![]() 一の滝 実は、一の滝については、 それほど期待していなかった。 だいたい二の滝のついでみたいに 紹介されていることが多いのだ。 しかし、やや高い位置から見るために 滝つぼ全体を覗き見ることができて、 吸い込まれそうな気分になる。 なかなかの名瀑だ。 ![]() 見知らぬ人をタバコ代わりに 大きさ比較。 観瀑台が見える場所から撮影。 観瀑台に女性が立っている。 ただし、滝からは距離はある。 ![]() 滝は、背後の岩盤がえぐれていて、 行けるものなら裏見の滝になる。 行けやしませんけど(笑) ![]() とにかく迫力の水量だ。 どばどば落ちている。 ![]() 二の滝 二の滝渓谷、というからには この二の滝が主瀑なのだろうが、 すみません〜、写真が少ないです。 水量、迫力、申し分ない滝で 私も橋の上から眺めながら 感動していたのだが、 なぜだか写真の数が少なかった。 ![]() 橋を渡って、鳥海山の登山道が続いている。 その橋から二の滝までの距離感は 上の写真のとおり。 大岩がゴロゴロしていて、 滝までは意外に遠い。 ついでながら、この二の滝までの遊歩道は まだ冬をひきずっているのか ほとんど花が咲いていなかった。 |
2007/5/4 一の滝 (落差10m?)、二の滝 (落差10m) 飽海三名瀑 山形県遊佐町 十二滝を出発して、われらがカーナビ「じゅごん」ちゃんの示す通りに進んだらしっかり国道345号に案内してくれた。 地図上では、まっすぐ北上すると国道344号に直結する林道があるのだが、さすがの「じゅごん」ちゃんもその道は案内しなかった。 国道345号に出ると、もう玉簾の滝の案内が出ている。が、我々の向かうのは、二の滝渓谷の二の滝である。 いや、一の滝と言ってもよい。どっちが主体かこのさいはよくわからない。 とにかく、鳥海山を駆け下る南ノコマイという沢にかかっている滝を見に行くのだ。下調べによれば、とりあえず一番下の一の滝と二の滝は楽に見られるはずなのだ。 遊佐の町並みをぬけ、県道60号に入るとあとは一本である。案内も二の滝と出ている。十二滝に行く時に感じたのだが、この飽海三名瀑たちの道案内は実にしっかりしている。かなり遠い距離からでも滝の絵と滝名で案内が出ているのだ。 ナビと案内看板とで迷う心配もなく、集落を抜け山道に入った。 ところが、山道に入るなり、この先積雪のため通行止めです、と看板が出ていた。え、通行止め?二の滝まで行けないの? 雪の気配などカケラも無いし、道路は乾いている。ゲートがあるわけでもないし。とにかく行けるところまで行ってみよう、ということになった。 しばらく走って行くとまたしても看板が。今度は通行止めでこの先にはバリケードがあります。と書かれていた。バ、バリケード?なんか、むちゃくちゃ脅されている気がする。 それでも、もし行くのを阻むものがあるとしたらその写真でも撮ってやろうと、進んでいったら、木組みの簡単なゲートがあった。 あることはあるのだが、きっちりと開いていて、自動車は難なく通れるようになっている。もちろん通った。 そこからまだしばらく山の中の道を進んだ。とはいえ、舗装された綺麗な道路である。もちろん積雪など無い。さらに、石や枝が落ちているということもない。実に快適である。 途中に一杯水地蔵というのがあって、湧き水らしかった。よし帰りに寄ろう。 そこからさらに進んで行くと大きな駐車場に出た。 ![]() なーんだ、駐車場には自動車が10台くらいとまっていた。みんなバリケードがあるという看板に屈せずにやって来たらしい。 とりあえず駐車場にあった案内図を見てみると、一の滝を経て二の滝まで駐車場から徒歩20分とあった。 ついでながら、さっきの一杯水地蔵より少し下に胴腹滝というのがあるのを発見。よし、それも帰りに寄ろう。 ![]() 案内図。クリックすると少し大きくなります。 身支度を整えて、赤い鳥居をくぐって、遊歩道を歩きだした。 なだらかに下る遊歩道を5分も歩かないうちに一の滝神社に着いた。滝はどこ? 滝は神社の裏手にある。 ![]() ![]() ![]() 神社の高さからだとかなり見下ろす感じになる。 見下ろすなり、うわっすごいと声が出た。 雪解け水を集めたからなのか、どばどばとものすごい水量で滝が落ちていた。 神社の裏手は土砂崩れがあったのかロープが張られていて、滝を見下ろす場所が限られている。 滝を間近に見るには、さらに階段で下った場所に観瀑台がある。 ![]() 観瀑台まで行ってみると、水の勢いに吸い込まれそうな感じである。 あとで調べて落差が10メートルと知ったが、この日の水量ではとても10メートルほどしかない滝には見えなかった。とにかく大迫力だ。 しかも、滝つぼが青くきれいだ。水量が多いためか広い滝つぼいっぱいにしぶきが広がり、その青さを覆い隠している。 下流はさらに段差があるようだったが、よく見えなかった。 二の滝へはここからさらに遊歩道を歩いて行く。 一の滝までは下りだったが、ここから先は登りになる。 右手に南ノコマイの清らかな流れを見ながら、というより茂みの向こう側の沢の音を聞きながら歩いて行く。時折見える沢は全体が滝というくらいの段差の連続で、本当に綺麗だ。 それほど急ぎもせずに歩いて13分ほどで二の滝前の建物が見えた。 ![]() ![]() バス停みたいなのは、みちしるべ。二の滝まで10個あるらしい。 ![]() ![]() 右手に沢を見ながら、時折急な階段を登る。 ![]() 二の滝はどこ? その建物の向こう側に橋がかかっている。橋の上流がわ、すこし距離をおいた向こうに二の滝は落ちていた。 こちらも大迫力、と言いたいところだが、橋から大岩のゴロゴロした流れを挟んだ向こう側なので今ひとつ迫力が感じられない。 岩を乗り越えて近づくこともできないでもないが、ロープが張られているし、他の観光客もいるし。 実は橋を渡って鳥海山の登山道を登って行くとかなり滝に接近できたのであるが、我々はまだ先の行程があるのでそこまでしなかった。 橋までで今回は終了。あとは下流の胴腹滝を見て南ノコマイの滝は終わりにしよう。 駐車場まで戻って、駐車場にあった湧き水をペットボトル1本分だけ汲んで、あとは一杯水地蔵の水にしようと出発する。 来た時に見ていたので、絶対に見落とさないはずだ。注意しながらゆっくりと進む。しかし、あれれれれ〜、いつの間にかバリケードまで来てしまったぞー。 あんなに立派なお地蔵さんがいたんだから見落とすわけがないのに。しかも、胴腹滝への入り口さえ完全に見落としているぞ、私たち。 ここまで来て、引き返す気にはなれなかった。 きつねにつままれているような気分だが、2人の目で注意しながら進んだというのに見落とすとは、今回は見るのはやめておけ、ということに違いない。 南ノコマイに沿って鳥海山を登るコースは滝好きにはかなり魅力的なので、そのうち必ず来るに違いない。その時までとっておこう。 続いては飽海三名瀑最後の滝、「玉簾の滝」である。 来る時に案内看板も見たし、さすがにこっちは見落とさないだろう。 「じゅごん」ちゃんの案内で再び遊佐市街に戻った。 そのB「玉簾の滝」へ |
交通 一の滝、二の滝 最寄ICは山形自動車道酒田みなとIC。 県道59号60号と乗り継いで遊佐市街まで行き、あとは県道60号で鳥海山を登って行く。 道路案内に二の滝、とか一の滝、とか出ているので、まず迷わない。 ただし、県道60号の蚕桑から先は冬季は゛バリケード゛で閉鎖される。 二の滝から先が鳥海山の登山道になっているので、駐車場も50台以上とめられそうな広いものがある。 一の滝まではなだらかな坂を下って5分弱。二の滝は一の滝から時折急な登りのある遊歩道を歩いて15分弱である。 |