2019年No.1
称名滝

2019年のナンバーワンの滝を選ぼうとして、ハタと困った。
無い。
なにせ、百選の滝を訪問していない。県外の百選で唯一行けた滝が称名滝である。
いや、百選の滝でなくても、その年の一番の感動を与えてくれた滝をナンバーワンとしたいのだが、我々の感性が鈍ったのか、とんでもない気象のせいか、今一つ2019年はこの滝に行ったのだ、というのを思い出せないのである。
それでも、称名滝はさすがに日本一の落差を誇る滝だ。
訪問した日は最高気温が40度を超える地域もあったとてもつなく暑い日だったが、滝前は本当に涼しかった。
大汗をかきながら駐車場から坂道を登る観光客のみなさんに思わず仲間意識をもってしまった猛暑の日。
それも含めて、2019年のナンバーワンは、称名滝に決定である。

2019年に巡った滝たち
百選の滝
  鈴ケ滝(新潟県)
  苗名滝(新潟県)
  称名滝(富山県)

いや〜、2019年はホントーに百選の滝に行っていない。
別に意図して行っていないワケではなくて、結果的に行かなかっただけだ。
多分前年に本州の百選の滝をコンプリートした反動だと思う。
行っていない百選の滝が遠方しか残っていないこと、再訪したい百選の滝を選びきれないこと、等々、理由はあるにしても、これじゃあダメじゃん、のレベルである。県内の百選さえ全部行っていないし。
しかし、実は2020年は諸事情により、緊縮財政を余技なくされている。
選びに選んだ百選と、せめて県内の百選は全部行っておきたいものだ。

 
  いつも美麗な鈴ケ滝さま。

  
  初夏の苗名滝は、豪快だ。


  

新潟県の滝
  雷岩の滝(仮)(新潟市)
  大谷ダムの滝(仮)(三条市)
  どっぱら清水の滝(五泉市)
  鈴の小滝(村上市)
  大尾不動滝(阿賀町)
  本城の滝(魚沼市)
  浜滝(長岡市)
  白玉の滝(新潟市)
  善根不動滝(柏崎市)
  視後平滝(五泉市)
  視後平夫婦滝(五泉市)

今年はけっこう県内の滝に行ったような印象があったが、列挙してみると例年並みの数である。
新潟県の滝のエキスパートを自負している身としては実に少ない数だけど、行ける日は限られているし、天候にも左右されるし。しくしく。
そんな中、あらまあ、こんなところにきれいな滝があるじゃないの、と発見させてくれた大谷ダムの滝(仮)は、収穫だった。
小雪の冬にしか行くことのできない視後平滝に再訪できたのもよかった。

  

  こんな近くにこんな滝があったのね、とびっくりの大谷ダムの滝(仮)。

  

  いい滝です、視後平滝。ヒルさえいなきゃね〜。

  
  こちらも美瀑、視後平夫婦滝。

他県の滝
  箱瀬の滝(長野県)
  三滝(長野県)
  
逢瀬の滝(群馬県)
  九十の滝群馬県)
  小豆の滝群馬県)
  蛇木の滝群馬県)
  番所大滝長野県)
  善五郎の滝(長野県)
  象ケ滝群馬県)
  三段の滝群馬県)
  萱滝(山形県)

  達沢不動滝福島県)
  常虹の滝富山県)
  澗満滝長野県)
  飯豊大滝福島県)
  長滝福島県)
  三階滝(福島県)

  玉簾の滝山形県)
  開運出世の滝(山形県)
  奈曽の白滝(秋田県)
  

県外の滝は、氷瀑狙いの滝か桜ついでの滝か、ここ数年来、ここに行きたいのだと切望して行った滝はない現状である。
それでも、氷瀑狙いでなければ足が向かない小豆の滝や桜ついででなければなかなか行けない萱滝など、初めて行く滝に感動を覚えた。
これだから滝めぐりはやめられないよな〜といったいい滝が日本中のあちこちに隠れているのだと実感できる。
いろいろと理由をこじつけるのも一つの手段として、これからもたくさんの滝を見て行きたい。

  
  美しい氷が落ちていた九十の滝。

  

  雪解けの萱滝は豪快だった。


  
  山の冬を甘く見た三階滝。

  

2019年の印象に残った滝たち
ダンナとRそれぞれの印象に残った滝を5つピックアップしました。
紹介する順番はけして上がより印象が深かったわけではありません。
写真をクリックすると、レポにとびます。

ダンナ編 R編


称名滝

落差日本一。1年で10センチ後退していると
きいたので、確認してみたかった。。


称名滝
ひっさしぶりの日本一の滝。
隣の県なのに、なかなか行けないです。


不動大滝
久しぶりのダイナミックな滝姿を見たかった。


不動大滝
この滝の遊歩道がこんなに紅葉が
綺麗だとは思わなかった。秋にオススメ。


飯豊大滝
秘境感のある滝で
滝テラスで昼食をしたかった。


飯豊大滝
最近、長時間歩いて滝に行くことが
少なくなったので、印象深いです。


玉簾の滝
一年の締めくくりに丁度いい規模の
滝と思ったが・・・


小豆の滝

完全に氷瀑にはなっていなかったけど、
いい氷瀑を見たな〜という印象です。。


奈曽の白滝

前回の雪辱を果たせた。


奈曽の白滝

まさか滝前まで行けるとは思っていず、
すぐ目の前に滝が見えたのには感動でした。



宿題の滝
2019年までに行きたいのに行けなかった滝等をピックアップ。
 新潟県内の滝
  七滝       内の倉ダムの上流にある滝。だれか、情報ください〜。
  苗名滝上流の滝  2009年に行くつもりだったんだけどな〜。
  惣滝のそばの雪解け滝  スノーブリッジが怖すぎて。
  その他、まだ見知らぬ滝たち


 新潟県外の滝
  そりゃ、まだ行ったことのない百選でしょう。まだまだたくさんあります。

この項目、ここ数年ひとつも変化ありません〜。今年もやっぱり変化ありません〜。

  


2019年滝めぐり総括

2019年は、今一つ滝めぐりに情熱を注げない1年だった。
なぜそんなことになったのかといえば、昨年怒涛の勢いで本州の百選の滝をめぐり終え、なんだか一安心してしまったのだ。
あとに残るのは九州と四国の滝たちで、どちらも我々の住む新潟から行くには遠すぎる。
かなりの覚悟と暇と資金がなければ行けない滝たちだ。
ま、ここでひと段落終えましたかね、と、縁側でお茶をすすっている気分である。
いや、いかん。今行かなければ見られない滝になってしまう滝も今後出てくる可能性もある。
というのも、気象が荒い。
集中豪雨や爆弾低気圧、とんでもない猛暑、雪の積もらない冬。
台風に地震。
滝がずっと滝であり続けることが困難な地球になりつつある。急がねば。
さらに、我々も体力も記憶力も少しずつ衰えてきているのを実感している。
というのも、2019年に再訪した滝の中で、あれ、こんな道通ったっけと、すっかり道順を覚えていない滝だらけだったのだ。
群馬の三段の滝に至っては、最後の最後まで訪問したことすら忘れていた。まずい。
体力どころか、記憶力までなくなってしまったら、本当に残された時間はない。
無謀な挑戦をするのは考えものだが、体力の効くうちに、訪問が困難な滝に行っておかないといけないし、記憶力がまともなうちにしっかり記録しておかなくてはならない。
2020年、新しい10年が始まる。
自身の体力と記憶力に挑戦しつつ、あきらめることなく前進して行きたい。
ああ、滝めぐりだって、単なる道楽じゃないんだなぁ。
自分を磨く挑戦なんだなぁ、と、これからの目標を得た2019年であった。
  

  
  気温40度近くある中、こんなに遠かったっけとすっかり行程を忘れていた称名滝。

    
  三段の滝に至っては、行程どころか、来たことすら忘れて、新しい気分で訪問。とほほ。

  
  変化といえば、赤城の不動滝のすぐ近くに大きな橋ができていたのにはびっくり。不動滝、歩かずにみられる滝になります。

  
  12月に行って、積雪していたのに、その雪の上に熊らしき足跡があった安達太良山。三階滝は冬に行くもんじゃないです。



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