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猿尾滝 



猿尾滝
ほぼ滝の直下から撮影。
長い猿の尻尾が伸びている。


こちらがほぼ正面からの猿尾滝。
上段39メートル、
下段21メートルだそうだ。



大きさ比較。
と言っても、ちょっと滝まで距離があるので、
それほど参考にはならない。



遊歩道の入り口付近から見た滝。
ここまで下がると、上段のほうが落差があると
初めて分かる。
全体を見るなら、もう少し葉っぱのない
季節のほうがいいかも。



下段滝つぼ。
樋状になっているためか、
滝つぼも浅くて狭い。



上段から下段への流れ。
末広がりの滝がきゅっとすぼまって
下段になる。



上段の流れ。
これだけでも、充分に美しい。



落ち口。
この最上部の部分だけでも
遠くから見ると
かなり落差がある。



ぞろぞろ並んでいる石仏。
横向きで手を合わせているように見えるけど。



上段の滝つぼ。
右下に撮影中のダンナ。
滝と人の距離はこんな感じ。

2009/5/4   猿尾滝(落差60m)     兵庫県香美町

さすが百選の滝であると「天滝」を見て感動し、その感動のまま猿尾滝に向かうことにした。
地図上で言えば、北に向かえばすぐに猿尾滝なのであるが、道が無い。結局県道を和田山方面に戻って、樽見の大桜で有名な樽見を通って琴弾峠のトンネルをくぐって国道9号に入った。
そういえば、樽見の大桜の看板の前を昨日から何度も行ったり来たりしている気がする。この桜も国の天然記念物の立派な桜らしいのだが、まだ見たことがない。ぜひとも一度見てみたいものなのだが。
さておき、国道9号に出たあとは、ほぼ道なりである。
一桁の国道にしては珍しいだろうループ状にまわって高度を上げる場所などがあり、なかなか面白い。
思ったより時間もかからずに、30分弱で猿尾滝に着いた。
午前10時に到着で、それほど見学者もいないだろうと思っていたら、駐車場にはかなりの数の自動車が駐車していた。しかも、お土産を売っているらしい売店では、なんだかお祭りっぽい感じで人が呼び込みをしている。
いらっしゃい、いらっしゃいと呼んでいるが、それには目もくれず、とにかく滝に行くことにした。
行く、と言っても、そこから徒歩20歩ほどですでに滝の落ちる川だった。
え、ここかい?と、見事に拍子抜けした気分だ。
  
猿尾滝の駐車場。

  
猿尾滝入り口。

  
遊歩道。

  
すぐに滝が見える。
川を右に見ながら、整備された遊歩道を歩く。
遠くに緑に縁取られた滝が見えた。
細身の優美な滝である。滝前まで2分。あっと言う間に滝下に来てしまった。
これが猿の尻尾に例えられる滝か。と、下段の滝を見る。
しかし、待て、ニホンザルは尻尾は短いでしょう〜。いったいどこの猿の尻尾なのよ。
そういう茶々はさておいて、よくよく見れば上の段にも行けるらしいので行ってみることにした。
  
川沿いが下段への道。階段は上段への道。

  
上段へはゆるやかに登る。
それほど苦労もせずに、遊歩道の延長といった感じで上の段まで行くことができる。
ここまで来ると、下から見るのとはまた違った表情で滝を見ることができた。
下段の樋状の滝とはうってかわって、分岐した姿の美しい滝である。
パンフレットによれば、この分岐のデコボコを自然の石仏、と言っているようであるが、だとすると、いったいどれだけの数の石仏がこの滝に打たれていることやら。
うーむ、突っ込みどころが多い滝だ。
滝を堪能し終えて、駐車場に戻ると、またしてもいらっしゃいいらっしゃいと手招きされた。今日だけ、あるだけ、無料だよ、と言う。
無料の言葉に反応してしまった。
どうやらあったかいそうめんを観光協会の人がふるまってくれているらしいのだ。
ちょうど小腹も空いたことだし、ありがたくいただくことにした。
野菜たっぷりの味噌じたてのあったかいそうめんである。美味しいうえにヘルシーなうえに、無料。いや、ほんとうにありがたかった。いったい何の行事でふるまっていたのかは不明。運がよかった。
  
猿尾滝と書いたTシャツのご婦人がた

  
いかにも手作りの美味しいそうめん。
これでエネルギーも補充された。
さて、次なる滝に向かおう。


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交通
  猿尾滝  播但連絡道路和田山ICから国道312号を経て国道9号に出て鳥取方面へとひたすら走る。途中、道路がループ状になっていたりする。
道の駅ハチ北を通り越して少し走ると右側に猿尾滝への県道の入り口がある。
思っていたよりも細く、家の建て込んだ場所が入り口なので注意が必要だが、案内看板はしっかりしているのでぼんやりしていなければ見落とさないだろう。
県道に入ると、農道のような細い道になり、やがてトイレなどがある駐車場が右側に出てくる。
滝は、ここから5分も歩かない。
上段に行くつもりであればサンダルでは無理があるかもしれないが、気楽に見ることができる滝である。

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