2018年GW
百選の滝スタンプラリーそのA2017年GW奈良県の滝めぐりそのAR169R425沿いの滝へ

壇鏡の滝




壇鏡の滝
(雄滝)
だんぎょうのたき、と読む。
古いお寺の僧侶が夢のお告げを受け、
山中をさまよって、この雄滝と雌滝を見つけ、
さらに上流の源来の滝の上で
神鏡を発見した。
それを祀ったのが壇鏡神社だそうな。


この滝の水は名水百選に選ばれている水。
島内でも、勝者の水、火難防止の水として有名で、
勝負事の際の清めの水に
今も使われているそうだ。


神社の社を通り過ぎて見上げる。
水が水ではなく見える。
ホントにカーテンみたいだなぁ。


裏にまわってみた。
優美な裏見の滝である。


その裏側から下を見てみる。
滝つぼは当然ながら無い。


これ、大きさ比較なんだけど。
左がわ中央付近にダンナがいるのよ。


これにもダンナが写っているのよ。


さらに、これにもダンナが・・・。
つまり、人が裏にいても、
米粒くらいにしか見えないってことだ。



落ち口。
向かって左側が主たる水流だが、
その右隣にもおなじくらいの幅の
わずかな水量の水流がある。
大雨のあとなどだと、
かなり幅の広い流れになるかもしれない。


テラスのようになっている中段。


そのテラスの上あたりは
きれいな苔が生えている。
湧水だというのが分かる。


中段の端に岩が出ていて、
これがいい味出しているのよ。



壇鏡の滝
(雌滝)

雄滝とはまったく趣を異にする滝だ。
落差35メートルには見えないけど。
雄滝が大きく見えすぎるせいかもしれない。


これは神隋門と同じ高さから見たもの。
下段の末広がりになる部分と思う。


上段の細かい分岐の部分。
太陽の光に輝いてきれいだった。



玉若酢命神社

バタバタ立ち寄ったので、
ろくな写真がありません。
でも、しめ縄、すごいでしょ。


これが八百杉。
国指定天然記念物。
八尾比丘尼が植えたという伝説がある。
樹齢は千数百年。
数百年って・・・。


でも、空間に見事に収まって、
とても素晴らしい杉だった。
こんなに開けた青空のもとの
古い杉もなかなか無いと思う。


重文の神隋門と八百杉。
茅葺の屋根の門が実にいい。
時間があったら隠岐の神社は
じっくり巡りたいけれど、
もうあの船には乗りたくない〜。


これ、八百杉の根元に生えていた
タンポポっぽい花。
 
  

八百杉には、根元に大蛇が眠っていて、
ついに根に取り込まれてしまった。
今でも大蛇のいびきが聞こえる、
という伝説があるそうな。
隠岐タンポポという固有種があるらしいけど、
これではないみたいだ。

2018/5/4   壇鏡の滝(雄滝、落差40M 雌滝、落差35M)
                              島根県隠岐の島町
ちょっと寄り道
米子市のビジネスホテルに宿泊した我々、しかし、どういうワケか全くよく眠れなかった。どうにも眠りが浅く、朝が遠い。
ええい、こうなったら起きてしまえ。なんだかいいお天気みたいだぞ。
午前7時前に支度を整えてホテルを出て、近くのすき家でモーニング。
せっかく早起きしたんだから、私は昨日ホテルに来る時に見た名水百選の「天の真名井」に行こうと思っていた。が、ダンナはそれだと戻らなくてはならない。隠岐の島に向かうフェリーは境港の先にある七類から出るので、堺港の水木しげるロードに行こう、と言った。
おお、水木しげるロード。そいつを忘れていたぞ。それは大層魅力的だぞ。
一も二もなく同意。
早朝のこと、混雑もなく、さっと見られるだろう。
ところが、我が家のナビったら、水木しげるロードで案内したのが、境港の市街の裏側の名もない駐車場。仕方がないので水木しげる記念館に自動車を走らせ、そこの案内にあった駐車場に入れた。
さすがにまだ8時前。自動車は1台くらいしかとまっていない。
フェリーの時間があるので、こちらもそれほどのんびりとしていられない。
駐車場が堺港駅から一番遠い場所らしく、どうも我々は裏側から水木しげるロードに入ったようだ。なんか、マイナーな妖怪の銅像しかないぞ。
しかも、なんか道路、工事中で砂利だらけだし。
あとあと知ったのだが、水木しげるロードは本年リニューアル中で、7月に新たにオープンするのだそうな。で、メジャーな妖怪や鬼太郎たちは駅の近くに集められているのだって。
ああ、駅まで行かなかったよぉ〜っ。途中でやめちゃったよぉ〜っ。
と、いうことで、鬼太郎も目玉おやじもねずみ男も見ないまま、水木しげるロードをあとにした。
あらかじめHPとかで予習しておけば、すぐに駅に行って、あっという間に集められた銅像を見られたのにぃ〜。ま、いい、またそのうち行くからさ。

  
唯一私好みのキャラクター猫娘を見られました。

隠岐の島へ
境港を出て、ものすごく高い場所に渡されている境水道大橋を渡って松江市に入る。七類港はすぐ近くである。
フェリーの出発時間は午前9時だが、自動車を乗せる都合上1時間以上前には到着しなくてはならない。
フェリーは佐渡に行くのに利用したことがあるので、私はてっきり同乗者も自動車と一緒に乗れると思っていたら、自動車と一緒なのはドライバーだけ。同乗者は別だった。と、いうことで、出発まで一人きりだ。しかも、並んでなくちゃならない。首尾のいい場所を確保しなければ、快適な船旅が約束されないではないか。結局立ちっぱなしで小一時間並んでいよいよ船に乗る。
乗船の情緒もへったくれもない。わーっと走って二等船室をめざし、わーっと場所を確保しようと思ったら、もう満員。きゃー、どうしよう、と思っていたら、自動車のほうが早く入れて、ダンナがちゃんと場所をとっていてくれた。枕もゲットして、楽々横になれる。ああ、よかった。
出航してから毛布の貸し出しがあったので、借りて、昨夜あまり眠れなかったのが幸いして、ことんと眠りに落ちることができた。
2時間半の運行時間のうちのかなりの部分を寝て過ごすことができたのがよかった。実はこの数日、大気が不安定で、海は大荒れだったのだ。空は青いのだが、とにかく波が高い。船はものすごく揺れた。私は乗り物酔いするほうで、この揺れはヤバいと本能的に思った。ので、できるだけ立たずにできるだけ騒がずにいた。おかげで、酔わずにすんだ。
そんなこんなで、フェリーの探索はまったくできていないが、ダンナが見てまわってくれました。

  
行きの船は「おき」。いいお天気だったのよ。


  
ちゃんと救命艇も。

乗船時は同乗者は自動車に乗れなかったが、下船時は全員自動車に乗って下船せよ、とのこと。自動車のスペースに行って初めて気がついた。あ、佐渡のフェリーよりかなり小さい。揺れるワケだ。我々は隠岐の島の一番最初の港の西郷で下船。11時30分頃の到着だ。
ところで、帰りのフェリーの時間は。
15時10分発。3時間しかないじゃん〜。
いいや、とダンナは言う。乗船の1時間前に着かなくちゃないから、2時間しかないんだよ。
どひゃ〜。
お昼にどこかのお店でのんびり食べている暇もない。どこかでおにぎりかパンでも買って移動しながら食べなくちゃ。
ええ、簡単に考えてましたよ、離島。
港のそばにたくさんコンビニなりスーパーなりあると考えてましたよ。
我々が向かった方向が壇鏡の滝方向だったので、たぶん商店のない方向だったんだと思う。それにしても、行けども行けども小さい商店さえ無い。いや、島の人だって生活しているんだから、食糧を売っている店がないわけがない。
とは思うのだが、それにしても、見事なまでに何もない。
これは、もしや、帰りのフェリーまでお昼抜きか?こんなことなら、七類の港でお弁当売ってたんだもん、買っておけばよかった。
なんて思っていたら、おおおおお、ありました、ヤマザキショップ。困った時にあるよな、ヤマザキのマーク。
せっかく隠岐の島に来て、ヤマザキのパンがお昼というのもどうかと思うが、ここは仕方ない。時間がないんだもの。
が、しかし、見慣れないパッケージのパンを発見。あれ、これは?あらまあ、隠岐の島で作っているパンだ。こいつは隠岐の島でしか食べられないぞ。ちょっとだけ隠岐の島の味を味わえるぞ。
パンを購入して、壇鏡の滝に急ぐ。
ナビに案内してもらったので、道順はイマイチ記憶にないのだが、島内でも一押しの観光スポットなので、案内はしっかりしていたと思う。海を左手に見ながら県道44号をひたすら走り、途中案内に従って右折、集落に「壇鏡の里」というのぼりがはためいていた。集落を抜けると林の中になり、だんだんと山っぽくなってくるが、迷うような道ではない。
行き止まりになる形で正面に壇鏡神社の鳥居が見えた。
広めの駐車スペースとトイレがある。トイレの前にベンチがあったので、場所的にどうかな〜とは思ったが、ここでさっき買ったパンでランチにした。隠岐の島のパン、美味でした。

  
左の焼きリンゴというパンは昔懐かし甘食っぽいパンにリンゴ味のクリームが挟まっていて、スイーツ感覚でおいしかったです。

我々が手早くパンを食べている間、駐車スペースには1台くらいしか自動車はとまっていなかった。食べ終わったあたりで、もう1台やってきて、ほぼ同時に滝に向かって歩き出すことになった。
滝好きにとっては、隠岐の島の観光のメインみたいに思っている壇鏡の滝だが、実のところやって来るのは一日に何組もいないのかもしれない。
壇鏡の滝は、壇鏡神社にある。ので、鳥居をくぐる。その鳥居の前に巨大な杉が2本立っている。壇鏡の夫婦杉というそうだ。
この杉については、説明看板があった。出雲大社の神殿修理のために境内の杉を供出するように言われたが、鳥居を境内がわに動かして、鳥居の外の2本の杉は神社のものではないということにして守ったという。
確かに、不自然にこの2本だけが大きくて太い。その伝説もありかもしれない。

  
2本の杉の真ん中に鳥居があるんだけど。


  
壇鏡神社、壇鏡の滝の石碑。

巨大な杉の間の鳥居をくぐって歩き出そうとしたら、左側にシャクナゲが咲いていた。これ、隠岐シャクナゲかなぁ。隠岐の島に咲いているシャクナゲならきっとそうだろうなぁ。
せっかく隠岐の島に来たのだから、隠岐の島しか見られない花も見てみたいと思っていたのだ。隠岐しゃくなげ園というのがあって、そこには立ち寄りたいと思っていたが、どうにも時間がなさすぎる。諦めていたのである。
とりあえず、撮影。シャクナゲの咲く季節に壇鏡の滝に来られたのも、ラッキーだと思いたい。

  
今まさに見頃のシャクナゲ。

  
隠岐シャクナゲだろうな、きっと。

川沿いの気持ちのいい道を5分ほど歩くと、前方に建物が見えた。建物の向こう側に滝が見える。あれが壇鏡の滝か?いやいや、あれは雌滝。前もって勉強できなかった私でも、壇鏡の滝は水量が少なくて、まともに流れが見られればラッキーな滝だというのは知っている。つまり、見えているあの滝は我々の目指す壇鏡の滝ではない。(いや、正確には、雄滝と雌滝どっちも壇鏡の滝なんだろうけどさ)
建物の隣に石の鳥居があり、先には古そうな石段が続いていた。壇鏡の滝は石段を上った先にある。石段の隣にもしゃくなげが咲いていて気分が盛り上がる。

    
  
右に川を見ながら歩く。川はきれいな水でナメたような底をしていた。

    
  
最初に目に入ってくるのは、雌滝。建物の向こう側に落ちる。

  
もう一つ鳥居が出現。

石段の途中からもう滝は見えていた。
せっかく海を渡って来たのに水が落ちていなかったらどうしよう、と思っていたが、ふわぁっと落ちていた。思った以上に落差のある滝で、少ない水量がその落差のために途中でふわっと消えてなくなっているようにさえ見えた。
石段を登り終えると、門があった。隋神門というのがこれかしらん。
実は数日前に隠岐の島の観光協会のHPで壇鏡の滝を調べてみたら、落石の恐れがあるので、隋神門より先は氏子以外の立ち入りを遠慮してほしい、と書かれていたのだ。
現地に行ってどうなっているのかと心配だったが、落石に注意するようにとの案内はあったが、立ち入り禁止にはなっていなかった。ほかの観光客もどんどん滝の裏側に行っているし。
門をくぐって、その先にある壇鏡神社の右側はるか上の断崖から落ちるさわさわとした水の流れを見上げた。
なるほど、信仰の滝らしく、太陽の光を受けてレースのカーテンのように輝いている。

    
  
石段の先にある門。門をくぐると、右に曲がる感じで壇鏡神社の社。

  
門、社、そして、はるか上から落ちる滝。って、滝がよくわからんっ。

壇鏡神社の社を通り抜け、滝の裏側に出るともできる。もちろん、行ってみた。滝を通して向こう側が見える。こうなると、本当にレースのカーテンのようだった。
じっくりと滝を堪能したいところだが、帰りのフェリーの時間がある。それにまだ雌滝を見ていないし。隋神門の脇のスペースから雌滝に近づいてみたが、こちらからはあまりよく見えない。やはり、石段を下りて、最初に見えた建物から見るのがいいようだ。
建物はたぶん休憩所なんじゃないかなぁとは思うが、実は記憶があいまいだ。建物の中に入らずに、裏側に回って雌滝に近づいた。
それほど大きな滝に見えない。レポを作るにあたって、落差を調べてみたら、35メートルとあった。が、見た感じではせいぜい15メートルだ。ただし、どうも滝の下段あたりを見ていたんじゃないかな、と思う。雄滝は少し離れた場所から滝の全部を見るのでスケールが大きく見えるが、雌滝はごく近くから滝の一部しか見ていないのだろう。そうでなければ、この2つの滝が落差が5メートルくらいしか違わないなんてことにはならないだろう。
川の流れの岩まで行けたので、そこから滝を見上げてみた。岩盤に当たってはじける水がきらきらと輝いて、雄滝とは違った美しさがあった。

壮絶な船旅
さあ、タイムリミットだ。あとは、道すがらにあった玉若酢命神社にある八百杉を見てフェリーの出発までの時間調整をするくらいしかできない。
あー、ホントにもう、忙しい。
玉若酢命神社は県道44号沿いにあるので迷うことはない。本当に西郷港の近くだし。
巨大な杉を見て、見事なしめ縄の神社を見て、わたわたと西郷港に行く。
ここから先は自動車と一緒に乗るダンナと私は別行動。またしても列に並ぶだけの1時間である。この1時間が無意味でもったいない。隠岐の島滞在3時間のうちの1時間だものな。
ただ、ゴールデンウィークなので、島出身者が島に戻ってきていたらしく、それを見送る人たちとの会話を耳にすることができたのは楽しかった。
今年百歳になるじいちゃんのお祝いに親戚一同やってきたのだとか、隠岐の島にお嫁に来た人の両親が様子を見に来たのだとか。
観光客というよりは、隠岐の島の住民に密着したフェリーなのだな、としみじみ思った。
さて、乗船。またしても、ダンナが首尾よく場所をとっていてくれた、が。本日は大変混雑していますので、横になってのご乗船はひかえてください。とのこと。ええーーー。それは、無理。酔うってば。我々は壁際を確保できたが、そうでない人たちは、背もたれもない状態で座っている。うーむ、かわいそう。それでも、出航したら人の出入りが落ち着いたので、体を丸めて横になりました。
しかし。これから先はあんまりきれいな話じゃないので、こそこそ書きます。読みたい人はカーソルで反転してね。

 とにかく大気の状態が不安定で、島の人も覚悟するくらい海上は大荒れだった。私は毛布を借りて、体を丸めてここが舟の上であるのを忘れようとがんばった。
大丈夫だったのよ。乗り物酔いするのは、いつも頭がぐらぐらするところから始まるので、今回はまったくそれがないから、乗り切れると思っていた。ところが、1時間くらいしたら、腸の真ん中くらいがぐらんぐらんと動きだした。いや、下痢っぽい動きではない。説明しがたいのだけど、吐き気っていうのは胃からくると思っていたけど、腸から逆流しているみたいだった。目を閉じているのにチカチカチカっと星が飛んで、さすがにヤバいと飛び起きて、トイレにダッシュ。
胃の中のものが出てきても口でストップできると思っていたんだけどさ、胃の内容量って、口の内容量より多いのよ。
もうちょっとでトイレというところで吐いちゃいました。どわ〜っと。
不幸中の幸いだったのは、島にいて食べたのが菓子パンだけで、ほぼ消化済み。出たのはお茶だけでした。
ちょうどサービスカウンターの真ん前でスタッフが勢ぞろいしていまして、そのスタッフというのが、おう吐物処理のためにいるようなもので、ささっと出てきてささっと片付けてくれて、すぐにトイレに入れてくれまして。すいませんを連呼してトイレに駆け込んで、さらにおう吐。
とりあえず第一陣は胃から出てくれたので、個室から出たら、やっぱり吐き気に襲われた黒いトレーナーの女の子が青い顔をしていたので、「壮絶ですね」と声をかけたら、「高速船だったら時間が短いのでこんなにひどくならないんですけど」と言っていた。
その女の子とはおう吐仲間になって、私はおう吐物専用の洗面台より一回り大きい流せる形式のものを抱えるようにしゃがみこんで、女の子は吐き気がひどくなると個室に駆け込んでと、結局港内に入るまで一緒だった。けど、実はもう一人おう吐仲間がいたらしく、3つある個室の1つはその人が占領、数分おきにうえっと言ってた。たぶん、彼女が一番症状がひどかったんじゃないかな。顔は見ていないけど。
で、私はしゃがみこんだまま立ち上がれず、今が何時なのか携帯で調べたいんだけどその動作さえできず。胃の中のものどころか体中の体液全部出たんじゃないか、船酔いで入院するようなことあるんだろうか、気を失ったらドクターヘリとか来るんだろうか。などと考えていた。
そうこうしているうちに海が大変荒れているので、到着が15分遅れますとのアナウンス。この時ほどひどい絶望感を味わったことはありませんです。
それでも、港内に入ると揺れはほぼなくなって、なんとか立ち上がり、トイレから出ると、黒いトレーナーの女の子がいつでもトイレに駆け込める場所にいて、「大丈夫ですか」と声をかけてくれた。いや、お互い様だってばさ。
結局2時間半、いや2時間45分の航海中2時間近くトイレのおう吐物用の陶器を抱えてしゃがんでました。

  
  
西郷の港で、やっと鬼太郎とねずみ男と目玉おやじに出会えたよ。

  
帰りの船は「くにが」。

  
波の飛沫で虹ができるほど荒れてましたとさ〜。

予定より15分遅れて七類港にフェリーは到着した。
半分気絶した状態で自動車に乗り込み、本日の宿を目指す。どうせなら、ということで玉造温泉で宿泊することになっている。ただ予算の都合上、高級温泉旅館には泊まれず、改装オープン記念特価の玉造国際ホテルに宿泊。それでも貧乏旅行の我が家にはかなりの高額なんだけどさ。七類の港からは宍道湖の隣の中海ど真ん中を通る道を夕日をのぞみながら走るというものすごくいいドライブコースだったのだが、私は半分気絶していたのでさっぱり分からない。
玉造国際ホテルは玉造温泉街ではなくて、宍道湖畔にある。フェリーの到着が遅れたので、夕食の時間も遅くなり、先にお風呂に入った。胃も体液もからっぽで温泉に入ったらホントーに倒れるかもしれないと思ったが、これがよかったのよ。夕食時間だったため、貸切で、立ち湯になっている露天風呂で体に負荷をかけずに入浴できた。このホテルで唯一よかったのはこの露天風呂だな〜。あとは、リニューアルということで、あちこちバタバタしている感じが宿泊客にもしっかり分かってしまった。その分ちょっと安かったので、文句は言えないけどもね。
ものすごく時間をかけて出てくるコース料理は、船酔いで死にかけた私にはむしろありがたかったです。
   玉造国際ホテル
ああ、なんだかわけのわからない一日だった。この日はもちろん、泥のように眠りましたとさ。

                         2018年GW百選の滝スタンプラリーそのB布引の滝へ

 交通
隠岐の島へのアクセスは、「隠岐の島旅」に詳しい。
フェリーは乗り物酔いする人は要注意。乗船時間の短い高速船を選択するほうがいいかもしれない。島にはレンタカーもある。
フェリー、高速船ともに七類と境港から出ている。
隠岐の島は諸島なので、たくさんの港に寄港する。壇鏡の滝は一番大きい島の西郷港で降りる。
フェリーは七類からだと2時間半ほど乗船するが、手続きなどのために早めに港に行く必要がある。高速船は予約が必要。
我々が行ったGWは混雑期で、1時間前から人が並んでいた。
西郷の港から壇鏡神社までは自動車で1時間弱。意外と遠いので注意すること。道はぼ1本なので迷わない。曲がり角も案内がしっかりしている。
駐車スペースからは徒歩5分で滝になる。サンダルでも大丈夫な道だ。

2018年GW百選の滝スタンプラリーその@大山の滝
2018年GW百選の滝スタンプラリーそのB布引の滝

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