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千ケ滝





   千ケ滝
幅30メートルの幅広の滝だ。
川の広さから言って、見えているのは、
たぶん幅のうちの三分の二くらいと思う。
中央部分が張り出していて、
衝立のようになっているのだ。


河原に下りないで撮影すると、
こんな感じ。


大きさ比較。
あれ、あんまり大きく感じないぞ。


こっちのほうが、落差20メートルっぽいか。
手前に私が立っている。


水流の向こう側にツララができていた。


滝を含む空間はこんな感じ。


ちょっと下流から撮影。
岩の上にダンナがいるのがわかりますかね。


手前の木に滝しぶきがついて、
白く凍っていた。
2015/1/2   千ケ滝(落差20M) 山梨県北杜市

宮司の滝まで行って、橋のたもとに駐車した自動車に戻って、では、反対側にある千ケ滝に向かうことにした。
この先300メートルに駐車場があると案内があるので、進んで行く。
と、なにやら宿泊施設のような場所になり、送迎バスみたいなのが駐車されていて、滝の駐車場なのやらなんなのやら、さっぱり分からない状態だった。
正月2日というのに、宿泊客がいそうな感じもなかったし。
建物前に遊歩道の入り口らしい場所があったので、その近くに駐車。
誰もいないので、そのまま歩くことにした。
  
駐車スペース。
と、入り口に実に簡単なゲートみたいなのがあって、滝を見に行く前に駐車料金500円入れてください。と書かれた看板が。
げ、有料なの?
こんなことなら、橋の所にとめたまんまで歩いて来ればよかったかしらん、と思ったら、さらに、路上などに駐車した人は通行禁止、とまで書かれていた。
そーか、滝を儲けの糧にしているのか。
ま、遊歩道を整備したのがたぶんこの宿泊施設の人なんだろう。
箱に500円入れるだけで、領収書もチケットも出てこないのが癪にさわったが、なにかしら文句をつけられても正月から気分が悪いではないか。とりあえず500円を投入。
こんなことするより、駐車料金もタダにして、お土産でも売ったほうが利益になるんじゃなかろうか、とか思いながら歩いて行く。
  
遊歩道の入り口。ここに駐車料を入れる箱がある。

  
まず川を左に見て歩く
歩いて3分もたたないうちに、なにやら神様を祀ったらしい場所になり、その先にもう滝が見えた。
遊歩道から積雪でよく見えない階段を下って行く。
  
って行き、川の上流方向に向きを変える。

  
神様を祀っている。

おお、大きな滝だ。
幅広の滝がどどーっと落ちている。
これがあの宮司の滝の下流の滝かと思うと、表情の違いに驚く。同じ川、同じ地域でも、本当にさまざまだ。
滝のしぶきが岩盤に当たって、雪の下は氷になっていた。滑ってとても危ない。
河原まで降りることもできたが、私はやめておいた。
あとで落差を調べたら20メートルあるということだった。水しぶきがかかるほど近くまで行けたのだが、落差20メートルもあるとは思えなかった。
幅が広いので落差を感じられなかったのかもしれない。幅のほうは30メートルあるそうだ。
あまりに水しぶきがひどいので、遊歩道まで退散して、さっき見た神様を祀っているらしい場所に行った。そこから階段が河原まで伸びているので、下ってみることにした。
河原からも千ケ滝はよく見えた。
  
階段を下りて、河原へ。
さっきの場所からもそうだったのだが、滝の真ん中あたりが張り出していて、実は幅全部が見通せるわけではない。少し下流まで行けば全体が見えるかと思ったがちょっと残念だった。たぶん、ざぶざぶ川の中に入って行って、川の中央にでも立てば見えるのかも。でも、そこまで浅い川ではありません。
とりあえず、下流からも見え方は同じということを確認して、千ケ滝は終了することにした。
  
帰りはもちろん、登ります。
駐車スペースに戻って、次に予定している大滝に向かうことにする。
この千ケ滝の下流4キロにある滝だそうなので、それほど遠い場所ではない。
ところが、川筋にそって道路があるわけではなく、一度国道141号に戻ってから別の道に入る必要がある。一番近い地点をナビに入れて案内してもらおうとしたら、見事に迷った。
そうこうしているうちに日没も近くなり、ぐっと気温が下がってきた。
タイムアウトだ。
これから新潟まで戻ることを考えると、道順のはっきりしない滝を探してうろうろするわけにはいかなかった。なにせ、病気の猫を留守番においてきているのだ。
まあ、滝がどこかに逃げるわけでもなし、またいずれ季節を違えて来ればいい。その時は有料の駐車スペースしかない千ケ滝は立ち寄らないけどさ。500円、大きいもの。

と、いうわけで、なんだか予定通りすすまないで、余計なトレッキングをしてしまって、あいかわらず我が家らしい滝初めになってしまった。
2015年もたぶん、迷走の滝めぐりを続けるんじゃなかろうか、と、妙に予言めいた滝初めだ。
でも、なかなか素晴らしい滝揃いで、十分滝の素晴らしさを堪能できた。

交通
最寄ICは中央自動車道長坂IC。とにかく清里高原を目指そう。宮司の滝のページにも書いたが、ぶっちゃけ、ナビにまかせてしまったので、どう進んだかよく分からない。
清里高原道路の終点で国道141号に出たら、萌木の村方向に進み、清里YHのあたりの道から平沢集落を目指す。
川を右手に見ながら進み、いくつかカーブを曲がると橋になる。その手前にかなり大きな看板でしかも手書きで千ケ滝300メートルと右側に出ている。ここを右折すると、突き当りに大きな駐車場と宿泊施設がある。
駐車代は有料。500円也。
遊歩道はなだらかで歩きやすい。5分も歩くと千ケ滝である。

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