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吐竜の滝





   吐竜の滝
えーと、夏場なら苔が緑で気持ちのいい滝だと
思うんですが・・・。
冬場は標高1250メートルあるので、
苔も枯れ、湧水も冷えて凍りますぅ。


これは、橋の上から撮影。
雪なんだか湧水なんだか、
わかりませんな。


遊歩道の途中から撮影。


大きさ比較。
ダンナが手前の真ん中あたりに立って
いるんだけど、分かりづらいですね。


湧水の証明。
岩盤の途中からどわどわと
流れ出ている。


苔、緑なんですけどね。
一部でしたね、緑なのは。


ちょっとでも水の空中滞在が多いと
すぐ凍ってしまうので、
苔も枯れる。


滝つぼ、というより、東沢との出合。
2015/1/2   吐竜の滝(落差12M) 山梨県北杜市

さて、余計な寄り道をして体力を消耗したが、ようやく本日の第一の目的、吐竜の滝に向かうことにした。八ヶ岳自然ふれあいセンターを出て、係りの女の人の教えてくれた通りに清里駅方面に向かい、途中で清里高原道路に乗る。
立体交差でわかりづらいが、高原道路の長坂ICの両側からすぐ下のドウロに下りられるようになっている。この道路の道案内の通りに進めば吐竜の滝に行きつくことができる。
ただし、冬場は除雪されているかどうか、よく分からないらしい。我々が行った時は、それほどひどい積雪ではなかったので、通ることができた。
吐竜の滝の駐車スペースは、道路脇の広くなった場所を利用しました、といった感じの場所だったが、かなりの台数止められそうだった。ただし、やっぱり真冬のこと、我々のほかには軽トラが1台きり。たぶん滝目当ての自動車じゃないだろうし。
駐車スペースの反対がわにたくさん看板が立っていて、そこに書いてあった文字でこの滝がとりゅうの滝ではなくて、どりゅうの滝と読むのだとわかった。
  
遊歩道の入り口。

  
やたら看板が多い。

  
最初は林の中を歩く。
最初道は林の中を歩くことになるが、すぐに川が現れて、前方になにやら橋が見えた。
立派な鉄橋で、JR小海線の鉄橋だと分かった。
その橋げたあたりで、男性が一人、川面の写真を撮っていた。あら、滝は貸切と思っていたけど、正月にこんな場所に来る人がいるのね。
熱心に撮影していたので、そのまま通り過ぎ、鉄橋の橋げたをくぐると、すぐに遊歩道も橋で川を渡ることになる。
  
あ、鉄橋。

  
こちらは遊歩道の橋。
この橋の上流がすぐに吐竜の滝だ。
わ、でかい。
湧水の滝というのは知っていたが、それゆえに落差はせいぜい2メートルくらいなんじゃないかと思っていた。写真集の写真では規模はわからないものである。
橋の上から川の左岸の岩盤ほぼ全部が滝に見えた。
橋の先も遊歩道は伸びていて、最終的には通れない場所もあることはあるのだが、例の東沢大橋の赤い橋までつながっている。
滝のほぼ正面には滝の名前の書かれているプレートもあり、遊歩道を歩いて行くと、幅20メートルの滝の端から端まで見られる形になっている。
  
滝前の説明看板。
ただし、ちょっとだけ岩ゴロゴロの場所なので、滝ばかり見ていると転んでしまう。足元は気をつけよう。
それにしても、大きな滝だ
あちこちから大量に水があふれ出ていて、それが東沢に流れ込んでいる。
ただ、我々の知っている湧水の滝は、湧水がゆえに温度が一定で、苔も常に緑色をしているものなのだが、ここ、八ヶ岳の中腹、標高1250メートルではそうもいかないらしい。湧き出る時は水の温度は一定でも、すぐにあまりに冷たい空気にさらされて0度近くになってしまうのだろう。
苔も茶色く冬枯れてしまっていた。
うーむ、やっぱりこの滝を見るシーズンは冬じゃないよなぁ。
湧水の滝に氷のフリルがあるなんて、信じられないじゃありませんか。
標高が高い場所だと湧水の苔も枯れる、というヘンな確認をしてしまった。
それでも、思っていたよりもずっと大きな滝を見て大感動だった。
遊歩道を戻り、橋の上からまた滝を見ながら、小海線に乗っている人は、電車の車窓から滝を見ることができるんだなぁ、と鉄橋と滝を見比べる。なかなか風情のある鉄道の旅になるだろうなぁ。
駐車スペースに戻ると、軽トラがなくなっていた。あの男の人が乗ってきたんだろうな。吐竜の滝を今年初めて見たのは彼だったのかもしれないな。
さて、次は千ケ滝に向かおう。吐竜の滝への遊歩道にあった地図に中止の滝というのが近くにあるらしいと書いてあったのだが、詳しい道順が分からないし、手持ちの資料にもその滝の場所は書いてなかったので諦めた。(あとで調べたら、季節によっては涸れる滝らしいです)
とりあえず、またしてもナビに千ケ滝を入れてナビ通りに行くことにした。

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交通
最寄ICは中央自動車道長坂IC。本文にも書いたが、清里高原道路に乗り、長坂ICにある案内どおりに下りて進めばたどり着く。
ただし、高原道路の下の道はやや細い林道なので注意が必要。冬場は除雪の有無で通れない場合もある。
遊歩道はほぼなだらかな道で10分も歩かずに滝になる。

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