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竜頭が滝





竜頭が滝(雌滝)
緑の中にさらさらと落ちる、
いかにも雌滝といった風情の滝だ。
雪で水流が目立たないのが
残念。


大きさ比較。
と言っても、ダンナはだいぶ手前にいる。


一番流れのある場所のアップ。


滝つぼというか、すぐ下流には
かなり古い感じの取水設備のような跡。


雄滝に向かう途中からは、
雌滝の横顔も見られる。
意外に落差があるのがわかる。




竜頭が滝(雄滝)
裏見の滝であり、
水流が大きく飛び出すように跳ねている
ひょんぐりの滝でもある。


大きさ比較。
滝の左岸がわに私が立って
手を挙げているのがわかるかしらん。


この水の跳ね具合ったら。
なんとも素晴らしい。


裏側の暗闇。


すぐ下流はとても浅い。


説明看板に
「滝入口の樹齢400年の杉のトンネル」
とあったのだが、この杉のことかしらねぇ。
雌滝の下流の杉かしらねぇ。


これも大きさ比較。
裏見に向かうダンナが滝の向かって左の暗がりに
お地蔵さんみたいに写っているのが
分かりますか?


裏に向かう途中で
滝の横顔を見上げる。


裏に行くにはちょっとだけ高い場所に登るので、
滝つぼが見下ろせる。
説明看板に名馬「池月」の伝説が
書いてあったが、
彼が亡き母馬の姿を見て飛び込んで
泳ぎを上達させたのは、この滝つぼかしらん。


水のカーテン越しの世界。
まるで水墨画のようだ。

2014/1/2   竜頭が滝(雄滝40M、雌滝20M、) 島根県雲南市

同じ島根県雲南市にある八重滝を出発して、意外に時間がかかって30分後、竜頭が滝の駐車スペースに到着した。
自動車で30分も時間がかかる距離だとしたら、実は新潟県の百選の滝である苗名滝と惣滝よりも離れている。それで一緒にされてしまっているのは、どうも解せない。一緒にしなければならない理由があるわけでもないだろうに。
こちらにもしっかり積雪はあったが、すぐそばまで民家があるので、除雪はされている。ほぼストレスなく着くことができた。
駐車スペースも綺麗に除雪されていたが、駐車している自動車は無い。何か特別な行事のある滝でもないかぎり、正月2日から滝もうでに来る人はそういないのだ。
竜頭が滝についての伝説の書かれた看板などがある駐車スペースから遊歩道に歩きだす。
道路をはずれて、遊歩道に入ると、とたんに積雪だ。
八重滝と同じく、積雪後に物好きが訪れているらしく、足跡はしっかりとついているので、それをたどって先に進んだ。
  
駐車場にあった日本の滝百選の碑。

  
駐車スペースはこのくらいの広さ。

  
民家があるので除雪もされている。
まず川を渡って、川沿いに杉林に向かって進んで行く。すると、急に里の風景から山奥の風景になり、左側に休憩施設らしい建物が現れた。
ほぼ訪れる人もいないだろうのに、電球がともっていて、トイレも使えるらしかった。
そこからほとんど歩かずに、もう竜頭が滝の雌滝になった。
  
川を渡って、

  
川沿いを歩き、

  
杉林の脇を通り、

  
休憩施設の下を通過。

  
雌滝はすぐそこ。
遊歩道は、橋を渡らず直進すると40メートルで雌滝、80メートルで雄滝、と案内されているが、雌滝はほとんど正面に見えている。
ただし、我々が行った時は積雪がありまして、それが白い残雪になっていて、雌滝の水流なのか残雪なのか、よく分からない状態でしたとさ。
うーむ、山そのものの傾斜を水が幾段にもなって分岐して流れ落ちている綺麗な滝なのだが、冬は目立たない。
もっと緑の濃い時期がこの雌滝にはいいのかもしれない。
雌滝も綺麗なのだが、それを受け止める浅くてなだらかな水流もとても綺麗だ。
この下流の流れも含めて雌滝なんだろうなぁ。
少し戻って、橋を渡り、雄滝の遊歩道に入る。
雌滝を左に見ながら巻く感じで登って行く道だ。
真新しい木の階段が取り付けられているのだが、なにせ、積雪がある。実際の山の斜面から50センチくらい高い場所にある階段を踏み外さないようにしなければならなくて、けっこう怖かった。
雌滝を隣に見ながら登って行くので、雌滝の横顔を見ることができる。
途中に雌滝と書かれた看板があったが、そっちのほうまで行くのは足場がわからない状態だったのでやめておいた。
  
雄滝へは、橋を渡り、

  
雌滝を左に見ながら、

  
階段を登って行く。雪で見えないけど。

  
途中に雌滝の看板。

  
その少し上の階段から見える雌滝。

  
滝の上の駐車場に行く分岐。
途中、滝の上駐車場からの道を経て5分ほど登って行くと、雄滝が現れた。
雌滝とは全く違った豪快な水流だ。
一見直瀑に見えるが、途中で大きく跳ね返り、水を遠くに飛ばしている。
それに、裏がわにも行けるらしい。
遊歩道が滝の左岸に出たので、飛び石で右岸に渡り、あずまやのあるほうに進む。こちらがわに名前の書いた看板もあるし、裏側に通じる道もある。
飛び石で行かなくても川は浅いので、長靴なら楽に渡れる。
誰もいないので、川の中にじゃぶじゃぶ入って、あちこちから滝を堪能した。
  
飛び石で対岸に行く。
あずまやは、滝の右岸がわにあるのだが、なぜだか立ち入り禁止になっている。どうもあずまやにたどりつく数段の段差が崩れてしまったようだ。あずまや自体はがっちりと丈夫な感じだったので、もったいない。
  
立ち入り禁止になっているあずまや。
ひととおり表から滝を楽しんで、さて裏に回ってみよう。
かなり広い空間が滝の裏側に広がっていた。滝の真後ろからずっと先まで背を屈めることなく歩くことができる。ただし、水しぶきはすごくて、カメラを守りながら歩かなくてはならない。
下流のほうを見てみると、水の向こうに雪景色とあずまやがうっすらと見えて幻想的だった。
裏見の滝はいくつか見てきたが、こんなに綺麗に水のカーテンごしに下流を見られる滝は無かったなぁ、とちょっと感動した。
滝が穿った空洞は、今はしっかりとしていて我々を滝の裏側に連れて行ってくれるが、いつ崩れるかわからない。裏見の滝は実は貴重な期間限定なのだと思っておいたほうがいい。
滝の水にびしょびしょになりながら、裏側に来られたことを感謝した。
さて、この先、我々は岡山県の津黒高原にとった宿まで行かなくてはならない。あわよくば、その岡山の百選の滝の神庭の滝も見てしまおうと思っている。
名残惜しいが雄滝をあとにして、駐車スペースに戻った。
  
雪の中に紅葉が残っていた。

            2014年滝初め中国地方の滝めぐりそのD神庭の滝へ
交通
松江自動車道雲南吉田ICから県道38号を経て国道54号に出て北上。
しばらく走ると県道39号が左に分けるのでそちらへと左折。そこからは曲り角に案内があったと思う。なにせ、カーナビまかせで、あまりちゃんと確認していないです。申し訳ない。ただ、走っていても県外の者でも不安はなかったので、標識はしっかりあったはずだ。
駐車スペースからは雌滝はほぼ平坦な道のり。雄滝へもきちんと階段がつけられているので、スニーカー程度でも十分に見て回れる。
我々は積雪があって、写真を撮影しながらで、両方の滝を見終えたら1時間だった。

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