2013年No.1 オシンコシンの滝 |
2013年、振り返ってみれば滝めぐりについてはそれほど大きな収穫はなかった。唯一、オシンコシンの滝だけは話が別で、我が家にとっては喉にひっかかった大きな骨みたいなものだった。2007年の北海道遠征の時に残してしまって以来、たった一つだけ東日本で見に行っていない百選の滝だったのである。やっと見に行けた。感無量だ。滝の美しさや好き嫌いは別にして、我が家にとって2013年のナンバーワンはこの滝しかないのである。 |
百選の滝 苗名滝(新潟県) 惣滝(新潟県) オシンコシンの滝(北海道) 銀河・流星の滝(北海道) 洒水の滝(神奈川県) 百選の滝は、数は少ないものの、夏に行った北海道のオシンコシンの滝の存在は大きかった。 なにせ、東日本の百選の滝で唯一この滝だけを残していたからである。 滝そのものの素晴らしさよりも、我が家の思いの深さがこの滝にはこもっている。 さまざまな災害のおかげで、自分の住む県の滝なのに、訪問が叶わなかった惣滝にもついに行くことができた。 親族との旅行のついでではあるが、そんな理由でもなければ再訪しないであろう洒水の滝に行けたのも、ある意味価値があった。 親族との旅行のついでといえば、秋の奥入瀬のバス旅行に行ったのに、なんと銚子大滝や七滝が車窓からしか見せてもらえなかったことに滝好きは驚愕した。滝の存在って普通の人にはそんなもんなんだ〜。ヘンな認識をしてしまった。 やっぱり圧巻の銀河・流星の滝。 赤い橋から先に行けなかった洒水の滝。 車窓からやっと撮れたのがこれ、七滝。 |
新潟県の滝 カネッコオリ(糸魚川市) 南沢の滝たち(弥彦村) 大源太四十八滝(湯沢町) 滝沢公園不動滝小ゼン(湯沢町) 今井不動滝(糸魚川市) 糸滝(糸魚川市) 浜滝(長岡市) 権現滝(妙高市) そうめん滝(妙高市) 鈴の小滝(村上市) 本城の滝(魚沼市) 不動滝(上越市) 白滝(糸魚川市) 烏滝(長岡市) 訪問数は多くないが、実は県内の滝については大きなできごとがあった。 なんと、わがサイトをもとにしたムック本が県内限定ではあるが出版されたのである。 HPでUPされている県内の滝についてはほぼすべて網羅され、全ページフルカラーという、個人サイトからの出版としては夢のようなものだった。 そのおかげもあって、情報をいただき、長年の宿題だった烏滝を見ることができた。 県内の滝もまだまだ未訪の滝が多いが、情報を収集して訪問を実現していかなくちゃ、と使命感を感じる年だった。 登山のついでに立ち寄った安塚不動滝。 宿題だった烏滝。 山形県、玉簾の滝。雪解けの滝はすごいです。。 |
他県の滝 箱瀬の滝(長野県) 三滝(長野県) 雪瀬の滝(長野県) 立岩の滝(長野県) 千ケ滝(長野県) 犬ころの滝(長野県) おみかの滝(長野県) 千ケ淵の滝(長野県) 辺尾の滝(長野県) 琵琶滝(長野県) 不動滝(長野県) 八坂大滝(長野県) 三滝(長野県) 樽滝(長野県) 女陰の滝(長野県) 十二滝(山形県) 樽滝(山形県) 開運出世の滝(山形県) 胴腹の滝(山形県) フレペの滝(北海道) 三段の滝(北海道) 大仙の滝(群馬県) 段々の滝(群馬県) 殺人の滝(群馬県) 仙の滝(群馬県) 県外の滝をピックアップしてあらまあ、この年は前半はほぼ長野県ばっかりに行っているなぁと気がついた。まず、氷瀑は長野か群馬がてっとり早いので、冬の時期はどうしてもその方向に向かってしまう。 どうせだから近くの滝にも行くので、滝の数は多くなるのである。 中でも気になったのが、十二滝の滝見台の崩落で、日本中あちこちで滝の周辺が災害のために行けなくなっている。これからもゲリラ豪雨などが増えそうな様子なので、滝好きとしては心配が絶えない。 想像以上に綺麗だった立岩の滝。 3月でも氷がたくさん落ちていた樽滝。 滝見台の復活を望む十二滝。 |
2013年までに行きたいのに行けなかった滝等をピックアップ。 新潟県内の滝 七滝 内の倉ダムの上流にある滝。だれか、情報ください〜。 苗名滝上流の滝 2009年に行くつもりだったんだけどな〜。 惣滝のそばの雪解け滝 スノーブリッジが怖すぎて。 その他、まだ見知らぬ滝たち 新潟県外の滝 そりゃ、まだ行ったことのない百選でしょう。まだまだたくさんあります。 この項目、ここ数年ひとつも変化ありません〜。今年もやっぱり変化ありません〜。 |
2013年は振り返ってみれば活動が停滞した年だったような気がする。 理由は明確で、私の体調不良があいかわらず続いていて、どうにもできなかった。また、前半は飼い猫の介護のために遠出することがままならず、近い範囲で体力を使わない場所を選ばざるを得なかった。 そんな状況とは裏腹に、県内の滝の項目でも書いたが、新潟県限定で県内の滝を紹介したムック本を出版していただき、書店に自分たちの本が並ぶという夢のような現実も味わえた。滝を訪問し続けてよかったなぁとしみじみと思えた。 6月に飼い猫が天寿を全うして、ムック本の原稿料もいただいて、では何をしようと考えた時、行動は一つだった。東日本で唯一行っていない百選の滝に行こう。北海道に行こう。オシンコシンの滝を見よう。 ただひたすら、オシンコシンの滝を見るためだけに(いや、墓参りするという理由もあったけど)飛行機と宿とレンタカーを手配して、駆け足で北海道に行ってきた。 後半になって、少しは滝めぐりができるかと思いきや、どういうワケか友人や親族との旅行が次々と入ってしまい、思うように動けないまま年末に。焦って見に行った世立八滝で久々の「んがお工房」的滝めぐりをやらかし、これだから滝めぐりはやめられないよなぁと改めて思いしめくくることができた。 総括するに、さすが蛇年、地を這いのたうつ滝めぐりをしたかな〜、といった1年だった。 さて、2014年はどんな年になるやら。 できれば、跳ね馬がいいなぁ。 これが我が家の本です〜。まだネットで売っているかも。 過酷な遊歩道の世立八滝。それでも楽になったほうだって。 滝じゃないけど、巨大な氷柱、カネッコオリもずっと見てみたかったもの。 |