2008年秋の飛騨小坂②根尾の滝へ2008年秋の飛騨小坂③2008年秋の飛騨小坂④材木滝へ
緋の滝、白糸の滝、仙人滝 





緋の滝
我々の見た緋の滝は白うございました(笑)
河の濁り具合などは、
季節天候によって変わるらしい。


大きさ比較。
というより、滝見台から滝までの
距離感はだいたいこんな感じ。


落ち口上流の釜の連続。
みんな釜は青くて、水流は白い。


滝つぼ。
とても青くて神秘的だ。




白糸の滝
緋の滝のすぐ上流なので
濁っているかと思いきや、
とても綺麗な水の滝である。



実際の見た目の水流はこんな感じ。
ゆるやかに波状になって、
模様を描きながら落ちている。



滝つぼというより、2つの沢の合流点。
もうちょっと下流で湯の谷と草木谷が
合わさって、濁河川になる。



県道からの距離感はこんなもん。
ガードレールを跨いで撮影。



こちらは、御岳の登山口に向かう橋の上から
撮影したもの。
意外になだらかな斜面だとわかる。





仙人滝
あら、小さく写っちゃった。
落差30メートルの大瀑布なんですが。



大きさ比較。
ほぼ滝つぼにダンナが立っている。
ヘンだなぁ、落差ほどの滝に
写っていないなぁ。



落ち口。
一見直瀑に見えるのだが、
岩盤に当たって
複雑に散っているのがわかる。



滝つぼ。
それほど深くない。
ほんのちょっぴり濁って青っぽい。

2008/11/2、3 緋の滝(落差20m)白糸の滝(落差15m)              仙人滝(落差30m)    岐阜県下呂市
秋の紅葉狩りのパワーを思い知って、根尾の滝をあとにして、巌立峡を通り越して県道441号鈴蘭スカイラインに復帰、一路、今日の宿泊地である濁河温泉を目指した。
日本一高い標高にある温泉地という話の濁河温泉、さすがに遠かった。
実は、宿を予約した際に、到着時刻を午後6時頃としたところ、わざわざ電話で明るいうちに到着できたほうがよい、と教えてくれた。と、いうのも、道が細くて曲がりくねっていて、暗いと危ないのだそうだ。
我々は滝めぐりで林道などを通った経験が普通の人よりは少しは多い。だから、なんて大げさなことを言うんだろうなぁと思っていた。
大げさではなかった。
これ、真っ暗だったら心細くなるだろうなぁと思うくらい、細い山道が延々と続いた。
私達はまだ明るいうちに通ったので、時々出現する濁河温泉→、という小さな看板が見えた。だから迷っていないのだと安心できた。これが暗かったらと思うと、宿の女将さんの心配は納得できた。
道自体は森の只中を走る林道という感じではなく、山肌をへばりつくようにして走る道といった感じだ。時折遠くに御岳の雪を頂いた姿を見ることができる。道からは立ち木でよく見えないのだが、かなり標高をあげていて、右がわはかなり急な崖らしい。
いったいこの先に温泉地なんかあるんだろうか、と心配になるくらい走ると、左にチャオ御岳スキー場に行く道が出てきた。そちらには曲がらずに直進するとようやく濁河温泉の旅館が見えてきた。
薄暗くなっていた周辺は、もう暗くなっている。
我々の予約した宿、「湯の谷荘」は、旅館のなかでも坂の上のほうにあるので、しばらくは坂を登る。濁河温泉には温泉街といったものはなく、小規模の旅館が坂の途中に並んでいるだけである。
その中で、道の端っこに「緋の滝ライトアップ中」という看板を見つけた。おお、緋の滝はここから入るのか。しかも、夜にはライトアップするのか。
滝のライトアップには賛否両論あるが、私は見られるものは見ておきたいタイプだ。こと、ライトアップについて言えば、その場所の近くに泊まらないかぎりめったに見られるものではないので、緋の滝のライトアップはチャンス~♪と喜んだ。
入り口をすぎて、すぐに「湯の谷荘」があった。午後5時を少しまわったあたりで到着。真っ暗になる前だった。(宿のお風呂についてはこちらのレポでどうぞ)
夕食の時に周辺の滝について女将さんに聞いた。白糸の滝は、宿のほんの近く、緋の滝は下のヒュッテのそばから歩く。仙人滝は素晴らしい滝だからぜひ見て欲しいと言っていた。
ついでなので、明日行くつもりの材木滝についても聞いてみた。すると、材木滝?とものすごく不思議そうな顔をした。それから、大変な場所にあると教えてくれて、我々の履いていた登山靴を見て、その靴なら大丈夫だろうと言った。あららら、胡桃大滝のことを聞き辛くなってしまった。とりあえず、今日は根尾の滝に行って来たんで、多少の歩きなら大丈夫ですよ、と答えた。
夕食後、緋の滝に行ってみた。日が暮れて、標高の高い温泉地はものすごく冷え込んでいる。ヒュッテのそばの入り口から木道が伸びているのだが、これが真っ暗。まったく明かりがない。仕方がないのでダンナが持っていたペンライトで照らして歩く。滝までは5分も歩かない。だが、イヤな予感がしていたが、ライトアップもされていなかった。
手すりのすぐそばにライトがあったので、ちょっといじってみたが、スイッチらしいものも見当たらない。
諦めて帰りかけた時、木道の街灯がついた。ならライトアップもされるのかしらん、とちょっとだけ待っていたが、結局明かりはつかなかった。
また白い息を吐きながら旅館に戻ることになってしまった。まあ、24時間かけ流しのお風呂に入れるので、多少冷えても大丈夫だけどね。
翌朝、朝飯前にごくごく近くの白糸の滝と緋の滝を見ることにした。
なんと、「湯の谷荘」のすぐ前に足湯があり、そこに浸かってちょっと遠望になるか白糸の滝が見える仕組みになっていた。ただ、足湯は外気が冷たいためにぬるかった。
  
湯の谷荘の足湯から見えた白糸の滝。遠い。
まず、緋の滝に行く。
昨日行った道をまた歩く。とはいえ、宿からだって5分かからないくらいの場所なのだが。
  
入り口。坂の下からだと「森の仲間」の手前だ。

  
すぐ木道になる。ライトアップ中の看板もある。

    
  
ずっと木道が続く。木道がなくなったらすぐに滝が眼下に見える。

行ってみると、思った以上に素晴らしい滝が落ちていた。
青い。
おいおい、緋の滝っていうからには、赤いもんじゃないのか。
いや、青いのは滝つぼ。滝が落ちる岩盤が茶褐色であるから緋の滝というのだ。が、我々が見た時は岩盤さえも白くなっていた。
どうやら、季節気温天候によって岩盤の色も滝つぼの色も、さらには落ちている水の色もかなり変わるらしいのだ。
我々が見た時は、川全体が白く、岩盤にも温泉物質がかなりこびりついているようだった。だが、滝の落ち口が数段になって白い流れと青い滝つぼが交互に現れている。最後に20メートルストーンとまっすぐに落ちる様は、これぞ滝といった感じで実に美しい滝だ。温泉にあまりにも近すぎるためにあまり取り上げられない滝なのだが、私は濁河温泉の周辺の滝の中では一番綺麗な滝だと思った。
さて、もう一度宿まで戻って、少し坂を登ると、白糸の滝になる。
県道のすぐ下に落ちている。ものすごくお手軽な滝だ。
この滝、実は濁河川の滝ではないと、現地に行って始めて分かった。白糸の滝の水流は湯の谷という沢が草木谷という沢と合流する出合いにある滝で、こちらの水は濁っていない。滝つぼは無いのだが、滝の下流で少し濁った草木谷に澄んだ湯の谷の水が合わさっているのがわかる。交じり合った水が濁河川になって下流の緋の滝となって落ちているのだ。その緋の滝はかなり濁っていた。
白糸の滝は道から見下ろす感じになるので、規模は小さく見えてしまうのだが、落差は15メートル。立派な分岐瀑だ。
  
遠くに雪を頂いた御岳が見えるのだが、曇り空でわからなくなってしまった。

白糸の滝を見終えて、宿で朝食。おひつのごはんが余ったので、おにぎりにしてくれと頼んだから、快く了解してくれた。それから、材木滝への行き方を細かく教えてくれた。気さくな女将さん、ありがとう。
チェックアウトして、自動車で5分とかからない場所にある御岳登山口の駐車場に移動する。
がんばれば20台くらいは止められそうな駐車場だ。
これから御岳に登山するらしいパーティーが仕度をしているが、御岳が真っ白くてあまり天候としてもよくない今日は駐車している自動車は少なかった。
我々は登山するわけではないが、一応登山靴とストックの装備で出発する。
まず橋で濁河川を渡り、御岳神社里宮に出る。
この橋を渡る時に、下流のほうを見ると、白糸の滝がよく見える。角度を変えて見ているわけだ。
登山道の案内に従って、よく整備された道を歩いて行くと、5分ほどで左側に仙人滝への道が分かれた。すぐに川沿いの道になり、橋が渡されている。橋が見えれば上流のほうにもう仙人滝が見えている。
    
  
駐車場から登山道入り口を見る。トイレと登山届けのポストを通り橋になる。
    
  
御岳神社を通り過ぎて、登山道に入る。とてもよく整備されている。
    
  
登山道を5分ほどで仙人滝の道。曲がってからも木道が続く。
    
  
橋の向こうに仙人滝が見える。橋は怖くない程度にしっかりしている。
橋を渡って、さあ仙人滝、というところで、我々は左側の斜面にあるものにひっかかってしまった。なんと、湧水の滝があるではないか。
いや、滝というにはちょっと水量が少ないかもしれないがとても苔の中落ちている水はとても綺麗だ。しばらくその湧水を撮影してから、仙人滝にむかった。
  
  
仙人滝脇の湧き水の滝。苔が綺麗だ。
    
  
規模はこんなもん。意外に落差があるでしょ?
とはいえ、ほとんど隣なんだけど。
さすがに標高が高いので、秋というには真冬のような枯れた草の生えた岩盤からまっすぐに落ちている。滝つぼはやや濁っている感じだが、緋の滝ほど青くは見えないし、水も白っぽくはなかった。
やっぱり濁河川になってから水が濁るのかしらん。濁河温泉のかけ流しの温泉が流れ込んで濁るのかしらん。
仙人滝は、御岳信仰の修験の滝らしいのだが、この滝に打たれるのはかなり痛いんじゃなかろうか。長野県がわの滝行に使われる清滝や新滝がはるかに優しく感じられてしまう。近くに脱衣室などが無かったので、よほどのことでもないと滝行はされていないのかもしれない。
仙人滝から戻り、自動車で温泉を下って行く。ちょうど湯の谷荘の前で女将さんが出発する宿泊客を見送っていたので、御礼かたがた深くお辞儀をして分かれた。

                  その④ 材木滝に続く
交通
  濁河温泉  最寄ICは岐阜がわから行く場合は、東海北陸自動車道飛騨清見ICから中部縦貫自動車道に入り高山西ICで下車。国道41号線に出て南下。矢ケ野という交差点で向かいたい方向は左なのだが右折する。今走って来た国道41号線をくぐって左側に出る。あとは巌立峡、濁河温泉という案内に従って進めばよい。巌立峡は途中で右折するが、濁河温泉はとにかく曲がらずに道なりに進む。民家が途切れてから先がべらぼうに長いが、時折看板が出ているので、迷うことはない。
長野がわから行く場合は、長野自動車道塩尻ICから国道19号を南下するか、中央自動車道伊那ICから国道361号と権兵衛トンネルを経て木曽福島入りする。そこからさらに国道361号で開田高原方面に向かう。長野岐阜県境でチャオ御岳スキー場へと向かう道に入り、柳蘭峠、濁河峠を経て濁河温泉に至る。ただし、こちらの長野方面からのアプローチは冬場は使えなくなる可能性が高い。
一番大きな宿泊施設である旅館御岳を通り過ぎて坂を登り、右手に朝日荘という旅館があり、その向かいに小さな市営駐車場(無料)がある。駐車場というが、ほとんど空き地である。
さらに登って行くと、にごりご山荘という公共宿泊施設のすぐ手前にも御岳登山用の駐車場がある。
   緋の滝 ひゅって森の仲間という宿泊施設のすぐそばに遊歩道がある。市営駐車場から歩いて5分とかからない。
   白糸の滝 市営駐車場から坂を登る感じで歩いて5分もしないうちに、道の右手下から水音が聞こえる。
   仙人滝  濁河温泉の県道を最後まで登りつめる感じで登って行くと左手ににごりご山荘という宿泊施設の建物がある。その手前に駐車場があり、駐車場の向かい側に御岳の登山口に通じる橋がある。綺麗なバイオトイレもある。橋から徒歩10分程度で仙人滝に着く。


2008年秋の飛騨小坂その①あかがねとよ、唐谷滝
2008年秋の飛騨小坂その②根尾の滝
2008年秋の飛騨小坂その④材木滝
2008年秋の飛騨小坂その⑤胡桃大滝

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