その@蔵王エコーラインの滝へ2007年初秋の南東北AそのB姉滝、妹滝へ
   秋保大滝と周辺の滝 





秋保大滝
とにかく大迫力である。
名取川本流が55メートル落下するのだから
それはもう、すごいの一言。



大きさ比較。
手前に撮影中のダンナ。
角張った巨石がゴロゴロしている。
滝のすぐ前に屏風状に岩盤が張り出していて、
水しぶきがそれに反射して舞い上がる。



落ち口。
人面岩発見(笑)
どこにあるか探してみて〜。



滝つぼ。
この水量を受け止めているわりに
静かな表面だ。




秋保大滝のすぐ右手の沢の滝。
すごく綺麗な分岐瀑。
秋保大滝のついでに見てください。
ただし、岩に登る際は気をつけて。





すだれ滝
ある意味、鑑瀑料が一人200円の滝。
それだけの価値があるかどうかは個人の判断。
秋保大滝のすぐ上流なのに、
表情が全く別の清かな滝だ。
すぐ下流にも同じような水流がある。
2007/9/15   秋保大滝(落差55m)
           すだれ滝(落差3m)
         
秋保大滝へ行ったのは、1999年。実に8年も前のことである。
滝をめぐりはじめてほどない頃のことで、デジタルカメラさえ持っていなかった。つまり、ホームページを開設する前のことなのである。
そんなわけで、記憶も薄れがちなままカーナビに案内されて県道62号線秋保街道を山形方面に向かって走って行った。
すると、普通ならカーナビは62号線上にある大滝不動尊の滝見台のある場所を案内するんじゃなかろうか、と思うのだが、うちのカーナビ「じゅごん」ちゃんは、62号から右にそれた道に案内した。つまり、秋保大滝の下流にかかる橋の袂の駐車場である。
最初からそこを案内されちゃったら、もう滝見台は無視して滝下に行くしか無いでしょう。
と、いうことで、10台ほどとめられる駐車場がほぼ満車だったのだがなんとか端っこに駐車して歩き出した。
暑い。9月も半ばだというのに、ものすごく暑い。
ゆるゆると下って行った遊歩道がしまいに急な階段になって川に向かって下って行く。時間にしてほんの3〜4分なのだが、いつまでも下っているように思える。
    
   
遊歩道の様子。帰りが辛い。
やがて河原に到着。
駐車場の様子から人も多いと思っていたが、滝前のそれほど広くない岩にたくさんの人が座って滝を眺めていた。
夏の豪瀑というのは、さらっと見るだけでなく、腰を落ち着けてゆっくり眺めていたいものなのかもしれない。
  
滝前の様子。人が多かったが、岩に隠れているのよ。

  
下流。上の方に自動車で渡った橋が見える。
人の視線の先に本当に何もかもを砕くばかりの水量の秋保大滝が落ちている。
水しぶきが滝と同じくらいの高さまで舞い上がり、それが時折風に乗って降りかかって来る。実に気持ちいい。
我々も撮影がてら少しだけその場にいたのだが、ちょっと気になる滝があった。
それは、秋保大滝への遊歩道で下りるとぶつかる、向かって右側から合流する沢の流れだ。どう見ても滝になっていそうなのだが、岩があって遊歩道からは見えない。
遊歩道からそれて、覗き込むと、10メートルくらいのいい流れだ。ただ、やっぱり岩や流木があって全貌が見えない。ダンナがするすると登って行ってしまった。
私は靴が滑りやすいので見たいがやめておいた。あとでダンナの写真を見ると、あらまあ、なんて綺麗な分岐瀑でしょう。無理やりでも自分の目で見ておけばよかった。
  
枝沢の滝を撮影するダンナ。滝は見事に見えない。
そこからまた遊歩道を登って戻る。
この戻りが真夏には辛かった。ホントに5分くらいでしかないのか、と思うくらい息の切れるのぼりである。どうも階段の幅がまちまちなのが疲れる原因らしい。駐車場にたどり着いた時には汗まみれ、息も切れ切れだった。

さて、秋保大滝の上流にはすだれ滝という滝があるはずだ。
それは、大滝植物園内にあるというので、そちらに向かう。大きなお土産屋などがあり、バスやら自動車やらでものすごく込み合っていたが、大滝植物園そのものは閑散としていた。入園料大人一人200円也。お金がいるのか〜。そりゃ、閑散とするわなぁ。
しかし、すだれ滝は見てみたかったので、植物はどうでもいいとして(←こらこら)入園料を払って植物園内へ。
(余談だが、あまりに暇だったのか、受付のおじいさんたら、昼寝してました。そのまんま通り過ぎればよかった。)
最初から広い道を行けばいいものを滝に近そうだということで細い道を進んだら、結局遠回りをして、なんとか滝見台まで行った。
ちなみに、遠回りをしたおかげで植物園を隅まで見れたのだが、そんなに珍しいものが色々ある植物園ではありませんでした。整備はしていたけど。
  
植物園で一番印象的だった植物、いや、菌類(笑)

  
案内版がしっかりある。
すだれ滝は、小振りの吹割の滝といった感じだ。滝見台から一つの流れが見えるが、その下流にも同じような流れがあった。
そちらには柵を越えて近づくことができそうだったが、よく整備された公園でそんな真似はしてはいけない。
木々の間から見える下流の滝は写真にも撮れずに惜しい思いをしたが、諦めて植物園を出た。

次は、このまま秋保大滝の落ちる名取川を上流にたどり、姉滝と妹滝、時間をはかって、さらに上流の白糸の滝か少し歩く白滝のどちらかを選択する予定だ。
すでに2時をまわっているので、急ぐ必要がある。
汗を拭き拭き、自動車に乗り込んだ。

   そのB姉滝、妹滝へ
交通
  秋保大滝  最寄ICは東北自動車道仙台南IC。国道286号を経て県道62号二口(秋保)街道に入り山形方面に進む。秋保温泉などを通り過ぎると、右側に秋保大滝レストハウスがある。ここから滝見台に行けるが、上記のレポートの遊歩道から滝に近づくには、レストハウスから仙台方面に戻り最初のT字を左に。すぐに名取川を渡る橋になるが、これを渡って右側のたもとに駐車場がある。遊歩道は道の反対側。歩いて5分で滝だが、けっこう急な階段だ。
  すだれ滝  上記、秋保大滝レストハウスの一番端っこにある秋保大滝植物園内にある。植物園は入園料大人一人200円。入り口から5分強で行ける。

2007年初秋の南東北@蔵王エコーラインの滝(三階滝他)
2007年初秋の南東北B姉滝、妹滝
2007年初秋の南東北C鳳鳴四十八滝
2007年初秋の南東北D鳴子付近の滝(白糸の滝、不老の滝)
2007年初秋の南東北E白糸の滝、七ツ滝

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