2011年No.1
阿弥陀ケ滝

2011年になって、少しは県外禁止令がゆるみ、年明けから百選の滝を訪問することができた。
2011年は詳しいレポートのない、訪問済みの百選の滝を回ろう、ということになり、滝めぐり初期の滝を拾っていった。その中でも、こんなに綺麗な滝だったっけ、と、一種驚きをもって再会したのが阿弥陀ケ滝である。2001年に行った時には、ただまっすぐな滝だなぁ、という印象しかなかったが、色々な滝を見てまわった今では、その真っ直ぐさがとても気持ちのいい滝に見える。
飯豊の大滝と2011年のナンバーワンを争ったが、百選の滝であるという点を考慮して、今年のナンバーワンは、阿弥陀ケ滝に決定。(阿弥陀ケ滝のレポはこちらから)

2011年に巡った滝たち
百選の滝
  七つ釜五段の滝(山梨県)
  丸神の滝(埼玉県)
  阿弥陀ケ滝(岐阜県)
  苗名滝(新潟県)

どれも再訪ではあるが、丸神の滝は見ないままで終わった上の段を見ることができたし、阿弥陀ケ滝は原点に立ち返ったような感動を覚えることができた。

  
  
真冬の七つ釜五段の滝。水墨画のようで、水の青さも無いモノトーンの世界だ。

  
  こんなに落差のある滝だったのね、丸神の滝。滝めぐり初期は見落としばかりである。

  
  今年も豪快な苗名滝。今年は県内の百選の滝は、苗名滝にしか会うことができなかった。
新潟県の滝
  雷岩の滝(仮)(新潟市)
  不動滝(長岡市)
  竜神の滝(長岡市))
  南沢の滝たち(弥彦村)
  明神沢の滝(新潟市)
  法印瀑(新発田市)
  大瀑(新発田市)
  高谷大滝(上越市)
  大尾不動滝(阿賀町)
  妹背滝(新発田市)
  ヒコサの滝(妙高市)
  朝霧沢上流の滝たち(糸魚川市)
  ゆあみの滝(仮)(上越市)

2011年は県内の滝をちょっとおろそかにした年だったようである。
再訪であっても、もう少し県内の滝をまわってみてもいいかもしれない。
そんななか、ごく近い弥彦山にまだ名まえのある滝が隠れていることを知ることができたり、けっこうな落差があるのに道路からは見えない滝であるゆあみの滝(仮)を見ることができたのは収穫だった。

  
  
秋の彩りのヒコサの滝。

  
  
Youさんと藪コギのすえ見た、朝霧沢上流の滝。

  
  
ゆあみの滝は隠れ滝である。
  
他県の滝
  
なれい滝(山梨県)
  大久保の滝(山梨県)
  三重の滝(山梨県)
  竜神の滝(山梨県)
  恋糸の滝山梨県)
  玉簾の滝(山形県)
  二の滝山形県)
  一の滝山形県)
  三階滝(福島県)
  管滝福島県)
  滑滝(長野県)
  不動滝(長野県)
  高瀬大滝(山形県)
  大滝(福島県)
  長滝(福島県)
  不動滝(石川県)
  仏御前の滝(福井県)
  つむじ倉滝福島県)

数が多いようだが、実は渓谷の遊歩道でいっきょに何本も滝を見ることができるコースを選んで県外に行っているせいである。
ほぼ再訪の滝だ。

  
  
仏御前の滝はあいかわらず、フォトジェニック。

  
  思った以上に素晴らしかった福島の三階滝。

   
  こんな観光的な小滝もいいでしょ?鶴仙渓不動滝。


2011年の印象に残った滝たち
ダンナとRそれぞれの印象に残った滝を5つピックアップしました。
紹介する順番はけして上がより印象が深かったわけではありません。
写真をクリックすると、レポにとびます。

ダンナ編 R編


大滝
リベンジ。
間近で見た迫力!


大滝
全景もよし。
滝の中段でのランチもよろし。
滝を楽しめる滝です。


二の滝
圧倒的な雪の中、
半分凍りながら落ちる滝。


二の
ずっと見てみたかった、
東北の氷瀑。
日本海がわでも凍るんだ。


今井不動滝
黄葉と水量豊富な絶景滝。



今井不動滝
これほど秋の景色が麗しい滝とは
思わなかった。
もしかしたら、秋は県内イチオシかも。


阿弥陀ケ滝
再訪での感動滝。


阿弥陀ケ滝

こちらも秋という季節のおかげで、
とても美しい風景を見ることができた。


つむじ倉滝
2時間半かかると知っていれば
行かなかった!
真冬の景色。


高瀬峡

いや、滝っていうより、
プチ遭難しかけたのが印象的で。



宿題の滝
2011年までに行きたいのに行けなかった滝等をピックアップ。
 新潟県内の滝
  七滝       内の倉ダムの上流にある滝。だれか、情報ください〜。
  苗名滝上流の滝  2009年に行くつもりだったんだけどな〜。
  惣滝のそばの雪解け滝  スノーブリッジが怖すぎて。
  その他、まだ見知らぬ滝たち


 新潟県外の滝
  そりゃ、まだ行ったことのない百選でしょう。まだまだたくさんあります。

この項目、ここ数年ひとつも変化ありません〜。

  


2011年滝めぐり総括

 滝めぐり総括をするにあたって、今年はどうしようか迷った。なにせ、めぐった数が少ない。これでホントに滝めぐりのサイトなのかと思うくらいに滝に行っていない。
理由は昨年同様、資金不足と登山。気候のよろしい春から秋は登山してしまっているために滝に行く暇がない。資金不足で県外はおろか、遠い県内の滝に行くこともままならない。
おかげで、登山のほうは念願の平ケ岳に登ったり、高妻山を制覇して県内の百名山の登頂はとりあえず終了したりすることができた。
まあ、昨年よりは資金不足も緩んで、滝初めに厳冬の七つ釜五段の滝を拝むことができたし、友人との温泉旅行のついでに阿弥陀ケ滝にまわることもできた。
そんななか、3.11の東日本大震災の影響が我が家の滝めぐりになかったとは言えない。
いや、むしろ、福島に行こうという気持ちが強くなって、春夏冬と福島県の滝に行っている。
滝どころではないかもしれないが、それでも滝は変わらずに落ちていて、我々も変わらずに訪れることができるということを、微力ながら発信したいと思う。
ちなみに、2011年、滝をめぐった数が少ないわりにやっぱりドタバタと我が家流の滝めぐりをしている。あいかわらずスマートに滝を見ることができないのが「んがお工房」である。
そんなわけで、2012年の滝めぐりのスローガンは、「普段着の滝めぐり」に決定。
決して気負わずに、藪こぎせずに、プチ遭難せずに滝が見られますように。
  
鳥居の頭がやっと見える積雪の中を歩いた二の滝遊歩道。

  高妻山の不動滝はこんな場所にあるんです。

  
Youさんは、滝仲間というよりは、すでに藪こぎ仲間。

  滝納めまで雪に遊んでもらってしまった。



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