![]() 開運出世の滝 玉簾の滝の駐車スペースにある 案内看板には、不動滝とされていた。 相変わらず、なぜに開運出世を名乗るのか 説明看板はなかった。 ![]() 柵のすぐ横から撮影。 美瀑だと思います。 ![]() 神社からの距離はこんなもん。 ![]() 滝前の石碑の説明もないのよね。 ![]() 玉簾の滝 2011年2月に行った、 半分氷瀑と化した時(レポはこちら)よりも ずっと雪も氷も少ないが、 岩盤が雪化粧していて、 より美しく浮かび上がっている。 ![]() 滝だけ写真にすると小さく写るなぁ。 大瀑布ですよ。 ![]() ちょっと引くとこんな感じ。 ![]() 説明看板に、滝の中腹に神座があり、 大聖不動明王の石造があり、 その前を流れる水が玉簾のようなので、 玉簾の滝というようになった、とあったので、 中腹を探ってみた。 ![]() 中腹って、どこだ? どんなによーく見てみても、 簾の向こう側は見えなかった。 ![]() 簾は簾のまま役目をはたして、 ちゃんと滝つぼまで到達している。 |
2019/12/30 開運出世の滝(10M?) 玉簾の滝(30M) 山形県酒田市 ここ毎年のことなのだが、我々夫婦は年末は疲れている。仕事が年末に立て込んで、肉体的にヘロヘロになってしまうのである。 12月の中盤、もうどうにも疲れ切って、お正月休みにはどこかの温泉でゆっくりしよう、と決意した。 ゆっくりするにあたって、カニが食べたい。 お正月用の費用を吐き出して、お節料理もないことにして、カニを食べに温泉に行こう。 ゆっくりするのだから、近場にしよう。 ということで、珍しく泊まる場所優先で年末年始の行く先を探した。 しかし、資金があふれるほどあるわけではないので、ネットで検索しまくって、ヒットしたのが山形県の湯野浜温泉の宿だ。 年末にもかかわらず、税込み1万5千円未満でカニが一匹丸々ついている。他にないでしょう〜。 速攻決定で、滝は後付けで決めた。 年末に山形の海岸方向に行くとしたら、どの滝がよいだろう。 そりゃ、開運出世の滝だろう。何度か拝んではいるのだが、未だに開運も出世もしている気がしないけど。 ほぼ疲労しきっている脳みそでは、このルートで玉簾の滝と開運出世の滝を見る以外に調べるつもりにもなれなかった。滝も速攻で決定である。 一泊で行くにはかなり楽なコースだ。本当にのんびりできるぞ。 さて、当日。 天気予報では12月30日はどんよりとした曇り。12月31日は大荒れのお天気になるだろうと言っていた。 大晦日に滝を見るのは無理だ。 だとしたら、湯野浜温泉のごく近くにクラゲの水族館として有名な加茂水族館があるので、そこに立ち寄って戻ろう。 早々に戻って、実家のばあちゃんに新潟の郷土料理の「のっぺ」を作ってあげよう。 ああ、なんて理想的なのんびりした年末だろう。 今回のキーワードはのんびりなので、この日は実にバカにした出発時間で午前9時過ぎの出発である。 途中、鶴岡で昼食をとって、ナビの案内するままに玉簾の滝に向かう。 実は玉簾の滝は新潟からはけっこう遠い部類の山形の滝である。が、何度も行っているので遠い気がしていない。 道すがら、左に曲がって少し登ると開運出世の滝になる。毎回この曲がり角を見落とすが、今回はしっかりチェック。 ![]() ちゃんと迷わずに開運出世の滝に着いた。 おお、こんなに大きな滝だったっけ。神社の裏手にある滝は美しく分岐して落ちている。 神社はこれから初詣だろうのに、とりたてて門松などもなく、派手な準備をしているようでもなかった。雪よけの囲いが冬っぽいくらいである。 ![]() 神社の裏手に回り、滝を撮影。 よし、来年の開運を期待して、玉簾の滝に行こう。 開運出世の滝から自動車で15分かからない場所に玉簾の滝はある。 標高が上がるのか、開運出世の滝前にはなかった雪が駐車スペースにはうっすらと積もっていた。 真冬に来たこともあるが、年末でこの場所がこの程度の積雪なのは、特別少ない年なのかもしれないのだが。 午後2時ちょうどに駐車スペースに到着。冬場のこと、誰もいないと思いきや、2台ほど自動車がとまっていた。 売店は閉鎖中。かろうじでトイレが1つだけ使用可能だった。 長靴のほうがよかったかな、と思ったが積雪は5センチもない状態だったので、そのまま歩き出す。坂道で多少滑ったが、長靴でなくても支障かった。 ![]() ![]() ![]() ![]() 途中で一家族とすれ違い、滝前にもう一家族。こちらの家族はものすごく熱心に滝を見ていた。その人たちもいなくなり、我々だけでこの大瀑布を見上げることができた。 うっすらと雪化粧した玉簾の滝も美しいものだ。 きっとここも初詣の時は多少は賑やかになるんだろうなぁ。 静かな時でよかったなぁ。 我々が戻る頃には、また2組ほど滝を見る人たちがやって来た。意外と物好きはいるものだ。 ![]() 駐車スペースに戻ると、重い雲の下に鳥海山のすそ野あたりが横たわっていた。晴れていたら、きれいに見えたんだろうけど。 時間は2時半を少し回ったところ。どうするよ、まだ宿に行くには早い。 実は直前に地図を広げて、この位置がかなり秋田県に近いことを確認していた。奈曽の白滝なら行けるんじゃないだろうか。 ナビに入れたら2時間かかると数字が出た。到着が4時半となると、薄暗くなるし、宿への到着もかなり遅くなる。 でもキロ数にすると50キロない距離である。ダンナが行けるんじゃないか、と言ったので、行くことにしてしまった。 おお、のんびり出発して秋田県まで行けちゃうぞ。 2019年滝納めそのA 奈曽の白滝へ |
交通 玉簾の滝 山形自動車道酒田みなとIC下車。県道59号から国道345号に出て、さらに県道366号に入る。 道のあちこちに玉簾の滝、とか、湯の台温泉と出ているので、それにしたがって進めば迷わない。 冬季は滝の駐車場までは除雪はきちんとされているが、かなりの積雪のある場所なのでスタットレスタイヤは必要である。 また、滝への遊歩道も雪道になるので、長靴は必要だ。 開運出世の滝 同じく県道366号で玉簾の滝方面に向かい、日向川を渡って少しすると本文中の写真のような案内標識が左がわにある。意外と小さいので注意が必要。それにしたがって左折すると、坂を登って左側に御瀧神社があり、滝はその裏側に落ちている。 |