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大杉谷の滝@六十尋滝





   六十尋滝
最初に目に飛び込んでくる滝の図。
空中に放り出された水流に
見事に虹がかかっている。
朝の青空とあいまって、
本当に綺麗だった。


滝の正面に回ると、直瀑になる。
これもまたお見事。
材木の搬出のために綱を投げて測量したら、
六十尋あったと看板に書いてあった。
1尋は1.5mだそうで。
落差90メートルもないだろう。


落ち口。
けっこう複雑。


さらにアップ。
何段かに分かれている。
ギューっと狭まった岩盤の割れ目
みたいな場所から水が噴き出て見える。


なんとも美しい滝つぼ。
横から見たほどには水は遠くには
落ちていない。

2014/5/4   六十尋滝(落差45M) 三重県大台町

いよいよ大杉谷へ
三瀬谷の宿の朝食が6時半からだというので、一番で食べて、7時前に出発。県道31号線、国道422号線と乗り継いで、大杉谷を目指した。
途中、暴れ川らしい宮川の氾濫の爪痕か、工事中で迂回を強いられた場所があったりもしたが、道を間違えることもなく宮川ダムまで来た。
ここに登山届のポストや大きなトイレなどがあるのだが、我々はよく分からなかったので、そのまま通り過ぎてしまった。
ダムサイドをぐねぐねと走ると、吊り橋になる。「通行車および前車が渡り終わるまで進入禁止」と書かれた吊り橋だ。つまり、自動車1台以上乗るな、ということである。
確かに、すれ違いは絶対できない細さの橋だし、何より、下がスカスカに見えるグレーチングをつなぎ合わせたような吊り橋なので、重量オーバーは恐ろしいことになる。
けっこうな長さの吊り橋をゆっくり渡って、川を左に走ることになる。
  
  
橋のたもとにある看板。
  
  で、これか橋の細さ。
  
  車1台がギリギリでしょう〜。
吊り橋を渡った先も曲がりくねった道が続く。が、吊り橋にあった案内どおり、吊り橋から4キロほどで右側にあずまやが見えた。左側に退避スペースのような駐車スペースもある。
あずまやのそばに看板もあり、そこが六十尋滝だとすぐに分かった。
道路からは滝は見えないが、滝の音は聞こえる。
あずまやの裏にトイレがあって、そちらに向かって遊歩道があり、歩いてすぐに滝の横顔が見えた。
  
  あずまやが見えたら六十尋滝。
  
  トイレのわきの遊歩道を行く。
  
  ちょっと登りの遊歩道だが、すぐに滝だ。
おおーーー、思っていた以上にすごい滝が出現した。
岩盤から1本の水流がスコーンと斜め前方に放り投げられているような滝である。ちょうど朝の太陽の光を浴びて、虹のおまけまでついていた。
遊歩道はちょっと登って、滝の前方まで出られるようになっている。
そこまで行くと滝つぼも見ることができた。
滝つぼは、青く澄んでいて、引き込まれそうである。
横からみたらかなり遠くまで水流が散っているように見えたのだが、正面からだと本当に見事なまでの直瀑だ。
あまりに綺麗な滝なので、これから先4時間以上歩いて七ツ釜滝まで行かなくていいんじゃないか、と思うくらいだった。
どーしてこれを百選にしなかったかなぁ。
それは、七ツ釜滝がこれ以上だったからなんだろうけども。
さて、ここはまだ序章である。
これから先が長いのだ。
サクサクと写真を撮影して、登山口になる第三発電所に自動車を発進させた。

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交通
最寄ICは紀勢自動車道「大宮大台」IC。インターを下りたら国道42号線を松阪方面にちょっと走ると県道31号線との交差点になる。左折で県道31号線に入り、左手に宮川を見ながらひたすら上流方向に進む。しばらく走ると県道から国道422号線になるが、とにかく宮川沿いを走っていればOK。さらに進むと、左折すると国道、直進すると県道53号という場所になるが、ここは直進。県道53号に入る。あいかわらず宮川は左。途中、道路工事などが行われ、迂回などを要求されるかもしれないが、とにかく宮川ダムを目指せばよい。
1度橋を渡って、宮川が右側になってしばらく走ると、わりと大きなスペースの建物などがある宮川ダムになる。
ここに大杉谷の登山ポストやトイレがある。
そこからダムの貯水湖を右に見ながらうねうねとした道を進み、しばらくすると新大杉橋という吊り橋。
これを渡って4キロで六十尋滝である。
道路の右側にあずまやがあり、駐車スペースも1、2台分あるのですぐ分かる。道路から徒歩すぐで滝。

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