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宮司の滝





   宮司の滝
真冬なもんで、岩盤が殺風景です。
特に左岸などは崩れたのかと思ったら
そうでもなさそうだ。
下段の流れがとても美しい。



上段。
末広がりでいい形。



下段。
特に向かって右側の流れが、
とても特徴的だ。



滝の全体図。
上段のさらに上流に
まだ崖っぽい岩盤があったので、
滝がありそうな気がしたが、
全く見えなかった。



滝つぼ。広い。
でも、それほど深くなさそう。
この滝には「よいまもの」が棲んでいる
と言われていると、
滝前の説明看板に書いてあった。



滝の下流の岩盤には
氷柱があった。

2015/1/2   宮司の滝(落差17M) 山梨県北杜市

ナビに千ケ滝と宮司の滝が入っていたので、すっかり自力で探すのをやめて、ナビの言うままに自動車を走らせたら、どこをどう通ったのかさっぱり分からない。JR清里駅前のややこしい道を通って、国道141号をかすめ、平沢牧場方面に走ったようだ。
やがて、大門川を渡る橋に出る手前にかなり大きいが素人が手書きで書きました的な「千ケ滝」の看板があった。
しかし、ナビに入れたのは宮司の滝。あれ、ここで案内終了されちゃったぞ。
橋のたもとに自動車を止めると、橋を挟んで右側が千ヶ滝の駐車場へ向かう道、左側に宮司の滝への遊歩道の入り口があった。
  
遊歩道の入り口のある橋。これは、橋を渡ってから来た方向に向いて撮影。

  
遊歩道入り口の案内版。
橋から覗きこんでみると、上流方向になる宮司の滝方向に1メートルほどの幅広い段差が見えた。あれが宮司の滝なんじゃないの、などと言いつつ、まず宮司の滝に向かうことにする。
地図からすると千ケ滝と宮司の滝は橋を挟んでほぼ同じくらいの距離にある。知識としては、千ケ滝が駐車スペースから5分とあったのを覚えていたくらいなので、宮司の滝も5分で着くものと思い込んでいた。
と、遠いんですけど。
まず、川を右に見ながら雑木の間を歩く。うっすらと雪があったが、足跡は無い。そーですか、またしても、今年初めてこの滝を見るのは我々ということになりますか。
積雪としてはほんの3センチ程度なので、一応長靴を履いていったが、困ることはないと思っていた。
左手から小さな沢が何本か川に向かって流れ込んでいて、きちんとした橋がかけられている。
  
立派な橋がかけられている。
歩道としてはかなり歩きやすい道なんだと思う。
その分、どう見ても滝っぽくない。
このままなだらかに歩いていて、滝が出現するんだろうか、と不思議になってしまう。
しかし、心配になったあたりで、きっちりと立派な道標が進めば宮司の滝があると示すのだ。
しまいに、学童会の子供らが手作りした案内版もごっそりと出現して、ここまで来て遠いって言って戻らないでよ、と言っているようだった。
  
ちゃんと道標もある。

  
こんなにたくさんある(笑)
入り口から10分弱歩いたと思う。いきなり遊歩道がぐちゃぐちゃのぬかるみになり、長靴がありがたくなったかと思ったら、左手の山が川に迫ってきて、道が極端に細くなった。ロープが張ってあって、川に転落しないようにはなっているが、こころもとない。
ちょっと登るとものすごく立派な橋が出現。
橋を渡るとさらに登って行く。
やっと滝が出てきそうな雰囲気になった。
    
  
いくつか橋を渡って、遊歩道が川に迫る場所になる。
  
ちょくちょく道標は出てくる。

  
飯盛山の登山道との分岐。
少しすると、しし岩と飯盛山に向かう道との分岐になったが、そっちがわの道は雪で覆われてどうなっているのかわからなかった。
宮司の滝へ行く道は、前方に鎖らしきものが見えるので、そっちに行くのだと分かる。
鎖?しかも、あの鎖、下に向かって下がっているぞ。
一抱えほどの岩に鎖が取り付けられていて、数メートルほど完全に鎖を頼りにして下まで下らないと遊歩道の続きにたどり着けない。
それほど高い位置ではないが、雪があったので足場がよく分からずにちょっと苦労した。
下るとその先は階段だ。けっこう長くて立派な階段が設置されている。うーむ、どうして、もう1か所階段をつけて、鎖に頼る必要のない遊歩道にできなかったかなぁ。
階段を登りきると、またちょっとだけ鎖の張られている岩場になって少し下って、足場注意と書かれた貼り紙の脇を通って滝見台に出た。入り口から15分かかってたどり着いた。
    
  
ここが鎖が頼りの場所。階段は長い。
  
その先もちょっと鎖。

  
最後に滝見台。
滝見台は滝のほぼ正面になり、二段に落ちる滝を余すことなく見ることができる。
上の段と下の段のバランスのとてもいい滝で、数字的にはそれほどの落差のない滝なのだが、ものすごく立派な滝を見ている感じになる。
たどり着くまで、長いと思った遊歩道もこの滝を見られたから文句は言わないことにしよう。地元の子供らにも後押しされて、途中で戻らないでいてよかった。
さぁ、また戻って、今度は千ケ滝に行こう。また往復30分もかかるのかしらね。

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交通
最寄ICは中央自動車道長坂IC。とにかく清里高原を目指そう。本文にも書いたが、ぶっちゃけ、ナビにまかせてしまったので、どう進んだかよく分からない。
清里高原道路の終点で国道141号に出たら、萌木の村方向に進み、清里YHのあたりの道から平沢集落を目指す。
川を右手に見ながら進み、いくつかカーブを曲がると橋になる。その手前にかなり大きな看板でしかも手書きで千ケ滝300メートルと右側に出ている。その橋を渡った向こう側すぐ、「平沢」と集落名が書かれた看板あたりに我々は駐車した。
遊歩道の入り口は、橋を渡らないがわで、川の上流方向に進む。つまり、川を右に見ながら歩くことになる。
遊歩道は、積雪していなかったら歩きやすいと思うが一部ぬかるんでいる場所がある。
また、最後の最後で鎖に頼る岩場があるので、それなりの注意が必要だ。
入り口から滝までは徒歩十五分ほど。

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