そのB姉滝、妹滝へ2007年初秋の南東北CそのD鳴子付近の滝へ
   鳳鳴四十八滝 



鳳鳴四十八滝
一番下の段である。
これだけで充分な大迫力だ。
広瀬川本流がぎゅっと幅を狭めて
一気に流れ下る。
惜しいかな、見下ろす角度でしか見られない。


落ち口。
上の滝つぼとおぼしき場所に
上の滝の水流がわずかに写っている。
どうなっているんだ、この滝の上は。


滝つぼ。
あまりに水流が豪快すぎて、
滝つぼの青ささえ見えない。
ちなみに水はものすごく綺麗だった。



こちらは、上流がわ。
色々な写真集で紹介されているのは、
こちらがわである
丸いつぼを持った滝がいくつもつらなり、
表情豊かだ。



晴れていたら、この奥に山が見えて
素晴らしい景観になるはず。
紅葉の時などは絶景だろう。



本流の滝なので、意外にも
男性的に落ちている。
岩肌もゴツゴツだ。
2007/9/15   鳳鳴四十八滝(落差30m)
         
姉滝、妹滝でジタバタとしてしまったので、ここはさらりと流したい。
鳳鳴四十八滝。と、名まえはものすごくたいそうな名まえである。
写真集にはそうあるのだが、手持ちの地図ライトマップル東北版にはそういう名前の滝が無い。
あれ、おかしいな、国道沿いの大きな滝なのに、と思っていたら、地図には「不動滝」と乗っていた。
なんでまたこんな立派な名まえになっちゃったのかと言えば、この不動滝のほかにも広瀬川中流の渓谷にはいくつもの滝があってその総称らしい。と言っても、不動滝の他には滝の案内が見当たらなかったし、不動滝にも他の滝の地図も無かった。ちょっと不親切である。
ただ、この広瀬川は、川全体が名水百選に指定されている川なので、広瀬川にターゲットを絞って、下流から上流全体を滝を拾いながら探検してみるのも一興かもしれない。
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申し訳ありません、その後国土地理院HPの地図で調べてみたら、不動滝というのは、仙台ハイランド方面から広瀬川に流れ込んでいる沢に落ちる滝であって、国道48号からすぐ行ける滝とは別の滝らしいです。そちらの沢の方には行っていないので、不動滝がどんな滝かは確認できていません。が、だいたいの滝の写真集などでは、我々の見た鳳鳴四十八滝を不動滝、または不動滝とも呼ばれると紹介してあります。
我々の見た鳳鳴四十八滝は、広瀬川本流の滝です。
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姉滝から仙台方面へと戻って、国道457号、48号と経由して、JR山仙線と平行して山形方面に向かって走る。西仙台ハイランド駅というのがあって、そのすぐそばに看板が出ているはずだ。
探すまでもなかった。左がわにものすごくドデカい看板が立っていた。駐車場もものすごく広い。広すぎる。1台も自動車がとまっていない。
  
この写真は駐車した場所から仙台方面を向いて撮影してます。
いや、待て。この駐車場の向こう側にとても立派な蕎麦屋さんがある。そっちには数台自動車がとまっていて、この駐車場はどうもその蕎麦屋さんのものっぽい感じもする。
だが、蕎麦屋さんの建物のほかに、ちょっと立派なバス停みたいな休憩所もあって、ご自由に休憩してくださいとの貼り紙もある。
つまり、やっぱり鳳鳴四十八滝の駐車場なんだ、ここは。と、無理やり納得して、自動車をとめた。
やっぱり、何も食べないのに蕎麦屋さんの駐車場にとめるのは気が引けるじゃないですか。
とにかく自分を納得させる理由をつけて、休憩場所の隣にある看板の矢印に向かって歩き出した。
  
右の建物がお蕎麦屋さん。矢印の通りに進む。

  
古いドライブインの裏手に出ると道は二手に。右が上流。左が下流。
徒歩5分だったっけ、手書きで書いてある看板で、矢印の先の小道は蕎麦屋さんの裏を通って、国道48号の廃業したらしいドライブインの裏手に行った。なんだ、ここの駐車場に止めれば近いうえに後ろめたさもなかったのか。
そこから不動様らしい小さな祠を右にみながらまっすぐに進むと、おお、見事な直瀑が落ちていた。ものすごくでっかい滝じゃないの。
ただ、見下ろす感じになるのが惜しいといえば惜しい。
なんだ、鳳鳴四十八滝ってば、もっと穏やかな女性的なイメージがあったけど、こんなに堂々とした男性的な滝だったのね。
などと思いながら撮影。
どうもこの直瀑の上にも滝があるらしいのだが、滝つぼに落ちる水の白さしか見えずにちょっとストレスだ。
撮影し終わったあとに、滝見台が思いのほか広いことに気がついた。
不動様の祠の裏側に回る感じで上流方向にも滝見台がある。
そちらに行くと上の滝が見られるかしらん。
それくらいの気持ちで歩いて行くと、あらららららら〜、こっちのほうが主役じゃなのよ、という見事な段瀑が続いていた。
写真集などで見るのはこちらの図である。どうりで女性的だったはずというイメージがあったわけである。
いや、気がついてよかった。危うく主役を見ずに帰る所だった。
ここでもゆっくり滝を堪能して、駐車スペースに戻る。
もう午後4時をまわっていて、これから東鳴子に向かうとほとんど真っ暗だ。
今日のところの滝めぐりは終了にしよう。
あとは、明日、鳴子の滝と山形の滝である。お天気が持てばいいんだけど。

    そのD鳴子付近の滝へ
交通
  鳳鳴四十八滝  最寄ICは東北自動車道仙台宮城IC。国道48号を山形方面に向かって走る。平行して走るJR山仙線の西仙台ハイランド駅のすぐそば、左側に本文の写真のようなでっかい看板があるので見落とさない。
が、この看板のあるお蕎麦屋さんより少し先にもうちょっと小さい駐車スペースがあるので、そちらのほうが近い。
駐車スペースからすぐ。

2007年初秋の南東北@蔵王エコーラインの滝(三階滝他)
2007年初秋の南東北A秋保大滝周辺の滝
2007年初秋の南東北B姉滝、妹滝
2007年初秋の南東北D鳴子付近の滝(白糸の滝、不老の滝)
2007年初秋の南東北E白糸の滝、七ツ滝

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