![]() 姉妹滝 川に流れ込む出合の滝だが、 とてもきれいな分岐瀑だ。 ![]() 柴木川本流に流れ込む。 本流の水がとてつもなく綺麗なので、 水の軌跡が吸い込まれるようだ。 ![]() 常清滝 あまりに長いので、 ワンフレームでは収まらずに、 合成しました。 滝見台より撮影。 現地のプレートには三段になって落ちると 書いてあったが、 こうやって見ると、何段なんだか さっぱり分からない。 ![]() 霧がたちこめて、 水墨画に出てきそうな雰囲気になった。 ![]() 霧が薄れたのを見計らって 落ち口のアップ。 ![]() こちらは、滝壺と同じレベルから撮影。 落差よりもボリュウムが出て、 ふっくらと感じる。 ![]() 真ん中あたりをアップで。 キューブ状の岩盤に 水が当たってとても綺麗だ。 ![]() 大きさ比較なんだけど。 滝見台から滝つぼ前の広場を撮影。 ![]() わかりますかね〜。 真ん中下あたりの葉っぱのない樹木の 近くにka-koさんが立っているんですが。 ![]() このすごい落差の滝を受け止めている 滝つぼはこんなもん。 ほとんどない。 ![]() その滝つぼにほぼ足を突っ込んで撮影。 表情が全然違う。 ![]() 滝前にて記念撮影。 楽しいプチオフでした。 |
2014/1/2 常清滝(落差126M) 広島県三次市 空振の三段峡 元日の宿は三段峡の入り口にある温泉宿だった。 もちろん、ここにしたのには、三段峡の滝を見られる、という特典を大いに考慮したためである。 前日にコンビニで買ったパンで朝食を済ませて、午前7時に宿を出たら、あらまあ、また薄暗いじゃないの。 うーむ、新潟ではこの時間は十分に明るい。つまり、日没が遅い分、日の出も遅いのだ。でも、まあ、歩いていれば明るくなってくるだろう。 三段峡はかなり長い歩行時間が必要な渓谷で、今回は百選の滝に絞っていた我々はほんのさわりだけ見られればいいと思っていた。とはいえ、せっかく来たのだし、一番の見どころである三段滝くらいは見てみたいものである。 ところが宿の人に確認したところ、三段滝に一番近い駐車場に向かう林道が災害のために通行止めになっているという。それにこの雪では、宿のある入り口からだと黒淵くらいまでしか行けないだろう、とのこと。三段滝は黒淵よりもさらに遠い場所だ。 それでも、黒淵までにいくつか滝があるので、とにかく行ってみることにした。 薄暗いなか、三段峡への橋を渡り、左手に川を見ながら遊歩道を進む。 ![]() ![]() ![]() ![]() 橋の上も雪。真ん中に怪獣がいました。 ![]() ![]() 遊歩道にはQRコードなどがとりつけられていて、説明が見られるらしかった。 川がかなり下を流れているので、整備はされているが積雪のある遊歩道はちょっと怖かった。 と、川の対岸に滝が現れた。おお、綺麗な滝じゃありませんか。 近くの木に姉妹滝とネームプレートが括り付けられている。モバイル対応の遊歩道のわりにネームプレートは簡単なものだ。 しかし、まだ薄暗いので、とにかく先に進んで写真は帰りに撮影、と思っていたら、なんと遊歩道が雪崩で埋まっていた。 げ、これは進めない。 この遊歩道がもう少し川に近い、とか、河原のそばで落ちても危険が無いというのなら、雪崩とはいえ、それ以上雪が落ちてくる心配はなさそうだったので、長靴をねじこんで先に進んだだろう。 だが、遊歩道の下は崖。少しでも足を滑らせたらまっさかさまである。雪に慣れた我々でもかなり怖い状況だ。 ここは無理をしないことにした。 ![]() ![]() 薄暗かったが姉妹滝だけ撮影して、そそくさと帰る。あーあ、せっかくの三段峡、冬に来たのが失敗だったな〜。たぶん、二度と来ない場所だろうしな〜。 まあ、三段峡は宿が取れたのでオマケみたいなつもりだった。ここは諦めるしかない。 宿に戻って、ちょうど姿を見せたご主人に姉妹滝のところで行けなかったことを報告してから三段峡を出発した。 常清滝プチオフ さて、今日の予定の常清滝はプチオフ会になる。 掲示板で我々が中国地方に行くことを知ったka-koさんが旦さんと大阪からわざわざ会いに来てくださるのだ。せっかくなので一緒に滝を見ましょう、と、常清滝で待ち合わせることにした。 宿を出てナビに常清滝を入れて自動車を走らせる。と、いうことで、実はどの道をどういうふうに走って常清滝に着いたのかさっぱり分からない。 ただ、左手に常に川があったので、地図を見比べてみると、たぶん中国自動車道三次ICを下りて、江の川沿いに国道375号を走ったんじゃなかろうか。 宿を出て1時間強で「川の駅常清」という建物に着き、大きな看板の矢印どおりに右折する。ここに至るまでの道が川沿いだったせいか、ものすごく霧が濃くて、滝を見るのに困るんじゃないか、と思っていたが、ここまで来たら濃霧というほどではなくなっていた。 右折して10分強で左手下のほうに大きな駐車場が見えた。 ![]() ![]() ![]() 自動車は一台も止まっていない。まだka-koさんたちはいらしてないようだ。と、いうことでトイレに行ったら、あらまあ、アスファルトがつるつるに凍結している。ちょっと見ただけではわからないが、気をぬくと転倒してしまう。やや坂の上にあるトイレに半分命がけで行って、出てみたら、ka-koさんと旦さんが到着していた。 私は初対面だが、ダンナが一度大阪でお会いしている。とはいえ、かなり年月がたっているので、ちゃんと分かるか心配だったが、こんな正月に凍結した道路をものともせずに滝を見に来るなんて、他にいないでしょう。 挨拶をかわして、いざ、常清滝へ。ka-koさんご夫妻は以前来たことがあるそうで、案内してくださる感じになった。 駐車スペースから階段を登って道路まで出て、「権現神社」と書かれた鳥居をくぐる。駐車スペースでもそうだったが、ここでも道路がつるつるに凍っている状態だ。両脇には雪も少し残っている。 鳥居からちょっと歩いて、神社の休憩スペースに出る。神社の建物にまったく気がつかなかったが、すぐそばにあるらしいのをあとで案内看板で知った。 ![]() ![]() とにかく、ka-koさんたちにくっついて、滝への遊歩道に入って行く。 遊歩道は常清滝の下流である小川沿いについている道で、若葉の季節や紅葉の季節などは気持ちがいいだろうと思われたが、なにせ真冬。至る所凍っていて、怖い。 我々は毎度おなじみスパイク付き長靴なので心配はないのだが、ka-koさんたちの足元が心配だった。 脇を流れる小川は時折急流になって綺麗な表情をする。百メートルごとに常清滝までの道しるべがあるので、不安もない。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 鳥居から10分ほどで予想よりもはるか頭上から落ちる滝が見えてきた。 わわわわわわ、すごい。 めちゃくちゃ落差がある。 さて、この私、一応写真集などで滝の形は見ているものの、落差の数字が書かれていても、イメージしないでいる。つまり常清滝はなんか細長い分岐してるっぽい滝としか認識していなかったのである。 ところが、この目の前に現れた滝のものすごいこと。 特にこの日は霧っぽくて、落ち口が霧にかすんでいる。 それが雲の上を突き抜けているように見えて、本当にすごい落差に見えた。 ka-koさんも以前来た時はもう少し水量が少なくて、こんなに綺麗じゃなかったと教えてくれた。 とにかく、なんだか神々しくさえ感じられた。 やっぱり滝は自分の目でみなくちゃ正体がわからない。これだから滝めぐりはやめられない。 滝つぼはそれほど広くなく、百メートル超級の滝をじゃぶじゃぶ浴びることができそうなほど近くまで行ける。ただそこまで近づいてしまうと、落差を全く感じられない。 と、いうことで、滝つぼ近くから階段で滝見台へ登る。この滝見台、けっこう高い位置にあって、下で待っているka-koさんが豆粒に見えるくらいだ。 滝見台から見ると、大まかに三段になって落ちている滝の全体の姿がよく分かる。 ただ、この日は本当に霧がすごくて、くっきり全体が見えることがなかなか無かった。そのせいでなおのこと神秘的に見えたのかもしれないが。 さんざん上から下から写真を撮影して、駐車スペースに戻ることにしする。 ![]() めいめい滝を激写。 ![]() ![]() 滝を背にして右側上方にある滝見台。けっこう高い。 が、実は帰り道のほうが怖かった。 下りのほうが滑るのだ。雪の上を歩くようにしたほうがツルっといかないとか、足の置き場所を選んで慎重に歩く。 その道中、ka-koさんと色々なことをおしゃべりした。滝談義というよりは、健康の話とか、家庭の話とか。女のよもやま話が楽しくて、駐車スペースまでのゆっくりした歩きも歓迎だった。 その後、ka-koさんとさんたちは、出雲大社に初詣に行く予定だそうなので、まだ滝を見る我々とここで別れることにした。ただ、宿泊場所が蒜山高原と津黒高原とごく近い場所なので、あとで会えたら暖かい場所でおしゃべりしようということになった。 とりあえず、ここで別々の方向に向かう。 我々の次なる目標は、島根県の竜頭・八重滝である。またぞろ、どっぷりナビのお世話になることになった。 2014年滝初め中国地方滝めぐりそのB八重滝へ |
交通 えー、完全にナビまかせだったので、どの道を通ったんだやら、さっぱり分かりません(笑)(いや、だめだろ〜) 本文中にも書いたが、おそらく中国自動車道三次ICを下りて、江の川沿いに国道375号を走ったんだと思う。ほぼJR三江線と並行する道路だ。 作木口駅を過ぎたあたりで、右手に川の駅常清という施設が現れる。そこに大きく常清滝という看板が出ているので、その通りに右折して県道に入る。 そこから少し走ると、左手下の河川敷っぽく見える広場が常清滝の駐車スペースだ。ここにも大きく看板が出ているので見落とさないと思う。トイレもある。 ここからは徒歩で遊歩道を歩く。 とてもよく整備されている道で駐車スペースからは1キロも歩かないと思う。 滝前までは積雪があって滑りやすい状況で我々は20分くらいかかった。 |