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八重滝





滝尻滝
屏風の向こう側に激しく落ちる、
遊歩道の最初の滝としては
かなり見栄えのする滝だ。
これは右岸の河原から撮影。


橋の上からだと、
こんな感じにしか見えない。
ほとんど隠れている。


橋の上から滝を撮影する
ダンナを撮影。
滝との距離と大きさはこんなもん。
って、右岸のふちにしゃがみこんでいる
ダンナがいるのが分かりますか〜?


筒の中にあるような滝つぼ。


岩盤に跳ね返って
複雑に交差する水流。



紅葉滝
水流が複雑にからまって、
とてもきれいなな滝なんだけど、
冬にはちょっと映えない。
紅葉する樹木からあるのかしらん。



河鹿滝
わははは、すみません、
看板だけですぅぅぅ。
こんな積雪じゃ近づけないでしょう〜。


帰り道、見通せる場所から
ズームで無理やりとらえた河鹿滝。
落差は2メートルくらいと思う。



姥滝
看板からは、この橋の下の流れ落ちが
姥滝と判断するしかない。


姫滝
看板に一番近いのがこの流れ落ち。
ずっと上流に、もう八塩滝が見える。


おそらく、遠くに姫滝が写っている。
たぶん、姥滝上の橋から
上流を写したものだと思う。
こんな深い淵もあったのよ。



八塩滝
現地の看板に従って、八塩滝とします。
上段八汐滝、下段八塩滝。
落差30メートル。
この渓流の大親分と呼びたくなるほど
大きくて迫力のある滝だ。


大きさ比較。
って、これじゃ滝が小さく写ってる〜。


大きさ比較そのA。
これでも滝が小さく見えちゃうなぁ。


落ち口。
つまり八汐滝。


滝つぼ。
つまり、八塩滝。


こちらは、看板の位置からの撮影。
中段が出現する。


こーんな場所に看板はあります。


大きさ比較そのB。
看板の位置から撮影。
上段の落差がけっこうあるのが分かる。


で、中段のアップ。
たとえば八潮滝とか名前をあげたい。



猿飛滝
これは上の段。
道路から覗く形になるが、
雑木が邪魔でよく見えない。


こっちが下の段。


日付が入っちゃいましたが、
これが上下合わせた図。


お正月っぽい
雪に柑橘。
遊歩道にて。
2014/1/2   八重滝(猿飛滝、滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、八塩滝、八汐滝) 島根県雲南市

10時少し前に広島県常清滝をあとにして、ナビの案内通りに島根県を目指す。後で地図を開いてみたら、県道62号をそのまま走って、国道54号に出たほうが早いんじゃないかと思えるが、我が家のナビ「ドラ見」ちゃんは、いったん国道375号に戻り、そこから北上、県道55号を経て国道54号に入ったらしい。
国道54号に出たらひたすら北上する。
掛合町に入ると、このへん、記憶があいまいなのだが(すみません〜)、たぶん、右折すると「竜頭八重滝県立自然公園」だという案内があったと思う。
国道からいきなりほぼ林道という道に入り込んだ。
げ、除雪されているの?というくらい雪がある。
というか、たった今除雪してましたと言う感じの重機が入り口の脇にとまっていた。で、その重機のそばに、もう「猿飛滝」という看板が立っていた。
あんな場所にも滝があるぞ、と思ったが、まずは八重滝に行かなくては。猿飛滝は戻る時に見よう。
冬タイヤでないと怖い道を走り、数分でとても広い駐車スペースに着いた。道はまだ続いていて、一応除雪はしてあったが、問題は我々の駐車したい駐車場でして。
申し訳程度にガサっと一度除雪して、かろうじて2、3台駐車できるくらいは開けといてあげましたよ、的な除雪の仕方だった。真冬にこんな場所に来る人はいないだろうと思っているのがあからさまだ。
いるんですよ、真冬でも。
  
申し訳程度に除雪された駐車場。
そんなワケなので、一応自動車はとめられたものの、いったいどっちに行けば滝があるのかさっぱりわからない。
どうも、雪のはるか向こう側に案内看板があるらしいのだが、そこにたどり着くには雪の上を歩いて行くしかない。
しかし、積雪後に来たらしい先人の足跡があって、それを辿ることができた。いや、ホント、いるんですよ真冬でも。
どうやら入り口は駐車スペースの道路を背にして右奥らしい。石碑の「日本の滝百選八重滝」というのが立っているあたりで、でっかい木の看板の場所ではない。
  
大きな木の看板は入り口じゃない。

  
道路を背にして右側に歩いて行くと、

  
石碑がある。

  
この石碑のもうちょっと先の橋が入り口。
ちなみに、日本の滝百選には竜頭・八重滝とまるで一緒の滝みたいになってワンカウント扱いされているが、竜頭が滝と八重滝はまったく別の場所にある。ひとくくりにされてしまうのが可愛そうな感じだ。
遊歩道へと足跡はしっかり続いていたので、それに沿って歩き始めた。
わわ、道路の除雪で出た雪が遊歩道をふさごうとしてるじゃないか。これはもう、冬の滝をめぐる人をいじめているとしか思えないぞ。と、悪態をつきながら進む。いや、ここまで除雪してくれただけありがたいと思うほうが正しいんだけど。
遊歩道はまず民谷川を渡る。雪はくるぶしよりも少し上くらいまで積もっていて、橋の上はちょっと怖い。
右手に川をみながら進む。川はなだらかながら時折段差のある流れをみせている。遊歩道の脇に案内図があって、あの猿飛滝も八重滝の一つであることがわかった。
  
右上の道路から雪が捨てられている。

  
橋の上にも積雪。

  
川沿いを歩き、

  
も一度橋を渡る。
ややして、橋でもう一度川を渡る。
が、この橋の上から上流を見ると、岩と岩の間を切り裂くように勢いよく落ちている滝を見ることができる。
滝尻滝だ。
橋の上からだと、岩と岩の隙間から覗く感じになるので、一度戻って、橋のたもとから滝に近づいた。
まるで筒の中を落ちているような滝で、水流が岩盤の内側に当たって戻ってと複雑になっている。この激しい滝の下流がなだらかになっているのが信じられないくらいだ。
橋を渡ると、遊歩道は登りになる。
雪がちょっと深くなってくる。
登ってすぐに遊歩道が2つに分かれているが先のほうで合流する、という案内が出ている。我々は選ぶ余地なく、足跡のついている川沿いを選ぶ。
と、けっこう登ったあたりで「滝尻滝」と書かれた看板が出てきた。さっきの激しい滝の名前だと思うが、なんでここに立っているかな〜という場所である。なにせ、見えない。もうちょっと歩くと滝の落ち口に出るが、もちろん滝の姿は見えない。ほかに場所がなかったのかもな、と思いつつ、遊歩道を進む。
  
遊歩道は2コースあるらしい。

  
どうしてここに設置したんだろうなぁ。
けっこう岩の下をくぐったり、川に張り出した橋のような場所を歩いたりと、スリルのある遊歩道だ。
民谷川は、とても急流になり、どの段差をとっても滝といってもいいような流れになってきている。橋を渡ったり、崩れていて危険だと書かれた場所を通ったり、しまいに軽い雪崩の跡をクリアしたりして進む。
  
岩の下をくぐって進む。

  
このあたりの流れも滝みたい。

  
急流が続く。

    
  
雪崩があったり、ちょっと怖い橋があったり、
  
崩れている場所があったりする。
滝尻滝から15分強歩いて、あずまやに到着した。むちゃくちゃ立派なあずまやで、夏場なんかはここで休憩したら気持ちよさそうだ。
あずまやのすぐ前に「紅葉滝」と看板があった。紅葉がそばにあるのかしらね。水流がするするっと幾条かに分岐してまたまとまる感じの二段の滝だ。落差はないが風情のある流れが美しい。
  
山光亭という名前らしいあずまや。

  
なだらかな流れになった。

  
でも、雪崩跡があったりして。
ここから先は急流というよりはなだらかな流れになる。が、滝の名前の看板はここから先から出てくる。
まず、「河鹿滝」とあった。
え、滝?えーと、今までの急流を見てきた目からすると、なんでこの段差に名前をつけたかな〜という感じの小さな滝だ。しかも、積雪していたもんで、雪に隠れてよく見えない。雪がなかったら岩の上に行っていいポジションで撮影もできたかもしれないが、足場がわからないのでそこまでする気になれなかった。
そうか〜、このくらいの滝でも名前のついてしまう八つの滝なのか〜。
続いて橋の手前に「姥滝」、という看板。
どれだよ〜。どれが姥滝だよ〜。
どうも橋のすぐ下の流れが姥滝らしいのだが、それも本当だかどうだかわからない。なにせ、滝尻滝の看板の位置の件がある。もっと下流の滝かもしれないのだ。あとで雲南市のHPで各滝の写真を見てみたが、我々が姥滝と思った滝と写真の滝はちょっと違う感じだった。
  
看板は大きいんだけどね。

  
姥滝上の橋。

  
雪でよくわからないのよ〜。

  
時々手すりが新しいものになっている。

  
上の写真の脇はこんなに激しい流れ。
橋を渡ってすぐに今度は「姫滝」の看板。
これはすぐそばにある流れ落ちが姫滝なのだろうと分かった。が、これまた雪の向こうで全体を撮影する場所がない。そしてさらに、やっぱり雲南町のHPの写真とどっか違う。渓流ってば、こういう時に困る。
ぶつぶつ言いつつさらに上流に歩いて行くと。
どどーーーーん、という効果音が入ったような感じで最後の八塩滝が現れた。
今までの小滝の連続からして、最後の滝もきっと小さい滝の親分みたいな感じなんだろうな〜と思い込まされてしまって、この巨大な滝は完全な予想外だった。
すごい。でっかい。かっこいい。親分は親分でも、大親分だった。
  
どどーん、と八塩滝、出現。
雲南市のHPによると上段が八汐滝で下段が八塩滝というらしい。これを2つの滝とカウントしないと八つの滝にならないからなのか、ちょっと無理やりみたいな感じがしないでもない。
滝つぼから川が右岸方向に90度曲がって流れているので、本流の滝なのにほぼ正面から見ることができる。
ただ、本当に正面になる場所は崖になっていて、ちょっとだけズレてしまう。
川のレベルでうろうろといいポジションを探しながら撮影して、ふと自分の後ろの上を見てみると、あら、「八塩滝」という看板があるじゃないの。
我々よりもだいぶ上のほうにある。
積雪でよく分からないが、どうやらその看板のあたりまで遊歩道はあるらしい。
先人の足跡がついていないということは、我々より先んじた物好きは、看板の場所まで登っていないとみえた。
よくよく雪を見ると階段のようになっていたので、足で雪をどけながら、確認しながら看板の位置まで登ってみた。
おお、八汐滝と八塩滝の間にもういっこ滝があるじゃないか。
下からは下段の一部のように見えた中間の段が看板の位置からははっきりと見えた。
上と下とを別の滝とカウントするなら、あの真ん中のやつにも名前つけてやらないとかわいそうじゃないのよね〜。
看板の位置までくると、惜しいことに下段の一部が見えなくなってしまう。なかなかベストな位置がないのが自然の造形だ。
ゆっくりと大親分を堪能して、来た道を戻ることにした。
写真を撮影しつつ駐車スペースに戻ると、12時半になっていた。往復1時間半くらいの所要時間だ。ただし、雪があったので、多少時間はかかっていると思う。
よく晴れていてそれほど寒くなかったし、見事なまでに自動車が1台も通らないので、この駐車スペースにある休憩所の軒下でカップラーメンの昼食を食べることにした。ちなみに、このカップラーメンは元日にファミレスにたどり着けなかったらこいつで飢えを凌ごうと買っておいたものだ。
ついでに、水が出ないので使用禁止とあったトイレも、バケツがあったので手洗い用の水を汲んでそれを流して使用させてもらいましたとさ。
忘れないように下流の猿飛滝にも立ち寄った。
が、これがまたどれが滝なんだかよくわからなかった。確かに段差のある水流なのだが、看板の位置のすぐ上とすぐ下に同じ程度の段差があるのだ。うーむ、たぶん合わせて猿飛滝なんだろうなぁ。
つつがなく、というか一応、八つの滝を見終えて、今度はペアを組まされてしまった竜頭が滝に向かうことにしよう。
国道54号に復帰して、ナビの示す通り、北上した。
        2014年滝初め中国地方滝めぐりそのC竜頭が滝へ
交通
我々は常清滝から向かったので、国道54号を北上したが、最寄の高速道路ICは、只今無料区間の松江自動車道雲南吉田か吉田掛合ICになると思う。県道38号を経て国道54号に出てから南下。竜頭八重滝県立自然公園を目指す。国道からの曲がり角には案内が出ているので迷わない。
国道からほぼすぐ左手に猿飛滝がある。
そこからやや走ると、左側に大きな駐車場がある。
シーズンにはちゃんと休憩所やトイレも開いていると思う。
遊歩道は駐車場から上流がわにある。
とてもよく整備されている遊歩道だが、川沿いの道なので足回りはきちんとしていたほうがいいだろう。
積雪があり、写真を撮影しながらの我々の足で八塩滝まで45分かかった。

2014年滝初め 中国地方滝めぐりその@寂地峡五竜の滝
2014年滝初め 中国地方滝めぐりそのA常清滝
2014年滝初め 中国地方滝めぐりそのC竜頭が滝
2014年滝初め 中国地方滝めぐりそのD神庭の滝

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