝に行ってみた。
  雪が少なかったせいか、水量がないかな〜。小滝はほぼ線みたいになっているし。

       

  鈴ケ滝周辺にもたくさん花は咲いていたが、今回は天蓋山近くの公園に行くまでにあるトンボ池に立ち寄ってみた。
  ここは毎年看板だけ見ていて、スイレンが咲いているのかしらん、と気にしていたのだが、想像より大きな池のある場所だった。
  昔田んぼだったかもしれない池に個人管理とおぼしきスイレンがたくさん咲いている。
  開花時期はかなりきれいなので、鈴ケ滝のついでに覗いてみるのもいいだろう。

    

  
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2016年
7月16日幕滝、小野川不動滝
  夏山をあきらめて、ピンポイントで滝を眺めて、夕刻までには家に戻る休日シフトになった。
  三連休の初日、晴れ間が望める日はこの日だけだったので、福島の滝に行くことにして、選んだのが幕滝。
  やっぱりきれいだわ、この滝は。
  手前の小滝のまわりにものすごい数のギボウシが咲いていたりして、花でも楽しませてくれた。

    

    


      
 
  浄土平と小野川不動滝にも立ち寄る。
  浄土平は、濃霧の中で、高山植物もよくわからない状態だった。
  小野川不動滝はもう夕刻手前。今回はグランデコスキー場の手前にできた探勝路から初めて行った。
  平坦なルートで滝まで行けるが、思ったよりも距離が長かった。薄暗い中での滝撮影。

    

7月18日善根不動滝
  三連休の最終日、ただなんとなく柏崎までドライブ。善根さまにお目通りする。
  ついでに夢の森公園という公園にも行ってみて、ふらふら散策。足湯の奥のほうにヤマユリなんかが咲いていた。

  

7月24日本城の滝
  本年の本城の滝です。
  雪、少ないなぁ。
  しかも、まだ早いと思っていたヒメウメバチソウまで咲いていた。
  これが見られたから、今年は1回でいいかな(笑)

    

    

    

8月14日志賀山、雷滝
  父が再三の入院、さらには母が白内障で手術。2つの病院を行ったり来たりする夏。
  それでも、まったくかかりきりになっているワケでもなかった。
  お盆休みになったので、ちょっと県外を歩いてみることに。
  福島イヤーに決めたわりに、あっさりと浮気して、志賀高原に行った。
  手軽に標高の高い山を楽しめるんだもの。

    

    
  前山スキー場から夏山リフトに乗って志賀山、四十八池を経てまたリフトで下るコース。
  奥志賀山から大沼池が青空を映して真っ青に見えた。

    
  帰り道、雷滝に立ち寄る。たくさん観光客が来ていた。
  あいかわらずに豪快な裏見の滝だ。

9月4日惣滝
  台風直前の猛暑日に涼を求めて妙高に。
  思い立った時間が遅かったので、惣滝を遠望で見るだけで終了。
  しかし、めちゃくちゃ暑いのに、季節外れのアカモノが滝見台に咲いてました。びっくり。

    

    

9月18日七つ滝

  三連休の中日。
  入っていた予定がキャンセルになり、急遽ドライブ。
  雨がちな県内を逃れて北に行き、百選でもあまり印象のない七つ滝を見てきた。
  急な出発だったので、本当にピンポイント。途中の米の粉の滝を拾うので精いっぱいだった。

    

    

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2016年
10月10日銚子ケ滝、達沢不動滝
  この日も駆け足で福島の百選の滝へ。
  10年ぶりの銚子ケ滝。こんなに水がきれいだったかというくらい、澄んだ水だった。
  ダイモンジソウもまだ咲いていてくれた。

    

  もう一つ達沢不動滝にも立ち寄る。
  ほんのちょっと紅葉した森の中、きれいに落ちている。
  遊歩道の途中でスタントチームと書かれた一団がワイヤーを張って何かの撮影中だった。

    

    

11月、いよいよ父の容態が終末に向かい、終末医療の病院に転院。
片道1時間弱の病院に毎日通うことになり、本当に日常に余裕がなくなった。
埼玉の姉も毎週末来てくれて、弟とともに兄弟一丸となって父と母を支える毎日に突入。
そうして、12月の半ば、父の81年の生涯が閉じた。

12月25日不動滝、矢作の滝
  葬儀も終わり、気がつくと、2016年も終了しそうになっていた。
  そろそろどこかに行ってもいいかしらん、という状態で、滝納めの時期である。
  しかし、積雪があり、近場で行ける滝はそうそうない。
  なぜ近場でなければならないかというと、母が心配で毎日行ってあげたいからなのだが。
  どの滝がいいか、福島イヤーの締めくくりは福島じゃなきゃだめだろう。
  候補にはあだたら高原スキー場の自然遊歩道の滝とか北塩原の大滝とかあげたが、どちらも雪で阻まれそうだ。
  しかし、雪でも行ったことのある福島の滝があるじゃないか。
  2007年の1月2日に西会津の大山祇神社にある2つの滝を訪ねている。真冬でも行ける。いや、雪の少ない時限定だけど。
  この冬は極端に雪が少なくて、間違いなく行けるはずだ。
  結果、しっかり2つの滝を見ることができて、さらに2007年には積雪で行けなかった矢作の滝の滝つぼまで降りることができた。

    

    

振り返ってみると、まったく何もしなかったようで、結構あちこち行っていた、レポ休止中の1年4ケ月である。
よくも色々と頑張りきれた。
それもこれもパートナーの協力あってこその話だ。
花を見て、滝を見て、軽く歩いて、といったことがストレス発散になって頑張れたのだと思う。
せっかく行ったのだから、とりあえずミニレポとして記録しておきたいと思う。
もし、ここまで読んでくださった方がいたとしたら、レポとは主旨が外れるが一言。
いろいろな問題に向き合った時、その問題に埋没せずに、ちょっと外を歩いてみることをお勧めします。
忙しいから無理と思わずに、できる範囲でいいから、ちょっとだけドライブとか旅行とか。
気持ちが晴れるよ。

それでは、またいつもの通りのんがお工房の滝めぐりが2017年1月から再スタートいたします。
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