2012年No.1
那智の滝

2012年の滝めぐりは、GWの前半でハイライトを迎えてしまった。
滝めぐりを始めてから、この滝だけは絶対に行っておかなくてはならないと思っていた那智の滝についに会いに行けたのだ。
新潟からもしかしたら沖縄より遠いかもしれない(交通手段によりますが)紀伊半島。せっかく行ったついでにできる限りの百選の滝を駆け足で見て回った。おかげで、もう今年は滝めぐりはしなくてもいいや、とまで思った。
そんなこんなで、もちろん、2012年のNo.1の滝は那智の滝以外にない。やっぱり別格の滝である。

2012年に巡った滝たち
百選の滝
  乙字ケ滝(福島県)
  袋田の滝(茨城県
  秋保大滝(宮城県)
  華厳の滝(栃木県)
  霧降の滝(栃木県)
  八草の滝(和歌山県)
  那智の滝(和歌山県)
  桑の木の滝(和歌山県)
  布引の滝(三重県
  不動七重の滝(奈良県)
  赤目四十八滝(三重県
  苗名滝(新潟県)

おお、2012年はなんて多くの百選の滝を見に行ったんだろう。
しかも、三大名瀑をコンプリートしているし。
とにかく、GWに南紀遠征をして、念願の那智の滝を見ることができたのが特大の収穫だった。
なにせ、百選の滝のサイトを名乗っているのに、名瀑の筆頭である那智の滝を訪問したことがないという、半分詐欺まがいの実績しかないのが、ちょっと心にひっかかり続けていたのだ。
めったに行けない遠征なので、駆け足で百選を見倒した感もなきにしもないが、おかげで2012年はサイト名に恥じない百選の滝の訪問数となった。

  
  お正月に見た袋田の滝。少し凍っている。

  
  
真冬の秋保大滝。さすが東北の厳冬期である。

  
  3月でも真冬の表情の華厳の滝。冬は荘厳さが増す。
新潟県の滝
  明神沢の滝(新潟市)
  今井不動滝(糸魚川市)
  見返りの滝(村上市)
  本城の滝(魚沼市)
  角神不動滝(阿賀町)
  石滝(阿賀町)
  室谷不動滝(阿賀町)
  幻の大滝(妙高市)
  滝沢公園不動滝(湯沢町)
  夫婦滝(魚沼市)
  布引の滝(魚沼市)

ちょっと笑えるほど県内の滝に行っていない。
しかも、全部再訪である。
その再訪も写真を撮りなおす必要があってむりやり行ったと言えなくもないし。
いえ、新潟の滝をおろそかにしたいワケではないんですよ。そういう巡りあわせの年もあるワケです。
そんな中、秋の紅葉の中再訪した夫婦滝、布引の滝は圧巻だった。
自然は本当にすごいと実感できた。

  


  
  
これほどすばらしい状態の夫婦滝はおそらく見られないと思う。行程はけもの道だけど。

  
  
ひょろーっと長いだけだったはずの布引の滝もとてもきれいな流れになっていた。
  
  
  再訪の滝沢公園不動滝の大ぜん。花がたくさん咲いていた。
他県の滝
  
月待の滝(茨城県)
  生瀬滝茨城県
  不動滝茨城県
  下滝茨城県
  裏見の滝(栃木県)
  寂光滝(栃木県)
  ふうけつ滝(和歌山県)
  飛雪の滝(三重県)
  荒滝三重県
  松山滝三重県
  かくれ滝三重県
  八丁大滝三重県
  笠木不動滝三重県
  三階滝(福島県)
  滑滝福島県
  とび滝福島県
  幻の滝福島県
  唐沢の滝(長野県)
  玉垂れの滝群馬県
  浄水の滝長野県
  緋の滝長野県
  小中大滝(群馬県)
  柱戸の不動滝群馬県
  般若の滝群馬県
  塔の沢不動滝群馬県

GWの遠征と夏以降の私の体調不良のせいで、どういうワケか県外の滝の訪問が増えてしまった。
登山するほど体調がよろしくなく、さりとて何もできないほど悪くもないので、行ったことのない近場の県外の滝に目を向けたのである。
日帰りできる範囲での近県でも、まだまだ素晴らしい滝があるのだと発見できた。

  
  
ずっと行きたくてやっと見ることができた小中大滝。

  
  夏にはとっても涼しい唐沢の滝。

   
  意外にも美瀑だった塔の沢不動滝。


2012年の印象に残った滝たち
ダンナとRそれぞれの印象に残った滝を5つピックアップしました。
紹介する順番はけして上がより印象が深かったわけではありません。
写真をクリックすると、レポにとびます。

ダンナ編 R編


那智の滝
やっと念願叶って。
思いの詰まった滝である。!


那智の滝
滝ももちろんだが、
周辺すべてが荘厳。
階段を下る途中の先に見える
那智の滝の姿はひれ伏したくなる。


桑の木の滝
自然災害の中で美しく・・・。


桑の木の
水害の被害を見ながら向かったので、
後光のように太陽を背負った姿には
涙が出るほど感動した。


不動七重の滝
新緑の中を割って落ちる瀑布。
今度は下に降りてみたい。


霧降の滝
うっすら雪の化粧をした山々を
滑り落ちる姿は、
現実なのに絵画のようで、
息を飲んだ。


布引の滝
青空の下、白い直瀑が印象的。


夫婦滝

これはもう、行程の過酷さで(笑)
二度と行かないぞ。


赤目四十八滝
駆け足の滝見。
どことなく西沢渓谷と似た感じ。


布引の滝

秋という魔力はすごいです。
まっ黄色の木々の向こうに
落ちる姿についつい小走りになった。



宿題の滝
2012年までに行きたいのに行けなかった滝等をピックアップ。
 新潟県内の滝
  七滝       内の倉ダムの上流にある滝。だれか、情報ください〜。
  苗名滝上流の滝  2009年に行くつもりだったんだけどな〜。
  惣滝のそばの雪解け滝  スノーブリッジが怖すぎて。
  その他、まだ見知らぬ滝たち


 新潟県外の滝
  そりゃ、まだ行ったことのない百選でしょう。まだまだたくさんあります。

この項目、ここ数年ひとつも変化ありません〜。今年もやっぱり変化ありません〜。

  


2012年滝めぐり総括

 2012年は辰年であった。だから、というのではないが、竜頭蛇尾な一年だったような気がする。
というのも、年頭に袋田の滝、3月に華厳の滝、4月に那智の滝を見てもう今年は十分でしょう、と思ってしまった。
さらには、7月から私が謎の咳にさいなまれ、10月まで病院通い。まともに行動できなかった。いや、滝めぐりという点でいえば、登山ができる体調ではないものだからその時間を手軽な滝をみつくろって回ったので色々と拾えたのではあるが。
さらに10月からは愛猫の1匹が発病し、遠出は避けたい状況になった。
もっとも、4月に南紀遠征したのには、もうそろそろ猫の2匹が老境にさしかかり、いつ介護生活に突入するかわからないので、元気なうちに留守番させておくか、という理由もあった。返す返すも行っておいてよかった。この2匹が天寿を全うするまでは、しばらく遠征はできなくなってしまった。
とはいえ、身動きとれなくても、まともな体調でなくても、なんとなく悪あがき的にあちこち出歩くわれわれである。
2月には蔵王の樹氷モンスターたちを見に雪上車に乗り雪壁の向こうの三階の滝を見損ね、震災後の福島詣でも忘れずに磐梯山と安達太良山に登り、ついでにいくつか滝を拾ったりもした。
また、2013年のボーナス的な予定のために県内の滝を再訪する必要性が生じて、秋以降滝めぐり初期の県内の滝を再訪したのも収穫だった。
特に晩秋の藪こぎはレギュラー化していて、毎年お世話になるYouさんに今年もお世話になって入広瀬の夫婦滝に行くことができたのはとてもよかった。秋の滝を体いっぱい堪能することができた。
さて、一生かけて巡るつもりでいる滝めぐり、2012年のように竜頭蛇尾な年や最初から最後まで蛇な年もあるだろう。2013年が蛇年であるからって、お願いしますからヘビーな年になりませんように。できれば、楽で収穫の多い年でありますように。
と、書いて、実は2012年は比較的楽で収穫の多い年であったと気がついた。これからも健康で滝がたくさん見られますように。
  
滝じゃないんですが、蔵王のモンスター。

  体が黄色く染まりそうな紅葉。入広瀬夫婦滝に向かうムダな藪こぎの途中にて



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