2023年No.1
御来光の滝

少ない。
2023年に巡った滝たちは、ことのほか少ない。
例年の滝巡りに比べてどこがどう違ったのか、よく分からないのだが、とにかくあまり滝を見て回らない年だった。
そんな中でも光ったのが、2度にわたる四国の滝巡りで、無理やり片付けた感が無きにしもあらずなのだがなんとか四国の百選の滝をすべて見ることができた。
そんな四国の百選の滝の中で、2023年のナンバー1は、私としては御来光の滝を推したい。
あまりに遠望で、感動もへったくれもないだろう、と言われそうではあるが、雨がちな日に霧が発生する道で、果たして見ることができるかどうかハラハラしながら展望台に登って、遠くに落ちる姿を見た時には石鎚の神様に感謝したものだ。
数少ない2023年の我が家の滝めぐりのナンバーワンは、遠すぎようが、よく見えなかろうが、御来光の滝なのである。

2023年に巡った滝たち
百選の滝
  棚下不動滝(群馬県)
  雪輪の滝(愛媛県)
  大樽の滝(高知県)
  苗名滝(新潟県)
  御来光の滝(愛媛県)
  三階滝(宮城県)
  阿弥陀ケ滝(岐阜県)

これが意外に行っていたと、このレポを書いて気がついた。
せいぜい四国の3滝くらいしか百選に行ったという気がしていなかったのだ。
棚下不動滝、三階滝、阿弥陀ケ滝については、他のついでにご挨拶したという形なので、記憶も薄れていたのかもしれない。
それにつけても、四国の百選の滝たちをすべて訪問し終えた、というのは、一つ荷物を減らしたという感慨が深い。
あとは九州沖縄だ。
まだまだ道のりは長い。


  
  
氷瀑ついでに立ち寄った
  棚下不動滝。



  
  こちらは、同窓会ついでに
  立ち寄った阿弥陀ケ滝。



  
  
三階滝は樹木が茂った時に
  行ってはダメですね。



  
  
新潟の百選の滝で行けたのは、
  この苗名滝だけだった。







  
雪輪の滝の遊歩道にある河鹿の滝。


  
同じく、三筋の滝。

新潟県の滝
  角田氷壁(新潟市)
  明神沢の滝(新潟市)
  手取ケ淵の滝(田上町)
  白玉の滝(新潟市)
  どっぱら清水の滝(五泉市)
  本城の滝(魚沼市)

もはや、新潟から恨まれても仕方ない気がする。新潟の滝にこれほど訪問していないとは。
毎年3回は行っている本城の滝も、今年は2回きり。
白玉の滝については、新津丘陵を歩く駐車場として利用させてもらっている感じさえある。
もしかしたら、ここ数年はこういった傾向が続くのかもな、という予感がしないでもない。




  
 
 安定の本城の滝。
  いつ行っても草花の宝庫です。



  
  あの角田の氷壁、ガッチリ凍ると、
  アイスクライミングできるのよ。



  
  
凍っているかと思った、明神沢の滝。


  
  12月の白玉の滝。
  幅広の滝になっていた。





  
  残念だった千葉の滝三つ。
  こちらは四万木不動滝。



  
  粟又の滝。
  養老渓谷って範囲が広いのね。



  
  濃溝の滝。
  光がハート型になるのは、
  年に数度だとか。

他県の滝
  赤城小滝(群馬県)
  善五郎の滝(長野県)
  番所大滝(長野県)
  イエローフォール(福島県)
  二の滝(山形県)
  三滝(長野県)
  河鹿の滝(愛媛県)
  出合滑愛媛県)
  三筋の滝(愛媛県)

  不動滝(宮城県)
  澗満滝長野県)
  あいよしの滝(福島県)
  不動滝(千葉県)
  粟又の滝(千葉県)
  濃溝の滝(千葉県)

最強寒波という言葉がこの年あたりからいわれはじめ、とんでもなく寒い日が時々訪れるようになった。
ので、氷瀑は成長しては溶け、立ち上がっては崩落する、という感じだった。
我々はスノーシューというおもちゃを手にしてしまったので、ついそれで遊びたくて氷瀑を見に出かける機会が多くなった。
凍る滝という目標があると、雪の上を歩くのもいいものである。
年の最後に滝巡りでは未訪だった千葉県に滝を目当てに出掛けたが、水が少ない時期だったので、本当に見栄えがしなかった。残念。

  
  赤城の小滝の氷瀑。
  凍った沼の上を歩いたよ。


  
  
番所大滝。凍ってないなぁ。


  
  
善五郎の滝。こっちも凍ってないなぁ。


  
  
大禅の滝。氷柱が低いなぁ。


  
  いつも遠望の潤満滝。


  
  
あいよしの滝の紅葉は最高。


2023年の印象に残った滝たち
ダンナとRそれぞれの印象に残った滝を5つピックアップしました。
紹介する順番はけして上がより印象が深かったわけではありません。
写真をクリックすると、レポにとびます。

ダンナ編 R編


阿弥陀ケ滝

百選の滝。
落差のある直瀑がよい。


二の滝
スノーシュートレッキングで訪問。
スノーシューがいいのか悪いのか、
さっぱりわからなかったけど、
滝前の人たちの山形弁が
ほっこりしました。


御来光の滝
遠望ながら、なんとか見て来られた
初百選の滝。


御来光の滝

滝より、石鎚山のほうが
印象に残ったんですけどね。
でも、この滝がなければ、
石鎚山にも登らなかったでしょうね。
上の写真に滝が写っているんですけどね。


大樽の滝
豪快な流れ落ち。
初百選の滝。


大樽の滝
出発前の下調べで
最短の遊歩道が閉鎖中でも
行けるルートを探し出していた。
自分のファインプレーを
ほめてあげたい。


雪輪の滝
さらさらと斑紋を広げながら流れる滝。
初百選の滝。


雪輪の滝
え、これが?
という、どちらかというと
あまりよくない印象の滝でした。
いや、もうちょっと大きいと思ってたのよ。


イエローフォール(氷瀑)

久しぶりの訪問だが、
今期は自前のスノーシューで行けたので、
感慨深かった。


イエローフォール(氷瀑)

赤いわ。
スノーシュートレッキングというのが
ちゃんとコースとして設定されている
ということにびっくり。



宿題の滝
2023年までに行きたいのに行けなかった滝等をピックアップ。
 新潟県内の滝
  七滝       内の倉ダムの上流にある滝。だれか、情報ください〜。
  苗名滝上流の滝  2009年に行くつもりだったんだけどな〜。
  惣滝のそばの雪解け滝  スノーブリッジが怖すぎて。
  その他、まだ見知らぬ滝たち


 新潟県外の滝
  そりゃ、まだ行ったことのない百選でしょう。まだまだたくさんあります。

この項目、ここ数年ひとつも変化ありません〜。今年もやっぱり変化ありません〜。
もはや、年齢的に猶予のないことになっているので、積極的に百選の滝だけは訪問していきたいと考えています。。

  


2023年滝めぐり総括

冒頭でも書いたが、2023年は本当に滝に時間を割かなかった。
今までであれば、どこかの山に出掛ければ近くの滝を探し、どこかの桜を目指しては近くの滝も拾った。
しかし、2つの目的をこなすのが年齢を重ねるにつれ難しくなってきた。
2023年は滝よりも別の目的のほうにシフトしてしまった感じがする。
これから年々その傾向は強まるのではないか。
そんな予感のする2023年の「んがお工房」の動向だった。

ところで、この年は、スノーシューを手に入れて、雪の上を歩くことにいそしんだため、氷瀑をけっこうな数見ている。
温暖化が叫ばれるなか、キリっと冷える日もあった冬、もしかしたら来年は凍らないかもしれないと思いながら氷瀑を訪れた。
年々見られなくなるものの一つがもしかしたら氷瀑ということになるかもしれない。
また、2023年の一番の収穫は、四国の百選の滝を制覇したことだろう。
四国は、新潟から一番遠い自家用車で行ける場所、と、決めている。
ロングドライブで行く滝は、これですべて片付けたことになる。
まだまだおろさなきゃならない荷物はたくさん持っているけれど、一つ身が軽くなった気分である。
百選の滝を制覇するには、どんどん遠い滝を攻略しなければならなくなる。
せっかく行ったのだから、と、他の滝や他の観光名所に目移りしてはいけない状況だ。
だからこそ、2023年の目移りしまくった1年はある意味貴重だ。
これからは百選の滝が我々を突き動かす原動力になりますように。

    
  これが我々の冬のおもちゃ、スノーシュー。

  
  実は2023年のNo.1の滝はイエローフォールにしようかさんざん迷った。
  青空に赤い凍れる滝は、なかなか見られるもんじゃない。

    
  滝じゃないんですけどね、2023年で一番印象に残ったアクティビティ。
  石鎚山登山の鎖場です。すごかったわ〜。



  んがお工房の日本百名滝めぐり