![]() 笠木不動滝(雄滝) 小さい感じに写ってしまったが、 落差30Mk滝である。 雄滝というには、 なんとも優美な感じの滝だ。 ![]() 落ち口。 きゅっと狭まった岩盤から 水が噴き出ている。 ![]() 滝つぼの直前のこの岩で 水流が変化する。 ![]() まるで、ちょっとしたスカートみたいに 広がって、滝壺に落ちる。 ![]() こちらは、滝のごく近くまで行って 見上げた横顔。 ![]() 滝つぼがよく見えた。 それほどきれいではないかな。 ![]() 笠木不動滝(雌滝) 見事な分岐瀑。 夕方だったので暗く写ったが、 青空の下だったら、もっときれいだったかも。 ![]() 岩盤を伝わる水流が とてもきれいだ。 ![]() 緑が白い水流に映える。 ![]() 大きさ比較。 滝前は岩がゴロゴロしている。 ![]() 落ち口。 ![]() 滝つぼ。 浅い。 |
2012/4/29 笠木不動滝 雄滝(落差40M)雌滝(落差30M) 三重県大紀町 不動七重の滝にたどりつくまでに林道を迂回させられたりして色々時間をくってしまった経緯もあって、そこから宿まではかなり時間がかかると思っていた。 ところが、今度はちゃんと国道を南下するだけなので、ものすごくあっさりと国道42号に出てしまった。 あとは海岸まで行って、海岸沿いを北上すれば宿である。 あれ、1時間くらいしかたっていないぞ。 不動七重の滝を出たのが午後2時少し前。日はまだまだ高い。なんだかもったいない気分になってしまった。 よし、ここは欲張ってしまおう。 明日は紀勢自動車道の紀勢大内山インターから高速道路に乗って、一直線に新潟まで戻る予定でいる。そのインターから一番近い笠木不動滝くらいなら帰りがけに寄れるだろう。連休の滝遠征のラストは笠木不動滝にしよう、と決めていた。 だが、今はまだ午後4時前。日没はまだ先だ。素泊まりの民宿に日没前からお世話になりに行くわけにもいかない。 よーし、笠木不動滝にも行ってしまえ。で、明日は速攻高速に乗って、早めに帰宅することにしよう。滝は今日全部片づけてしまえ。 と、いうことで、行っちゃいました笠木不動滝。 国道42号線を宿の位置を確認しつつ通り越して、紀伊長島で海岸沿いを離れて、松阪市方面へ進む。 さすがに笠木不動滝はナビには入っていないので、手持ちの資料で道を探した。伊勢柏崎の役場を目指せばいいので、それほど道を探すのは大変ではなかった。 紀勢本線を渡るあたりに、滝の案内、というよりは「もみじ茶屋」や「陶芸教室」のほうが目立つ看板が立っている。 案内の通りに進むと、やがて何かの砦みたいな立派な門が現れた。「原始の不動滝 笠木渓谷」と書かれている。原始って、何? ![]() 門をくぐると、なんとも違和感のある立派なお庭風の空間が広がっていた。もみじ茶屋とか陶芸教室とかの建物もあるが、建物だけで人の気配はない。駐車場に何台か自動車が止まっていたが、そこにも人はいなくて、綺麗に整備された公園風の場所がシーンと静まり返っていた。午後4時30分になり、夕刻の雰囲気になってきて、なおさらさみしい感じがする。 ![]() イラスト地図看板が設置されているので、雄滝と雌滝の位置を確認して歩き出した。 よく整備された道を歩いて5分ほどで雄滝の前の滝見台に到着する。 ![]() ![]() ![]() あまりに整備された場所に滝自体への期待は薄まっていたのだが、相反して、素晴らしい滝が出現した。 なんだか、雄滝というにはちょっと女性的なたおやかな感じの滝だ。しかし、背筋がしゅっと伸びた凛とした女性という感じ。 滝つぼの直前で岩に当たり、水流が変化しているのもいい。 滝見台から先へも道が続いていたので、登ってみる。おや、道が分かれて、滝に向かって進む踏み跡があるぞ。 ![]() と、いうことで、行ってみた。 滝見台からはよく見えなかった滝つぼと滝の横顔を見上げることができた。 雌滝へはここから500メートル進む、と案内にある。てっきり雌滝は、もう一度広場に戻って、雌滝の沢沿いを登るものと思っていた。が、戻らずにすむのであればそれはそれでオッケーなので、案内通りに歩く。 ![]() ![]() ![]() ところがこの500メートル、けっこう長かった。どちらかというと、登山道っぽい道を10分ほど歩く。そりゃそうだ、雄滝と雌滝は沢が違うのだ。その間を移動しているのだから、時間がかかるのは当たり前である。 やっと着いたよ〜という感じで見上げた雌滝は、雄滝とは全く趣の違うきれいな分岐瀑だった。直下から見上げることができるので、落差を感じることができる。 滝の前に大きな岩があるのだが、それをぐるりと回って浅い滝つぼのゆれるのを見ることもできた。 さて、戻ることにしたが、雌滝の沢沿いの道はどうも無いらしい。来た道しか道はないので、来た通りの道を戻る。 ![]() あとでよくイラスト地図を見たら、確かに雄滝から500メートルの道しかないとわかった。よーく見ないとわからない地図だ。 時刻は午後5時。 これから夕食を食べて、紀伊長島の宿に行けばちょうど良い時刻になるだろう。 長くて、たっぷり滝を見た一日が終わった。 そのF 赤目四十八滝へ |
交通 笠木不動滝 もよりICは、紀勢自動車道紀勢大内山IC。インターを出て、国道42号方面に。そのまま崎の交差点を国道に曲がらずに直進。橋を渡り、込み入った住宅街を進んで行くと、左に曲がると「もみじ茶屋」である、という案内が出てくる。とにかく、もみじ茶屋を目指すとよい。いや、もみじ茶屋というよりは、笠木渓谷の案内なんだが、とにかくもみじ茶屋のほうが目立つ。 左折して、線路を渡り、紀勢自動車道をくぐり、しばらく走ると、本文中の写真のような門になる。そこをくぐると広い駐車場になる。 雄滝は整備された道を徒歩5分ほど。雌滝は、雄滝の脇をやや登り、山道を10分程度。整備された山道なので、スニーカー程度でも大丈夫。 トイレは駐車場にある。 |