2009年No.1
天滝

2009年は、日本中が前年のリーマンショックの影響を受け、経済的に低迷していた。我が家の経済も低迷していた。
だが、政府の経済政策の一つである高速道路一律1000円(一部除く)が実施され、遠くの滝にも行けるつもりになってしまった。
かなり無理をして勢いだけで関西に向かったが、結果的にこの素晴らしい滝を見ることができた。
やっぱり経済も人間も動かなければなにも得られない。高速道路1000円バンザイ。
ここ数年では珍しく、我が家の総括で何の異論もなく天滝がナンバーワンとなった。恐らく、今までめぐった滝たちの中でもトップ3に入る名瀑である。(天滝のレポはこちら

2009年に巡った滝たち

百選の滝
  華厳の滝(栃木県)
  吹割の滝(群馬県)
  原不動滝(兵庫県)
  天滝(兵庫県)
  猿尾滝(兵庫県)
  雨滝(鳥取県)
  三条の滝(福島県)
  苗名滝(新潟県)

冒頭に書いたように、高速道路1000円の恩恵を受けて関西に出向くことができたのが大きい。
2009年はお初の百選を4つも見ることができた。
さらには、かなり歩く必要がある三条の滝にまで行ってしまった。
ここ数年になく、百選を見ることができた1年だった。

  
  
ワイヤーが無粋な原不動滝。

  
  そうめんのサービスのあった猿尾滝。

  
  修験の場である雨滝。
新潟県の滝
  八枚沢の滝(仮)(弥彦村)
  善根の不動滝(柏崎市)
  湯の沢の大滝(柏崎市)
  妹背滝(新発田市)
  本城の滝(魚沼市)
  赤岩不動滝(佐渡市)
  関の大滝(佐渡市)
  大尾不動滝(阿賀町)
  デトノアイソメ(南魚沼市)
  香澄の滝(妙高市)
  ヒコサの滝下流の滝(妙高市)
  白岩の大滝(妙高市)
  屏風岩の滝(妙高市)
  清滝(上越市)
  桜滝(上越市)
  ヌケマノ滝(五泉市)

2009年の県内の滝の収穫といえば、長年探し続けたヌケマノ滝、長年行きたかったデトノアイソメ、などがある。
また、格安チケットで行った佐渡では、暴風雨にあいながらも暴風雨の時くらいしか見られない関の大滝の表情も見ることができた。
少しずつではあるが、県内の滝のデーターも増やすことのできた1年だったと思う。

  
  
赤黒く光る岩盤を持つ香澄の滝。

  
  装備もなく入渓して足止めをくらったヒコサの滝下流の滝。
他県の滝
  
松木渓谷の滝(栃木県)
  地蔵滝(栃木県)
  涅槃滝(栃木県)
  乙女滝(長野県)
  霧降の滝(長野県)
  王滝(長野県)
  おしどり隠しの滝(長野県)
  不動滝(長野県)
  強清水の滝(群馬県)
  夜後沢の滝(仮)(群馬県)
  裏見の滝(群馬県)
  そうめん滝(兵庫県)
  不動滝(兵庫県)
  布引の滝(兵庫県)
  筥滝(鳥取県)
  大滝(福島県)
  小野川不動滝(福島県)
  大瀬の滝(長野県)
  竜の門の滝(福島県)
  照葉峡の滝(群馬県)
  三階滝(福島県)
  相恋の滝(福島県)
  八幡滝(福島県)
  二階滝(福島県)
  魚止滝(福島県)
  昇竜の滝(福島県)
  紅葉滝(福島県)

2009年もあいかわらず近県の滝を見て回っている。が、経済状況の悪化で、1回でたくさん見られる場所をチョイスしているのが苦肉の策とも言える。
そんななか光っているのがGWの関西遠征だ。
2010年は、少し県外の滝が減るかもしれない。

  
  
2009年は氷瀑は不発。凍っていない王滝。

  
  
  雪解け水を集めて大爆発の福島県大滝。

2009年の印象に残った滝たち
ダンナとRそれぞれの印象に残った滝を5つピックアップしました。
紹介する順番はけして上がより印象が深かったわけではありません。
写真をクリックすると、レポにとびます。

ダンナ編 R編


天滝
遠征で4本の百選の滝と、
その周辺の滝を見て来たが、
存在感と規模は一番と呼ぶにふさわしい。
1時間程の山道行程があるので、
装備は山用の方が良いかも。


天滝
素晴らしい滝ですね。
滝下から見上げる姿も、
お堂からの正面の顔も、
横に回って水しぶきを浴びても、
どこから切り取っても百点だった。
適度な長さの遊歩道も
気分を盛り上げるのに◎。


三条の滝
尾瀬へ。
デジタルでの写真がない事もあり、再訪。
前回よりも水量は少ないが、
割と長い時間をかけていく滝なので、
気持ちを整えるということで、
印象に残る滝の一つだ。



百選の雨滝から遊歩道を歩いて行くが、
なんと、雨滝よりもかなり綺麗な滝だ。
橋が流されて、
私は正面から見ることを諦めかけたが、
ちょうど居合わせた青年の手助けで
川を渡れて、
全てを見ることができたのも
とても印象に残る。


関の大滝
佐渡のフェリーが格安なので
無理に行った滝。
台風なみの大雨と風にいじめられ、
目的のほとんどをまわれずに
戻って来たが、
何とか行き着けた。
大爆発した水量の滝。



不動滝
ほぼノーチェックの滝だったが、
ついでに寄ったわりには
幅広の立派な滝で、
しかも、暖冬でほとんど氷瀑を見られない時に
氷瀑らしい姿を見せてくれた。
そのうちカチっと凍った姿を見に行きたい。

デトノアイソメ
滝めぐりをはじめてから、
山中に囲まれた(越後三山)このポイント
には、行ってみたいと思っていた。
どんな景観が見られるのか
楽しみでもあったが、
何もない、何という事のない
場所であった。


清滝
実は私の中では、
2009年で一番デンジャラスな滝だった。
いや、普通に登山道から見る分には
全然楽勝の滝だが、
欲張って上段中段を見ようとしたので、
斜面よじ登りの上に
藪コギをしてしまった。


ヌケマノ滝
滝めぐりをはじめてから、
県内の割と近い所に名のある滝として
存在するのに、行き着けなかった
宿題の滝の一つ。
規模はそれほどでもないが、
見られた事、終えられた事が
印象に残る。
(デトノアイソメと同じ)


桜滝

この滝のチョイスはかなり意外かもしれないが、
全く知らない滝が
山中ではなくて、村の中にあり、
地元の人に愛されていることを
偶然にも発見したというのは、
かなり印象的だった。
こんな小さな滝は、
県内にはもっとたくさんあると思う。



宿題の滝
2009年までに行きたいのに行けなかった滝等をピックアップ。
 新潟県内の滝
  七滝       内の倉ダムの上流にある滝。だれか、情報ください〜。
  苗名滝上流の滝  2009年に行くつもりだったんだけどな〜。
  惣滝のそばの雪解け滝  スノーブリッジが怖すぎて。
  その他、まだ見知らぬ滝たち

  
2008年までの宿題だったヌケマノ滝と、デトノアイソメについては、片付けることができました!!

 新潟県外の滝
  そりゃ、まだ行ったことのない百選でしょう。まだまだたくさんあります。

  


2009年滝めぐり総括

 予想はしていたのだが、2009年は、あまり滝にのめりこむことのない年だった。
山を登り始めて、登山のとりあえずの目標である県内最高峰に登る、という1点に向かって、年の前半の週末は体力作りに費やしていた。つまり、山に登っていたのである。
おかげで8月に県内最高峰に登ることができたが、秋は仕事が忙しくなる時期でまたもや滝に行けなくなってしまっている。
そんななか、高速道路がどこまで行っても1000円になったことで、遠くの滝も金銭的にはかなり行きやすくなった。しかも、高速道路を使わなくちゃもったいないじゃない、という気分にまでなってしまった。勢いでGWには行ったことのない関西まで遠征。ここ数年滞り勝ちだった百選の滝のお初を4つも増やすことができた。1000円さまさまである。
この勢いで2010年ももう少し西の百選を見て回りたいところなのだが、どうも今年はさまざまな理由で県外には出られそうもない。百選の滝を見て回るというこのサイトの一番大事な項目は今年もおあずけになりそうである。
その代わりに、2009年は、今行ける滝に目標を絞れた1年だった気もする。
特に、滝仲間Youさんの助けを借りて、長年の宿題だったデトノアイソメとヌケマノ滝を攻略できたのは大きい。清滝についても、登山の本の1枚の写真を足がかりに三段の滝であることを解明した。
なかなか県外の滝仲間と会う機会ももてなくなったので、長年あたためていた本城の滝でのファミリー滝オフも開催できた。
  
2009年の滝初めはオフになった。極寒ってこれだったのかと感じた松木渓谷。

  
総勢16名のファミリーオフとなった本城の滝。
県外の滝についても、夏の体力づくりがなければ、安達太良山の登山道を登る必要のある滝に日帰りで行くつもりにはなれなかったはずだし、三条の滝に行こうとも思わなかったはずである。山も滝も大自然に身を投じるという点では、挑む姿勢は同じなのかもしれない。
  
1時間近く登山道を登って見ることができる三階滝。
滝に費やす時間が少なかったわりには、実に収穫が多かった1年だったとも言える。
2010年も焦らず無理せず、地に足をつけた滝めぐりをしていきたいものである。



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