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国道344号の滝たち 




川上神社の滝
案内看板にも名まえがなかった。
神社の滝としか言いようが無いだろう。
サラサラとおしとやかに流れる。



大きさ比較。
おしとやかとはいえ、
いわゆる「ショボ滝」というほど
しょぼくもない。





和滝
この写真では小さく感じるかもしれないが、
見上げるばかりの滝である。
手軽に綺麗な分岐瀑が見られる。


大きさ比較。
左下にダンナが立っている。
ダンナの立っている場所が旧道で、
本当に直下まで行ける。



ニリンソウが滝風に揺れていた。
2007/5/4 和滝(落差15m)  川上神社の滝(落差8m?)

大瀑布である玉簾の滝を見たあと、行きにみかけた「開運出世の滝」を見るつもりでいた。当然その道を通って国道344号に復帰するだろうと思っていたのである。
しかし、意外にも早くカーナビ「じゅごん」ちゃんは左折を指示した。
あら、そっちに近道でもあるのかしらん。
今回の旅の課題はカーナビの言う通りに走ってみようというもの。もちろん「じゅごん」ちゃんの示す道に自動車を進める。
すると、おいおい、これってば、林道って言わないか?という山道に案内されてしまった。舗装はされているものの、細く曲がりくねった登り道である。
慌てて手持ちの地図で確認すると、玉簾の滝からショートカットで国道344号に出る県道368号だとわかった。「じゅごん」ちゃん、すごい道知っているね。
これがものすごいショートカットなので、見事に「開運出世の滝」のある場所をすっとばしてしまった。気がついてもあとの祭りである。仕方が無い、開運出世は諦めるか。人生そんなもんである。

さて、国道344号に出たら、道のすぐ脇に和滝という滝があるのはチェック済みだった。この滝は和滝橋という橋から見えるというので、橋に気をつけて走る。
と、集落の酒屋のそばにイラスト看板があるのを発見した。
おお、滝がいくつか書かれている。
現在位置がはっきり分からなかったので、この看板はありがたかった。
  
  「青沢ふるさと案内版」クリックすると、ちょっと大きくなります。
とにかく、地図によると、もう少し先に神社があり、そのそばに滝の絵、さらに先に和滝、さらにもっと先に慈光滝と、国道344号沿いには3つの滝があるらしい。よし、それを見ながら土倉の滝へ向かおう。
自動車を走らせて行くと、ほどなく神社が見えた。お祭りなのかのぼりがはためいていたので、すぐに分かる。滝の姿も神社の裏に見てとれた。
すぐ手前に路肩が広くなった駐車スペースがあったので、そこに駐車。神社を通り抜け、神社裏の滝を撮影した。
  
川上神社。

  駐車した場所から見える滝。夏場だと見つけられないかも。
小さな村の鎮守の小さな滝といった感じでほのぼのする。
この滝で特記すべきは、滝に向かって右側の急斜面にシラネアオイがいくつも咲いていたことだ。
沢を渡らなければならないうえにロープでもなければ登れないくらいの斜面なので、採取されずに残ったものなのか、それとも神社の裏の土地だから大切にされているのか、こんなにも無造作にシラネアオイを見られるとは思わなかった。
ただし、遠すぎたので写真はありませんです。

つづいて、和滝を探す。
和滝の目印である和滝橋は探すのが大変だと思っていたが、道路標示にいちいち橋の名まえがでかでかと出ているので、絶対に見落とさない。
  
和滝橋。橋ごとにかならず名まえが出ている。
山形県がわから進んで行くと、橋のたもとから左側に入る旧道がある。ぐーっと和滝の前まで行き、またぐーっと曲がって橋の向こう側のたもとに出る道である。
我々は橋より手前にある国道沿いにある路肩の広くなったスペースに駐車して旧道に入り込んだ。すでに先客がいたが、先客は滝よりも山菜が目当てだったようだ。我々に気がつくと、すーっと別の方向に行ってしまった。
旧道は全く整備されていずに、どうも土砂崩れがあったような木の残骸があって、それを乗り越えて行かなくてはならなかった。
が、和滝の本当に直前行くことができる。
黒いキューブ状の岩盤に当たって流れる姿が優美な分岐瀑である。
旧道が本当に直前にあるので、右から左から見ることができる。
この滝はこれから行くつもりである土倉の滝のミニチュア版みたいなものだから、綺麗な姿に土倉の滝への期待が高まった。
さっさと写真撮影をすませ、自動車に戻る。

国道344号を進み、気をつけながら慈光の滝を探したのだが、それらしき姿もそこに続くらしい旧道の入り口も見つけられなかった。そこはあっさり諦めの早い我々だ。あとは「じゅごん」ちゃんの案内の通りに土倉の滝を目指すだけである。
え、こんな道?と思うくらいの道を「じゅごん」ちゃんは示した。ちょうど道路工事が行われていて、道の入り口がなかなか見つけづらい状態になっていたのである。
林道に入り込んで、やや不安になったが、眼下に高坂ダムが見えたのでこの林道で間違いないのだとわかった。
しかし、ダムを通り越したあたりで、自動車はストップ。
道はロープで閉鎖されていて、見ただけではっきり雪崩らしい跡が道をふさいでいるのがわかった。これでは自動車は無理をしても通れない。
どうも滝までは5キロ以上ある地点らしかったので、そこに自動車をおいて歩くつもりにもなれずに、無理やり切り返しで自動車を反転させて戻った。
期待の土倉の滝はまたの機会にお預けになってしまった。

これにて、本日の滝めぐりの予定は終了である。あとは国道13号まで出て、秋田県入りするだけだ。
途中、名水百選の六郷湧水群などを見たり温泉に入ったりして夕刻に大曲市に到着。就寝後、とんでもない雷と嵐に目を覚まし、翌日が心配になる。
案の定、期待していた桧木内川の堤の桜は全て散り果てて、雨の中の散策になってしまった。(レポはこちら
これから、鳥海山の北側の滝を見てまわるんだけど、大丈夫かしらん。少しばかり不安な秋田の朝だった。

             そのD法体の滝へ
交通
  和滝  最寄ICは山形自動車道酒田みなとIC。県道59号を経て国道344号に入り、真室川町方面に向かう。
和滝橋の左がわに落ちている。道路の上に橋の名まえと川の名まえが書いてあるので、見落とさないと思う。橋のたもとから旧道に入って行くと直下に出られる。

その他の国道344号の滝たちの書いてある案内図は、青沢という集落の酒屋さんの手前にある。

2007年GW鳥海山周辺の滝めぐり@「十二滝」
2007年GW鳥海山周辺の滝めぐりA「一の滝、二の滝」
2007年GW鳥海山周辺の滝めぐりB「玉簾の滝」
2007年GW鳥海山周辺の滝めぐりD「法体の滝」
2007年GW鳥海山周辺の滝めぐりE「奈曽の白滝」
2007年GW鳥海山周辺の滝めぐりF「元滝湧水」

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