2019年滝納めA
2019年滝納めその@開運出世の滝、玉簾の滝へ奈曽の白滝





奈曽の白滝
河原まで下った場所で撮影。
岩が迫っていて、
これ以上近くまでは行けなかった。
迫力ある姿を見ることができるが、
近寄ってしまうと、26メートルの落差が
あまりよく分からなくなってしまう。



滝見台から撮影。ズームしている。
やっぱりこの位置が一番きれいかな。



見た目はこんな感じ。
手前の流れもきれいだ。
青空や緑の美しい時などなら
見事な風景だと思う。



これ、河原で私が見ていた位置。
手前の岩がじゃま。



これは滝見台。
かなり古そうで、大勢では乗りたくない感じ。
滝見台から滝までの距離はこんなもん。



落ち口。
豪快にほとばしっている。



滝つぼ全体が見える場所はなかった。



これは神社から見た滝。
神社はずっと滝を見下ろしている。



吊り橋のたもとから見た滝。
この横顔、12年前に霧の向こうで
うっすらと見えた横顔だ。



林道に出て左手に落ち口を見下ろせる。
川の水が一気に落ちて行く。




玉簾の滝から見た鳥海山と
ぐるっと反対側に回り込んだ鳥海山。
やっぱり頭半分見えない。


2019/12/30  奈曽の滝(26M) 秋田県にかほ市
           
年末ののんびり旅行を決め込んでのんびりした予定を組んだら、見事に時間を持て余した我々、急遽足を延ばして奈曽の白滝に立ち寄ることにした。
玉簾の滝の前でナビに入れたら、おおむね2時間かかるとの予想。いや、距離で50キロないというから、そんなには時間はかからないだろうと自動車を秋田に向けた。
国道7号線に出て、日本海沿いを北上。年末のこと、交通量も多くなく、結局1時間弱で奈曽の白滝の駐車場に到着した。
奈曽の白滝には2007年に来ている。来てはいるが、見ていない。
というのも、ものすごく濃い霧で、滝が全く見えなかったのだ。しかも、あの時は滝前に行く遊歩道が閉鎖されていた。だから今回は12年ぶりのリベンジともいえる。(2007年のレポはこちら)
さすがに12年ぶりなので、記憶が全くない。駐車場を出てどっちに行けば滝なのかもわからない。道路に矢印のついた案内があったので、そちらに向かって歩き出す。
雨が強く降ってきたので、1本しかない傘をさして歩いたが、ほどなく雨は小降りになった。
歩いて行くと神社に出た。こんな道歩いた記憶がないが、それもそのはずで、2007年の時は、まったく逆回りで神社の階段は下りしか使っていないのだ。見上げていない。

  駐車場を出て橋のたもとにある案内に従う。

    
  カーブの先に鳥居が見える。
 石段が続く。

幅の狭い石段を登り、鳥居をくぐって、あれ、神社がない。右奥にトイレと正面に宝物館のような建物。奥には庭園らしい広がり。トイレと宝物館は冬期閉鎖中。神社、どこよ。
とにかく、我々は滝に行きたいので、ぐるっと見回して左手にあった石段を下って行った。
下る、下る。どんどん下る。こんなに下った記憶がない。そりゃそうだ、下っていない。12年前はこの遊歩道は閉鎖されていた。
どんどん下って、遊歩道はついに河原まで下りきった。

    
  石段を下る。どんどん下る。

  石段用の石じゃないだろうって石の石段。
 
    
  遊歩道からさらに下って河原へ行く。

  
  あとは岩ゴロゴロの中、滝に近づく。

河原まで下ったが、まだ滝は見えない。いや、ほんの端っこは見えているのだが、もうちょっと上流に行かないと全体は見えない。
もはや遊歩道は無いので、石や岩を伝いながら滝の見える場所まで行く。
雨で濡れていて、かなり滑る石だったので怖かった。
どれほどの距離あるのか、ちょっと分からないのだが、かなり近くまで滝に近寄れた。直下ではないので、水しぶきを浴びる位置ではない。
ただ、私は怖いので安全な位置からしか見ていない。大きな岩がデンと前にあって、ちょっと見えづらかったかな。
いや、それにしても、12年前は濃霧でこの滝が見えなかったのか。
振り返ると、下流のほうに吊り橋があった。記憶が飛んでいるが、前もちゃんと渡っている。とりあえず遊歩道に復帰して、案内のある滝見台に行く。
うむ、ここからの眺めがやっぱり一番いいな。滝の落差と下流の流れの美しさが見ることができる。紅葉の頃などは素晴らしいだろう。
遊歩道はさらに先に続いてる。
いったん下がった階段を登って行くと、あったよあった、神社があった。金峰神社だ。鳥居からこんなにアップダウンする神社もなかなかない気がする。
そこからも奈曽の白滝を見ることができる。
遊歩道はさらに続いていて、滝前から見えた吊り橋に出た。
あ、霧の中で音だけ聞いてイライラしたのはここだった、とその場に立って初めて思い出した。何か手すりのある場所でどうにか見えないかと目を凝らした記憶があるのだが、それはこの吊り橋だった。
うっすら見えた奈曽の白滝の横顔はこの吊り橋のたもとで見たものだった。
断片的に記憶がよみがえる。
今日は遮るものなく、クリアに滝が見える。霧や雪でなくて本当によかった。

橋を渡って、林道に出る。戻らずに林道を県道方向に歩いて行けばすぐに駐車スペースだ。
午後4時前には自動車に戻りついた。

    
  中央の四角いスペースが滝見台。そこからさらに登ると神社。

  
  金峰神社。蔵王権現を祀っているというから、蔵王のほうを向いているのかしらね。

    
  神社を通り越して、吊り橋へ。

  吊り橋を渡ると林道になる。吊り橋を背に左に行く。

    
  12年前も撮影したな。マンホールの奈曽の白滝。あ、橋のたもとにも奈曽の白滝。

下欄に写真を載せたが、この日の宿は想像以上にたっぷりとごちそうを提供してくれて、朝はつきたてのお餅もふるまってくれて、本当に大満足の宿だった。なんにも考えずにのんびりすることができた。よっぱらって、8時にはダウンしちゃったので、のんびりした記憶さえないんだけど。
翌日は予報通りとんでもない暴風雨になり、吹き飛ばされそうになりながら宿から自動車で10分程度で行ける加茂水族館に。屋内でのんびりたゆたっているクラゲたちを鑑賞し、そのあとは欲張らずに自宅に戻った。
まったく焦らず頑張らず、それでも山形と秋田に行った年末の2日間。これからはこんなペースがいいなぁと思う2019年の年末だった。

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交通
  奈曽の滝  我々は玉簾の滝から向かったので、道筋が多少違う。最寄ICは山形自動車道酒田みなとIC。県道59号を利用して国道7号に出て日本海を左に見ながら北上するのが一番わかりやすいだろう。さらに秋田県象潟市街まで行って県道58号で西に向かい、案内に従って奈曽の白滝に行くのが一番迷わないルートだとは思うが、象潟市街の手前で西中野沢、本郷方面に向かう市道があるので、そちらに右折するとショートカットになる。
元滝湧水などがある鳥海ブルーラインは冬期は閉鎖されるので通り抜けられない。注意が必要だ。

 この日のお宿 ホテル満光園
食事などにより色々なプランがあるので、いろいろなサイトで調べるとよいと思う。古い建物だが綺麗にしてあったし、スタッフもアットホームでした。

  
  温泉街からちょっと離れた高台にある。海が見下ろせる。

      
  夕食は囲炉裏で炭火焼。山形牛陶板焼き。などなど。山形の地酒飲み比べセット。2セット7種。いただきました。
  1セット750円。これで酔っ払いました。姿のまんまのカニもついたよ。

    
  こちら朝食。汁物はお雑煮。さらに10種類くらいのトッピングが選べるつきたてのお餅にバイキング式のフルーツ、ヨーグルト、飲み物。コーヒーは部屋にも自動車にももっていけるように蓋つき紙コップもあった。


加茂水族館  言わずと知れたクラゲの水族館。行き方は公式HPが詳しいだろう。

  
  暴風雨だったが、開館直後だったので屋根付きの駐車スペースに入れられた。

      
  こーんなのがたくさんいる。  これがクラゲドリームシアター。門松があるのよ。 これくらいの大きさ。大晦日でもたくさん人が来ている。

  
  ショーは冬期お休みだが、アシカやアザラシもいる。


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