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見帰りの滝





見帰りの滝
午後の光で虹を見せてくれた。
これは滝前の橋から撮影したもの。
滝を右から左から見て回れるのは、
滝好きには嬉しい限りだ。


滝を含む空間。
何よりも青空がすごかった。
真っ青。
午後3時半頃には滝すべてに
日光が当たる。


これは下流の橋から見た図。
滝の落差がよく分かる。


見えづらいが、
見帰りの滝と書かれた看板もある。


これは左岸がわにある
日本の滝百選についての説明盤。
見帰りの滝についての説明じゃなかった。


大きさ比較@。
写真を撮影してるのは私。


大きさ比較A。
ダンナが滝前の橋から
滝を撮影中。


右岸がわの岩盤には別の細い流れがあった。
大雨の後などには、
もしかしたら幅の広い滝になるかも。


滝つぼ。
さすがに広い。


というか、滝前から見えた
きゅっと曲がった部分。
よくあれだけの水を受け止めて、
岩盤が崩れたり掘られたり
していないものだ。



2024/4/27  見帰りの滝(落差100M) 佐賀県唐津市

なんとか無事に九州最初の滝を見終えて、次に目指すのは同じ唐津市の見帰りの滝である。
ここではお楽しみがあった。
もう何年も会っていない滝仲間なんちゃんと会う約束をしているのである。
なんちゃんは以前は埼玉県に在住していて、付近の滝や山でさんざんお世話になった滝巡りの恩人なのである。長崎の故郷に帰ってしまい、本当に会えなくなった。
久しぶりの再会だ。
こんなことができるのも滝巡りの楽しみなのかもしれない。
さて、見帰りの滝である。
レンタカーのナビに見帰りの滝と入れてみても、相変わらずでない。
仕方がない、住所で入れよう。なになに、「相知」? 読み方はなんだろう。
そうち、で入れてみる。無い。
あいち、で入れてみる。無い。
万事休す。
その場の交差点に書かれていた文字で知ったが、「おうち」と読むそうな。読めるか〜っ。
読み方が分からない、間違っている、とすると、ナビでは探せないと痛感。
手元のとんでもなくおおざっぱな地図で、とりあえず最寄りのJRの駅の名前をナビに入れ、近くまで行くことにした。
行ってみて、なんとか相知と書かれた交差点を発見。
あとは案内標識がありましたよ。よかったよかった。
あ、よくなかった。
なんちゃんとは見帰りの滝の駐車場で待ち合わせになっていた。
だいぶ前の段階で駐車場で待っていますと連絡が来ていたので、すでにいるはずである。
だが。
駐車場に到着したのに、そこには自動車が一台もなかった。
見帰りの滝への道は伊岐佐川を左に見ながら走るのだが、その伊岐佐川を渡る手前に駐車場があるのである。バス停などもあり、白木橋の手前にはちゃんと「見帰りの滝駐車場」と書かれた案内もある。
ここだと思うじゃないの。
なんちゃんがいないので、慌ててスマホで連絡を取ろうと思ったら、なんと圏外。
スマホがつながらない。
どういうこっちゃ。
しばらくウロウロして、橋を渡り、遊歩道入り口と書かれた看板まで行ってみたが、そこには駐車場はない。

  これが下流の遊歩道入り口。色々名所があるらしいが、説明の文字がすっかり薄れて読めなくなっていた。

うーむ、困った。
どれほど困っていたのか、橋を渡った先にも道路は続いていて、その道路の上から宅配便の自動車が来たので、むむ、この先にも何かあるんだな、ということになった。
とにかく行ってみよう。
行ってみたら、ありましたよ、ちゃんとした駐車場。
なんだったのよ、あの橋のたもとの駐車場は。

    
  
ちゃんとした滝近くの駐車場。。左が道の突き当り。左上にUターンする感じで駐車スペース。

そこにはちゃんとなんちゃんがいて、懐かしい笑顔で出迎えてくれた。
どうでもいい勘違いでなんちゃんを待たせてしまったので、積もる話は後回しにして、とりあえず滝に向かう。
滝の近くに出る道もあるけれど、下流の方から行きましょうとなんちゃんが案内してくれた。
とはいえ、それほど遠回りをするわけではない。
まず橋で川を渡るが、ここからも滝が見える。
落差を一番感じるのはこの場所から見る滝だ。
この滝はあじさいで有名らしく、川を渡ってあじさいの並ぶ遊歩道を歩いて行く。
惜しいかな、あじさいの花はまだ小さな緑色の蕾でしかない。
代わりにツツジが真っ赤な花を咲かせていた。
蝶好きのダンナは吸蜜に来たミヤマカラスアゲハにひっかかったりして。
そのツツジごしに見帰りの滝が見えていた。

    
  下流がわの橋から歩き始める。

    
  
色々蝶や花があったけど、名物の紫陽花にはまだ早かった。

    
  遊歩道を通って、滝に近づく。

こりゃすごいや。落差100メートルというが、ここまで近く来てなお大きさ高さが分かる滝はそれほど多くない。
午後の真っ青な空と、陰ることのない太陽の光をすべての流心に浴びて輝いて見える。
滝つぼ近くまで行くこともできるし、滝つぼ前の橋を渡って右岸がわから滝を見ることもできる。
ちょうど午後の太陽光を受けて、滝つぼに虹が出現していた。
なんだか祝福してくれているように思えた。

    
  
滝前の橋。水量が多いと水没しそう。右は滝の右岸がわの岩盤にあった、たぶん不動様。

    
  とにかく、たくさん飛ぶ昆虫がいましたよ。

    
  この階段を登るとすぐに駐車スペース。

さんざん滝を堪能して、右岸側の階段を登って、売店のすぐ横に出る道で駐車場に戻る。
このままお別れするのもなんなので、なんちゃんとお茶でもしようか、と飲食店を探すが、滝の近くにはなく、なんちゃんの提案で道の駅厳木(きゅうらぎ)(読めません〜っ)に行くことに。
ところが、道の駅あるあるで、午後5時には飲食店は閉店してしまう。
こうなったら自動販売機のコーヒーでベンチでおしゃべりか?と思ったが、キッチンカーがあった。
凍らせた生のいちごにミルクを入れたいちごミルクが売っている。600円だったかなぁ。
いいおじさんといいおばさんの3人でかわいいいちごミルクを手にベンチで会えなかった年数の話をしばらくした。
話は尽きなかったが、我々も宿に行かなくてはならない。
宿に到着予定は午後4時、とかにしていたので、電話を入れて現在位置を言う。
宿は筋湯温泉。
名残惜しいが、なんちゃんとはここでお別れした。

    
  
道の駅厳木。牧瀬ICのすぐそばにあって利用しやすい。右がいちごミルク。美味。

  本日の御宿は、筋湯温泉「旅の宿山椿」。予定より遅くの到着になることを連絡したら、その時間に合わせて鉄釜炊きのきのこご飯を炊いてくださって、炊き立てを食べられた。
一日2組限定、貸し切りの内風呂と露天風呂。豊後牛ステーキ。申し分ないどころか、もったいないくらいのとてもいいお宿でした。リーズナブルな宿を探してたまたま予約できたのがここで、ご夫婦で営まれている心づくしの宿でした。大当たり。

    
  これ、夕食。みんな作りたて。右が鉄窯のきのこご飯。炊き立て。

    
  これ、朝食。右はおかみ手作りチーズケーキ。も、最高。
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交通
  見帰りの滝  最寄りICは、西九州自動車道唐津IC。ただし、我々はナビに連れて行ってもらったので、正確かどうかわ分からない。インターを出て、県道40号浜玉相知線を左折。相知方面に進む。
ちなみに、相知は「おうち」と読む。
相知地区に入ったあたりで、頭上に伊岐佐ダム、見帰りの滝と書かれた案内表示があるので、その通りに左折。
あとは道なりに進めばよい。
途中、伊岐佐川を白木橋という橋で渡るのだが、その手前にも見帰りの滝駐車場、という駐車場がある。
しかしここは、かなり下流の遊歩道を利用して滝に近づく人のための駐車場らしい。
滝前に行くには、白木橋を渡りさらに登って行くと、ほぼ突き当りにちゃんと駐車場がある。
滝前までは整備された遊歩道ですぐだ。
サンダルでも十分に行ける。

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