2010年No.1
篠沢大滝

2010年の我が家には強力な県外禁止令が発令されほとんど県外には行くことができなかった。
だが、夏休み、予定していた山登りが雨天で中止。やぶれかぶれで向かった山梨の滝が思いがけず素晴らしい滝で、全く異論なく2010年のナンバー1の滝に選ぶことができた。百選でなくても、素晴らしい滝があるというのをまた実感することができた。  (篠沢大滝のレポはこちら

2010年に巡った滝たち
百選の滝
  鈴が滝(新潟県)
  惣滝(新潟県)
  苗名滝(新潟県)

見事なまでに県外の百選の滝を訪問することができなかった1年だった。その代わりと言ってはなんだが、一応県内の百選の滝には一通りご挨拶している。

  
  
妙高山登山のついでに遠望であったが、
惣滝の姿も見ることができた。

  
  とにかく花の多い滝であることが判明した鈴ケ滝。ヒメサユリやキスゲも咲く。

  
  紅葉には少し早かった苗名滝。相変わらず豪快。

  
  こちらは毎年訪ねる県内の滝、本城の滝。今年は雪解けが少し遅かった。
新潟県の滝
  ごりんの滝(新潟市)
  浜滝(新潟市)
  雷岩の滝(仮)(新潟市)
  宝川の滝(仮)(新潟市)
  南沢の滝たち(弥彦村)
  善根の不動滝(柏崎市)
  桜滝(上越市)
  いすずくらの滝(上越市)
  高龍滝(長岡市)
  寿々が滝(長岡市)
  てんぽこ滝(長岡市)
  蛇逃の滝(長岡市)
  ひすい滝(仮)(糸魚川市)
  芦沢の滝(仮)(長岡市)
  倉下の滝(上越市)
  鈴の小滝(村上市)
  滑床の滝(村上市)
  赤土橋の滝(仮)(村上市)
  称明滝(妙高市)
  光明滝(妙高市)
  そうめん滝(妙高市)
  本城の滝(魚沼市)
  大尾不動滝(阿賀町)
  清水大滝(魚沼市)
  虹の滝(魚沼市)
  どっぱら清水の滝(仮)(五泉市)
  白崩滝(魚沼市)

2010年の県内の滝は、再訪が主なのだが、里の小さな滝を拾うことができたのも特徴だ。
長岡市の滝たちを見ることができたのは、滝仲間のYouさんの力が大きい。

  
  
久々の再訪の妙高、称明滝と光明滝。

  
  
ネットで存在を知った朝日スーパー林道付近で見ることができる滑床の滝。

  
  
虹の滝は紅葉まっさかり。
  
他県の滝
  
象ケ滝(群馬県)
  熊倉不動滝(群馬県)
  三段の滝(群馬県)
  線ケ滝(群馬県)
  善五郎の滝(長野県)
  番所大滝(長野県)
  八坂大滝(長野県)
  穴清水祖師堂の滝(長野県)
  篠沢大滝(山梨県)
  桑の木滝(山梨県)
  黄門の滝(山梨県)
  三条の滝(山梨県)
  


  
  
滝初めで行った群馬の滝たち。象ケ滝は象の形なのだそうだ。

   
   これも滝初めの滝。いや、ホントに線のような線ケ滝。

   
   ほとんど凍っていなかった、番所大滝。

2010年の印象に残った滝たち
ダンナとRそれぞれの印象に残った滝を5つピックアップしました。
紹介する順番はけして上がより印象が深かったわけではありません。
写真をクリックすると、レポにとびます。

ダンナ編 R編


篠沢大滝
駐車場所から1時間半、
堰堤の高巻きや沢渡渉など
苦労を強いられるが、
雄大な50mもの大滝が
行った苦労を喜びに変えてくれる。


篠沢大滝
思いつきで出かけたため、
全く予備知識がないまま
とんでもない滝への道を歩いた。
予想以上に大きくて、
白い滝に大感激。


白崩滝
二週続けてのアドベンチャー。
全容を見られた時に
「達成感」を感じた


善五郎の
この氷瀑は圧巻でしょう。
アイスクライマーにもびっくり。


桑の木滝
あまり整備の行き届いていない
遊歩道であったが、
流れ落ちる姿は変化に富み
美しい。



てんぽこ滝
よもや蓬平の里山で
藪こぎするハメになろうとは。
名まえも変わってるしね。

倉下の滝
ネットで存在を知った滝。
県内でもまだまだこうした滝が
埋もれているに違いない。
ネットの力ももっと活用した方が良いと
思わせた滝。

三条の滝
2010年で一番デンジャラスな滝。
三条の滝というより、
桑の木沢探勝路全部が
デンジャラスだった。


寿々が滝
柏崎のYouさんと一緒にいくつか回った
うちの一つ。
隠れ滝を拾うのも今後のテーマの
一つかもしれない。


白崩滝

一年の最後の最後まで藪こぎ。
ついに滝つぼまで見通せたのには
感激しました。



宿題の滝
2010年までに行きたいのに行けなかった滝等をピックアップ。
 新潟県内の滝
  七滝       内の倉ダムの上流にある滝。だれか、情報ください〜。
  苗名滝上流の滝  2009年に行くつもりだったんだけどな〜。
  惣滝のそばの雪解け滝  スノーブリッジが怖すぎて。
  その他、まだ見知らぬ滝たち


 新潟県外の滝
  そりゃ、まだ行ったことのない百選でしょう。まだまだたくさんあります。

この項目、昨年とひとつも変化ありません〜。

  


2010年滝めぐり総括

 予想はしていたのだが、2010年はさらに滝の訪問数が減った年だった。理由は簡単。資金不足と山登りである。資金不足のために県外には3回しか行くことができずに、ついに県外の百選の滝を訪問することができなかった。「日本百名滝めぐり」と名まえをつけたサイトにあるまじきことではあるが、無い袖は振れないのでご容赦願いたい。
山登りについては、県内の百名山を登ってやろうと、2010年も体力づくりからはじめて、晴れた週末にはせっせと山に登り、妙高山と越後駒ケ岳を制覇。幸いなことに妙高山の登山道の脇には称明滝、光明滝などいくつも滝があるのでついでに滝めぐりもすることができた。
そんなこんなで、滝めぐりよりも登山にシーズンを裂き、行った滝といえば数える程度なのだが、どういうワケか危ない真似から離れられない滝めぐりをしている。
春先の蓬平温泉近くの滝では、やらなくてもいいのに道のない斜面を無理やりよじ登り、夏の山梨では打ち捨てられた探勝路を強行して進み、ついには崩れかけた斜面のために滝を巻けずに断念したり、ほんの数メートル向こうを岩が転がり落ちるのを見たりした。冬は冬で、膝上まである雪をかきわけて滝に近づいて行った。
それはそれで、楽しい思い出ではあるのだが、滝めぐりをこれから始めようとする人たちには決してオススメできない滝めぐりでもある。
アウトドアが誰でも楽しめるようになった昨今、気軽になんでもできると思っている人たちも多いのだが、我々は10年近くも滝をめぐり、藪をこぎ、ある程度の経験と勘を養ってきたからこそそれを楽しめるようになっているのだと思う。
このサイトで、運動オンチのおばさんでも行っているのだから、と何の気構えもなく危険な滝探訪をする人が出てこないように、と切に願う。
  
ここは危なかった。山梨県の桑の木沢探勝路。この先にある滝が見たかったのだが。

  これも山梨県の篠沢大滝への道。後半は崩れつつあった。

  
雪は滝めぐりにとって、最大の敵かもしれない。

そんなワケで、それほど滝めぐりをしていないわりには、数々の思い出がある滝めぐりができた2010年だ。
2011年もこんな調子で、滝を含めた大自然に遊んでもらうようにしたいと思う。



週末温泉族  んがお工房の日本百名滝めぐり  掲示板